ハゲタカ 4

あ～やだやだ。
2時間ちょっとの間、ずっとイヤな気分が全く晴れなかった。カネを動かすことで、人生を動かし、そして結局動かされてしまう人たちの話。カネはもちろん最低限は必要だけどあくまでも手段。そこが最近ゴッチヤになっている奴らが多いような気がする。あんな高い車とか買えないけど、連中より幸せな自信は確実にある。大人になれとか、甘いと言われるかもしれないけど、オレは誰かの夢や幸せのために、誰かに笑ってもらえるための仕事をしたい。

エヴァンゲリオン破 7

ただ、ただ設定が素晴らしい。
知人からテレビを録画したVHSを借りて2晩くらいで一気に見たのは、もう何年くらい前になるだろう。基本的にはその頃と変わらなくても古さを感じさせないのはそんじょそこらのアニメとは比べ物にならない設定の深さがあるから。映画版になって技術の進歩を見せるための戦闘シーンが増えすぎなのは気になるが、根底にあるのは思春期に誰もが直面し、これといった答えを見つけられないうちに通過してしまう自分の存在や居場所についての悩み。それをしっかり描けてればゼーレだとかネルフなんて、どーだっていいのだオジさんは。

レスラー 7

ただ、悲しい。
14年前、ドームでプロレスを見るために東京に留まり翌朝、入社式当日に新幹線で大阪まで移動した。そんなオレだが、最近はかなりご無沙汰していた。三沢さんの死もあってプロレスの今に再び興味が沸いてきてたところにこの映画。ローブロウのようにジワっと効いてくる作品だった。ほぼ全ての男が憧れる「強さ」の象徴であり、みんなの夢を具現化している存在。それが真実の追及という名のもとに化けの皮を剥がされ、待ち受けていたのは悲しい現実。情報化も科学の進歩も結構だけど「最近、夢のある話がないなあ」と思ってしまうのはオレだけでしょうか？ねぇ、三沢さん。

ターミネーター4 6

ででんでんででん！
ご存知例のシリーズの最新作。シュワ氏も生ではないけど出てるし、単純にあのノリを楽しみたいだけならいいかも。ただいかんせん、元から考えて作ったものではない「書き割り」の設定なので掘れば掘るほど穴じゃなくてアラだらけだわなぁ。

守護天使 4

カンバンが重い。
ネットの上映案内をみまちがえて、たまたま入ったけどメッケもん…にはならなかった。構成が見事だった「キサラギ」のカントクの新作だから、後半は…最後は…喜ばせてくれるかと思ったがそんなことはなし。ちょっと前の「カフーを待ちわびて」もそうだったが、日本ラブストーリー大賞というのは、どうやらマンガっぽいキャラを並べて、あり得なくて見てて白々しくなる設定の恋愛を強引に引っ張りきるのが好きらしい。次からは気をつけようっと。