今日のエンドロール

10点満点の採点つきで年間約120本。観る前も観たあともクスッと笑えるレビューをお届けします。

カラフル 6

2010-08-31 21:10:55 | ノーヒットノーラン
誰のせい?
大人も泣けるアニメの名手の作品だけに期待は高かった。自分の存在の不確かさとか、大人と子供の間にいる微妙さとか、思春期の揺れ動く少年を描いた原作も、終盤説教臭い部分はあったけど、悪くなかった。最悪だったのが声優陣。主人公を筆頭にまるでなってない。ちゃんと出来てたの宮崎あおいくらい。忙しいのかどうかしらないけど、あのテイクを監督がOKしたとはとても思えない。キャンペーンで話題の芸能人を使いたいのはわかるけど、顔の存在感だけで持ってる素人俳優使うと、内容がこんな風にボロボロになっちゃう。あ~もったいない。
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ハナミズキ 3

2010-08-24 21:18:40 | ノーヒットノーラン
あ~あ、やっちゃった。
そうそう、あの頃はさ、毎日鼻垂らして遊んでて。ハンカチなんかないから袖がカッピカピだったなぁ、鼻水期…。そんな下らないダジャレと同じくらいのレベルの話だった。ガッキーと生田くんが進路や環境の違いから遠距離恋愛になっていう設定なんだけど、ここでまさかこれはないやろって展開を全部やっちゃう。いいセリフ吐かせて殺したり、思い出の地に偶然いあわせたり、NGパターンの全部乗せ!だいたい歌の歌詞から好きなのに離れざるを得ない恋人の切ない話だと思ってたのに、結局ただの未練がましい奴らやん。帰りのエレベーターで曲聞いて、何かムカムカしたわ。
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ベストキッド 5

2010-08-19 21:09:15 | ノーヒットノーラン
職権乱用だろ!
昔のシリーズとはあんまり関係なく、北京でジャッキーが少年にカンフーを教える話。なのに原題はカラテキッド。まあ奴らにとっちゃ、日本も中国も関係ないんやろね。ストーリーは元のベストキッドと同じでイジメられっこが技を身につけて立ち上がるベタベタもんなんだけど、少年を演じるのがプロデューサーに名を連ねるウィル・スミスの息子。オヤジのコネでジャッキーにカンフー教えてもらって、多分ギャラももらえるって、どんだけ羨ましいねん!
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十三人の刺客 4

2010-08-18 07:51:49 | ノーヒットノーラン
だからあの人に刀渡しちゃダメだって。
役所広司主演の時代物。簡単にいうと暴君に困り果てた重臣が部下に殿様暗殺を極秘に命令する、江戸時代のテロ映画。役所さんはじめ、そこそこの面子が揃っているので序盤のグロさは我慢して見てたけど、まあこれが何とも…。13人それぞれのキャラクター描写がほとんどない。どんな性格でどんな境遇の男で、どんな理由でそんな無謀な戦いに命をかけるのか?それがわかってこそ戦闘シーンに思い入れができるのにほぼ無し。しかもチャンバラばかり延々続く。序盤こそ計略があったがなぜかすぐそれを捨て、あとはバサッ血がピュー!ばっかり。唯一みどころといえばSMAP稲垣メンバーのキチガイ演技と泥血まみれ顔くらいか。2時間半近く、うんざりして流れてきたエンドロールに「監督 三池崇史」やっぱりか。
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キャタピラー 7

2010-08-17 21:47:07 | ノーヒットノーラン
ファーストインパクト!
寺島しのぶがベルリンで賞をもらった話題作。そんな浮かれた感じで見に行ったら思い切りカウンターを食らいそうな力ある1本だ。見ながら考えていたのは「本音と建前」「生きる意味」の2つ。お国のために全てを捧げて戦った日本人。その行為を侵略だとか狂気だとか言うつもりは全くない。でも当時の人たちが教育と空気でどこまで肉親の死すら喜ばれるという、動物の本能に逆らった行為を収められたのか?そして命という一点のみで社会と繋がっていた「軍神さま」は苦悶の表情の中、何のためにあれほど「生」に執着したのか?物語的にはタイトルのインパクト以上のものはないが、そんなことがぐるぐる頭の中で渦巻いて止まらない。
隣の席の連中みたいなデートには最悪だけど、見終わってからそんなことを語りたくなる作品だった。
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ヒックとドラゴン 7

