今日のエンドロール

10点満点の採点つきで年間約120本。観る前も観たあともクスッと笑えるレビューをお届けします。

椿山課長の七日間 5

2006-11-30 19:08:13 | タイムリーヒット
突然死んだ中年サラリーマンが生前やりのこしたことをするため期間限定で生き返る、ただし全く逆の絶世の美女として。浅田次郎のこの秋第2弾だが期待していただけに肩透かしをくらった。なんか普通にいい話なのだ。逆に言えば驚かされる展開はない。唯一意外だったのは超ダイコンな主演女優の演技が、心は男で体は女というぎこちなさにはピッタリだったところ。そこまで計算してキャスティングしてたなら凄いわ。良かった台詞がひとつだけ「アイツ、いつも空気みたいな存在だったから、いなくなったら苦しくて・・・」ここだけ(涙)。
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ありがとう 8

2006-11-30 18:11:53 | 逆転サヨナラHR
赤井さんのくどい演技、ベタな脚本、ショボいゴルフシーン。そんな欠点なんか簡単に吹っ飛ばすパワーをもった作品だった。CGで再現された震災シーンも確かにすごかったが、もっと大きな人間の力に圧倒された。生きようとする力、生かされた人間の役割、守らなくてはいけないもの。いろんなキーワードを自分にあてはめて考えていたら、涙はでなかったが、無意識に歯をくいしばっていた。独身だった当時とは違う感覚で震災について大いに考えさせられた。この映画、テレビのちっさいサイズじゃなく、劇場でみてほしい。
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電撃BOPのセクシーマザーファッカ-ズに!!3

2006-11-26 14:50:09 | デッドボール
知り合いが何人か出演しているのでレイトショーでみた自主製作映画。正直にいう。辛かった。これまで何本か自主映画は見たことがあるが、ます決定的に違うのは音だ。技術が発達して家のパソコンで映像編集までできる時代なのに、なんでここは進歩せず、ガキの頃カセットテープに吹き込んだみたいな音のまんまなんだろう?あれがちゃんとしてれば、もう少し入り込めたかもしれないのに。内容についてはあまり語るまい。でもあんな大掛りなオナニーにつきあってくれる友達がたくさんいる監督はさぞ人格者なんだろうなあ。
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エンロン 7

2006-11-26 14:35:25 | 逆転サヨナラHR
アメリカで急成長そして突然破綻した大企業、エンロンを経営陣の功罪を中心に追ったドキュメンタリー。見ていてライブドアまんまやな、と大概の日本人なら思うだろう。今までなかった分野での急成長、法制度の穴を狡猾についた手段での拡大、結局なに屋?みたいな商売、破綻後の足の引っ張りあい。ライブドアより5年くらい前の話だが、カネって恐ろしい麻薬だというのが一番感じたことだ。初めは志と夢を持って始めたはずの事業がいつのまにかカネを生む手段でしかなくなり、しかもそこに心奪われると倫理なんかどうでもよくなっていく。大半の人は経営者じゃないから関係ないと思うかもしれないが、自分の仕事を考えてみよう。自分や家族や社会のためじゃなく、カネのためだけに仕事してないか?それが幸せなんだろうか?
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SAD MOVIE 5

2006-11-22 19:29:56 | タイムリーヒット
この前面白い話があってさぁ~・・・笑いをとりたいなら絶対使っちゃいかん一言である。わかりやすいこのタイトルがどれだけハードルをあげることか!マルチストーリーのつなぎとかは悪くなかっただけにつくづく残念だ。個人的にはストーリーどうこうよりも、振ったフラレたの話ではピクリともしなかった琴線が、母と息子になるとビンビン震えちゃう方がちょっと悲しかったなあ、自分に。
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映画監督って何だ? 3

2006-11-22 19:01:36 | デッドボール
協会70周年だとかで、監督ばかりワーワー集まって著作権よこせと騒いでる映画。主張はわからんでもないけど、表現が酷すぎる。暇な半リタイヤ監督が役者としては素人の監督を使って撮ったって、隠し芸大会以下になるのは目にみえたろうに。船頭は多いとやっぱりロクなことはない。いつも偉ぶってるカントクがダメだしされてるメイキングの方がずっと面白いのはなんか皮肉だなあ。
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プラダを着た悪魔 4

