今日のエンドロール

10点満点の採点つきで年間約120本。観る前も観たあともクスッと笑えるレビューをお届けします。

プリンセス・トヨトミ 6

2011-05-30 21:10:43 | ノーヒットノーラン
いわば、設定負け。
大阪城の地下に議事堂があって、大阪国が独立を企んでいた…ワクワクする設定のファンタジーだ。ならばしっかり作りきってくれたら楽しめたのに、ストーリーや舞台に粗が多すぎて、せっかくのいい話が台無しになっちゃってる。中途半端にどこで撮ったかわかるから移動の矛盾が気になるし、そこを走り回る綾瀬はるかのオッパイはもっと気になる。いや、ファンタジーって「この世界はこういうところなの!質問は受付けません」と言い切る強さが不可欠だなぁと改めて感じた。これならパチもんの「さらば愛しの大統領」の方がウケると思うわ。
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パイレーツオブカリビアン生命の泉 5

2011-05-27 00:10:24 | ノーヒットノーラン
山田洋次さんは偉大だ。
撮影期間に制限があるハリー・ポッターと違い、ジョニー・デップさえ押さえればしばらく続けられそうな「ハリウッド寅さん」の第4弾。適当に謎と敵を作って海で暴れりゃ、観客は満足しそうな純粋娯楽作品なのに、あんなにダラダラして矛盾だらけじゃあかんやろ!海でのシーンは数えるほどだし、後半はほぼインディ・ジョーンズ。物語を伝えたいという意欲をカネのために作らねばという現実が軽く乗り越えていくとこういう無難だけど、ヒネリのない作品ができちゃうんだろうな。まあ万人向けって、そういうことなんだろうけど。
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少女たちの羅針盤 4

2011-05-18 21:04:00 | ノーヒットノーラン
謎よりも謎が多いわ、これ。
福山市が地元の映画作りたかったんやろな、ベテラン監督とプロダクションにお金払って作ってもらったご当地映画。成海璃子ちゃんが出てるから見に行ったようなもんだけど、まあ脚本がひどい。多少無理はあるけど、女子高生4人の劇団ってのはまだ許そう。彼女たちにちょっと男と地元の名所を絡ませて、櫻の園的な文化部青春物語で終わらせておきゃよかった。でも何?あの5流ミステリー。劇中に設定ででも人気劇団を入れ、あんだけ公演シーンを使うなら、そっちの内容もちゃんとしてほしかったし、キャラクターも中途半端な見せ方で、そっちの方が謎のまま終わった。で、戸田菜穂がやった顧問は何がいいたかったの?
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大木家の楽しい旅行新婚地獄篇 5

2011-05-16 20:58:04 | ノーヒットノーラン
なんでやねん!
最初から最後まで物語全てが矛盾の塊。どんなに不自然な設定でも、誰かが「○○です」と言い切り、主人公が納得したらそれが劇中では当たり前になる不思議さ。それを積み重ねると地獄だって作れちゃう…誰があれは違うって言い切れる?
そんな強引だらけの世界にはじめは入り込めなかったけど、飛び込んで身を委ねちゃえば馬鹿馬鹿しくも楽しい2時間だった。一番笑ったのは地獄甘エビの食べ方、一番怖かったのは赤いでんでん。
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キッズ・オールライト 6

2011-05-13 21:23:25 | ノーヒットノーラン
どんな形でもカゾク。
それぞれが精子提供を受けて、子供を産んだレズビアンの夫婦。上の娘が進学のため家を出る直前、生物学上の父親である精子提供者が現れた。それまで普通ではないけど上手くいっていた家族の微妙なバランスに揺らぎが…という話。ひとひねり加えてあるけど、ベースは思春期の難しい子供を抱えた家族の物語。普通に共感できる部分もあったけど、インパクトがあまりなかった気がする。セクシャルな刺激でしか個性をアピールできないなんて、あのイケてなかった娘の友達みたいやん。もっと面白くなる要素はたくさんあったのに。
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ブラックスワン 5

2011-05-11 21:22:58 | ノーヒットノーラン
バレエの映画じゃなくて、映画自体がバレエ。
ナタリー・ポートマンが大役に抜擢され、美しさだけでは演じられない役へのプレッシャーで病んでいくバレリーナを演じる話。今までピュアな少女系ばかり演じてきたけど、それだけではそろそろあかんくなってきた彼女のリアルと微妙にダブる役だ。現実と幻想の境界があいまいで、楽しかったり、スカッとできる話でもないので、物語の気持ち良さを重視する自分には長く感じたけど、「芸術」を理解できる人にはいいのかなぁ。ナタリーがこの作品でオスカーを獲ったけれど、あの程度のエロいシーンとキチガイ役なんて大したことないのに。昨日の小池栄子の方が数段上だわ。
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八日目の蝉 8

2011-05-10 21:22:49 | ノーヒットノーラン
え、男って全然…。
赤ちゃんで誘拐され、4歳まで誘拐犯の女に娘として育てられた大学生が、自分の記憶をたどっていく物語。とにかく女優陣がすごい。永作やベテラン陣はもちろん、井上真央や小池栄子、子役の女の子にいたるまで、迫真の演技。メンツもすごいが、それを引き出す見事な演出だったと思う。出てくるのはひとつの事件から、普通の人生を踏み外してしまった気の毒な女性ばかり。でも、最近よく聞く虐待クソ親のニュースなんかを思いだし、母と子の愛情って何?本当に幸せなのはどっち?いくら偉そうにしていても男には決して立ち入れない母と子の世界について考えさせられた。そこを際立たせるために選び抜かれた男優陣のヘタレぶりも見事だった。まあでも、男ってあんなもんよ(涙)
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岳ガク 6

2011-05-09 23:06:37 | ノーヒットノーラン
山猿って、そのまんまやけど。
マンガ原作の山岳ドラマ。釣りバカならぬ山バカの三歩に教えられ、新米救助隊員が育っていく話。最初の親友の死以来、涙を封印してあっけらかんとしている三歩のキャラクターは小栗くんにピッタリ。長澤まさみも救助隊員のわりに線が細すぎるけど、傷だらけの演技は「よく頑張った」とは思う。ただ挟み込むエピソードが感動させよう、泣かそう、あざと過ぎて醒めてしまう部分が多かった。あと海と山が変わっただけで、盛り上げ方が「海猿」と全く同じってどうなん?あと壮大な雪山バックなのにコブクロの歌が暑苦しいのはなぜ?
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