2010-08-15 19:04:31 | ノーヒットノーラン
これぞ3D!
トイストーリーやアリエッティの影に隠れて目立ってないけど、この夏のアニメで、いやこの夏の映画でベストに挙げてもいいくらいの作品だ。(トイストーリーはこれまでの作品の分、下駄を履いてるから同列ちゃうけど)
貧弱なバイキングの少年が敵であるドラゴンと心を通わせ…的な話ではあるけど、あるあるだけで終わらない物語の広がり、子供向けに見えながら実は深いメッセージ。ドラゴンの背に乗っての飛翔感も抜群だし、3D料金の価値がある作品だと思う。
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ナイト&デイ 6

2010-08-12 21:16:40 | ノーヒットノーラン
いや、よく出来てるけど。
トム・クルーズとキャメロン・ディアスによるおとぎ話。ドキドキする環境だと目の前の相手に恋をしていると錯覚してしまう「つり橋効果」の話だ。訳もわからず危険に巻き込まれ、その度に救ってくれる王子様。一難去って目覚めると違う素敵な街でまた待ってる目眩く冒険…。はいはい、お姫さま勝手に夢見てください、ご馳走さまって感じだ。あれで夢オチとかだったら、ちょっと暴れてるかも。
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トイストーリー3 7

2010-08-08 16:58:09 | ノーヒットノーラン
さすが!の一言。
「本当の自分」に気づいて呆然とするバズに共感し、ボロボロ涙を流した1作目から15年、初めて家族全員で映画を見に行った。
あの冒険の日々から10年以上が過ぎ、アンディが大学に行くために家を出ることになった。いつか来るとわかっていたはずの別れの日に…やはり溢れだす涙を止められなかった。楽しかった子供時代との決別、そして親になったからわかる子供の成長への喜びと寂しさ。色んな要素が見事に絡み合い、いつの時代にどんな世代が見ても楽しめるエバーグリーンな作品が完結したと思う。バズの暴走に爆笑する上の息子と、母親に共感して涙を流す嫁さん、そしてどちらにも関知せず膝の上で眠ってる2歳の息子を見ながら、なんかほっとしたなぁ。
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祝の島 6

2010-08-07 13:16:04 | ノーヒットノーラン
都会の人は背伸びして生活してる気がする。
島のじいさんの言葉が胸に染み入る1本だった。瀬戸内海に浮かぶ祝島という離島。海と山の幸で細々と暮らしていた島に27年前問題勃発。対岸に原発が建設されるというのだ…。カメラが捉えるのはインターネットやショッピングモール、コンビニすらなく、小学校には3人しか子供がいない、都会の人間にとっては「何もない」生活。普段はその中で穏やかに暮らしている老人たちが、それを脅かす原発への反対運動には命をかけて闘っている。都会の人間は混同しがちな、幸せと便利の違い。自分たちや子孫のために本当に守らないといけないもの。エコだとかロハスだとかいうのは大嫌いな人間だけど、そんなことを考えさせられた。今の生活を壊そうとする巨大な力に対し、俺たちはどこまで立ち向かう力があるんだろう?
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ちょんまげぷりん 7

2010-08-03 21:13:45 | ノーヒットノーラン
いやはや、たまげたでござる。
中村義洋監督とはいえ、錦戸亮主演。ぬるいアイドル映画と思ったらさにあらず。侍が現代にタイムスリッブしたという笑いの中にも、シングルマザーの悩みや子供と主人公の交流をしっかり見せる。多少侍の適応が早すぎる面はあるが、初めただの異物だった彼がどんどん現代にこそ必要な存在に変化させていく感じは見事だった。錦戸くんの若侍っぷりもなかなかで、だらだらしたドラマより時代劇の方が合ってるんじゃないかな。まあ唯一気になったのは、凛々しくピンと伸びた錦戸くんの姿勢と対照的に、いつまでもひんまがったともさかりえのアゴくらいだ。
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