2006-11-22 18:18:07 | デッドボール
デートにはやめておけ。もし行くなら男は退屈な2時間と、そのあとやはり2時間くらい続く興奮した彼女のしかも退屈な話に笑顔で付き合う覚悟が必要だろう。下手な英文和訳みたいだが、そんな映画だ。別に悪くはない。でも女子が男子を虜にするプロ野球チップスを永遠に理解できないように逆だって無理な話だ。元女子たちのラブ&ベリーってところか。
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そうかもしれない 8

2006-11-22 17:26:26 | 逆転サヨナラHR
結婚50年になる老夫婦。子供はいないが穏やかな日々を送っている。そこに妻のアルツハイマーである。エンディングまで劇的な展開は一切ない。涙こそ出なかったが、なぜ歯をくいしばってしまったのだろう?壊れていく妻と見守る夫。凄まじいというセリフがあったが、そんなものではない。言葉に表せない大きなものを感じた。それを見事に演じきった初主演、76歳の春団治師匠。芸の深さというか、それこそ凄まじさを感じた演技だった。すばらしい!
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待合室 7

2006-11-11 23:14:32 | 逆転サヨナラHR
冬が来れば何にもない、一面の銀世界。そんな雪国の寒村の物語は、同じように刺激的なものは何もない塩むすびと同じような暖かさを感じさせてくれた。時代や世代がいくら変わっても変わらない、いや変えちゃいけないもの。自殺予告するいじめられっ子たちに一度見てもらいたい作品だ。
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カオス 5

2006-11-11 22:57:16 | タイムリーヒット
最後のドンデン返しは驚いたけどそれ以外は普通だったなあ。カオスにはほど遠いカラクリだった気がする。伏線見せないであとから実はこうだったを連発されても、納得はいかないわ、普通。
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unknown 7

2006-11-11 18:49:17 | 逆転サヨナラHR
廃工場に閉じ込められ、意識を失っていた5人の男、どうやら犯罪が絡んでいるらしい・・・。と書くとsawとかcubeを思い出すが、この映画のオモロさは全員が記憶喪失だというところだ。何にも覚えてないもんだから、誰が味方か悪党か、観客にも本人たちにもまるでわからない。記憶の戻りかたとか、アイテムの配置とかその後の展開には物足りなさもあったけど、設定勝ちだわこれは。当たり前にあるものがない、これだけでドラマになるんだなぁ。
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デスノートthelastname 8

2006-11-10 22:10:29 | 逆転サヨナラHR
うまい!一言でいうとこれしか思いつかない。主役2人のハマった演技はもちろんだが、彼等が展開する頭脳戦、そして唸らされた最後のオチ。原作は読んだことないが、これだけで十分満足できる出来栄えだったと思う。気になったのはリュークがあの後自分のノートに竹内なんとかって、書いたりせえへんかなって事くらいだ。
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父親たちの星条旗 7

2006-11-10 21:58:11 | 逆転サヨナラHR
アメリカさんが作った戦争映画は山ほどみてきた。時代や設定はいろいろあったけど、これだけ引いた視点の作品は初めてだと思う。戦争を続けるため、国民の支持をえるため、でっちあげられた英雄たちの苦悩。日本にだって何とか三勇士だとか似たような話はあるけど、国益のためなら何でもやりそうな今のアメリカで、あえてこんな作品を発表する意味を深読みしてしまう。続きも楽しみだ。
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ナチョ・リブレ覆面の神様5

2006-11-10 21:45:06 | タイムリーヒット
スクールオブロックでファンになったジャック・ブラックの新作だから楽しみにしていたが、期待外れだった。孤児たちのためとか、ギャグとかいろいろ要素は入っているけど、大元のプロレスがあんないい加減では許せないわ。ハッスルとかでもそうだけど、同じ台本のある戦いでも、愛があるヤツと仕事でやっているヤツはまるで違う。簡単なようで、ガチより難しいところがあると思うな。
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ただ、君を愛してる4

2006-11-10 21:34:53 | デッドボール
成人指定とかR15とか、年齢によって見ちゃいかん映画があるんだから、こういう作品は俺みたいなおっさんは禁止にしてほしいわ。ブサイクにするためのアラレちゃんメガネ、ただ一度きりのキス、気弱で鈍感な男子、アートな不思議ちゃん、簡単にニューヨークで成功・・・あぁ、かゆい!さらにトドメをさすのが大塚愛の何の工夫もない歌詞。見ててしんどくなったのは体力低下のせいだけではあるまい。でも何がびっくりしたって、驚くほどキレイになった設定の宮崎あおいに全く成長が見られなかったとこかな。
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