今日のエンドロール

10点満点の採点つきで年間約120本。観る前も観たあともクスッと笑えるレビューをお届けします。

綱引いちゃった! 4

2012-11-30 00:03:07 | ノーヒットノーラン
テレビ屋の映画ゴッコ。
おばちゃん綱引きチームが奮闘する大分のご当地映画。主演の井上真央はじめ、役者はそうそうたるメンバーだと思う。ただ脚本と演出が三流(泣)。見ているコッチが恥ずかしくなりそうなお約束どおりの展開や画面作り。田舎もんはこんなんで満足するだろうとナメたような気持ちの入ってない作り方にガッカリした。半年くらいしたら金曜ロードショーでやるんだろうけど、こんなん映画ちゃうわ。
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エヴァンゲリオン新劇場版Q 3

2012-11-29 21:30:52 | ノーヒットノーラン
…ポツン。
あんまりよく覚えてないけど、テレビ版も劇場版もほぼチェックしてるはず。でも14年眠っていたシンジより訳わからん。観客が想像したり議論したりする楽しみはあるんだろうけど、あまりにも置いてけぼりや。もう、勝手にして!
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人生の特等席 5

2012-11-27 22:52:31 | ノーヒットノーラン
もうちょいキレがなくちゃ。
大好きなイーストウッドがメジャーリーグの老スカウトを演じる。予告だけでドラフト上位に食い込みそうな作品だったけど、あまりにもストレートすぎる。イーストウッド演じるガンコ不器用オヤジも、それを心配する都会に出た娘も、周りの悪役たちも、彼らのキャラクター、展開、全てが球場のホットドックの味のような単調さ。あれじゃいくらスピードがあっても簡単に打たれるわ。ストレートとカーブのコンビネーション、あとここ(アタマ)とここ(ハートの)がないとメジャーでは厳しいだろうなぁ。
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任侠ヘルパー 6

2012-11-27 22:33:35 | ノーヒットノーラン
ファンタジーやなぁ。
義理と人情を重んずる一匹狼のヤクザが介護施設をやることになったら…設定だけである程度の面白さは見込める作品。ただそのギャップからの笑いだけでなく、老人介護の問題提起や人情物語に繋げているのはうまいと思う。ただキャスティングが。ドラマからの続きで仕方ないと思うけど、草なぎくんの任侠は迫力がなさすぎる。任侠2ヘルパー8くらいやもん。お客さんは呼べないかもしれないけど、悪役だった杉本哲太の方が適役だと思うな。
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ふがいない僕は空を見た 7

2012-11-24 00:37:21 | 逆転サヨナラHR
それでも、生きていくんだ。
永山絢斗と田畑智子がコスプレ不倫に溺れる主婦と高校生を演じる話題作。2人だけでなくその周りの人物全員が「不甲斐なく」そして「人間くさい」。基本的には人間のダメなところ、弱いところを描きつつ、生の強さを表現した作品だったと思う。誰もが望んでその環境に生まれてきたわけでもないし、量の大小はあれ隠したい過去や不幸を背負っているし、「不幸の比べっこ」をしたってしょうがない。でもそこからどうやって前向きに歩いていけるか、そこにその人の価値があると思う。そんなことを考えた一本だった。見所は田畑智子のオッパイだけちゃうで。
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シルク・ド・ソレイユ3D 4

2012-11-15 20:12:18 | ノーヒットノーラン
カタログとしてはいいんだろうけど。
世界最高峰のサーカス、シルク・ド・ソレイユを何を血迷ったかジェームス・キャメロン名義で3D映像化。インチキ代理店が作りそうな企画書づらではもっともらしく聞こえるかもしれないけど、こりゃひどいわ。そもそもシルクの最大の魅力は鍛え上げた肉体と、専用劇場だからできるものすごいセットで(だから日本に来てるテント公演はあくまでドサ回りの営業)、まるで映画のような世界のパフォーマンスを生で見られることだと思う。それをCGや編集、カメラワークで今やどんな世界も作り出せる映画の世界でやっちゃ、全く本末転倒でしょ。世界中でただひとつ、ラスベガスとかに行かないと見られないパフォーマンスを世界中でという言い分はあるだろうし、田舎もん向けのマーケット拡大にはいいかもしれないけど、カネのニオイしかしなくて、イヤだなぁ。あと、いい加減意味のない3Dで追加料金巻き上げるのはやめませんか?
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黄金を抱いて翔べ 5

2012-11-10 23:37:40 | ノーヒットノーラン
翔ぶというより、落ちたなぁ。
妻夫木聡、浅野忠信、桐谷健太、あと東方神起のチャンミンら豪華キャストによる銀行強盗もの。大阪の中之島周辺が舞台だし、ロケも知ってる所でやってたみたいで「お!これはあそこだ」は何ヶ所もあった。でも内容が全然あかん。原作は高村薫のデビュー作で1990年の作品らしいけど、今回の時代設定もよくわからんし、犯行計画もずさんすぎる。あと原作にはあったのかもしれないけど、それぞれの過去や関係性がわからないから、カネのためだけにあそこまでやれる理由が見当つかない。井筒さん、自腹で見たんでこれくらい書いてもいいでしょ。
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終の信託 6

2012-11-10 00:50:55 | ノーヒットノーラン
今、そこにあるかもしれない危機。
周防正行監督の新作は前回の「痴漢の冤罪」に続く、医師による延命治療・尊厳死の判断基準に切り込んだ作品。
さいわい両親ともにまだ介護が必要な感じでもないけど、いつ来てもおかしくない状況だけに他人事と思えず見入ってしまった。
感じたのは行為者と対象者の関係性を検証する努力すらしないで、客観的な事実のみを優先する法制度のおかしさ。
もちろん感情の立証は難しいのはわかるけども、そこを追求する努力より結果を優先する、そりゃおかしなことになりまっせ。
また見ながら個人的に一番凹んだのが、自分より先に見たという両親の感想。母親は「ちゃんと意思を書いておかなきゃ」
父親は「うーん・・・」そんな男前ではないけど、役所広司に自分を重ねちゃったんだと思う。まだまだ孫も小さいんだし、もうちょっと頑張ってくれよ!じいちゃん。
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JAPAN IN A DAY 4

2012-11-09 00:05:22 | ノーヒットノーラン
やっぱり料理人の腕は大切。
あの震災から1年たった2012年3月11日の、日本のいろんな表情をYouTubeに投稿してもらった動画中心に紡いだ作品。同時間制の他に何か縛りがあれば…またただの羅列でなく、そこに仕掛けや意図が感じられればと思った。素材がいいというか、あのタイミングのあの場所でしか撮れないホンモノなだけに、皿に取ってだしでなく、きちんと料理して欲しかったわ。
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桃(たお) さんのしあわせ 6

2012-11-07 23:31:57 | ノーヒットノーラン
幸せでなく、しあわせ。
13才から73才までの60年間、メイドとして一家のために働いてくれた桃さん(実在)の話をプロデューサーが映画化した作品。自分は何も言う権利はないが、自分らしく!だ、女性として!だ、権利主張の強い現在に比べ、一体何が楽しみだったんだろう?と疑問すら感じる母より上の世代の「しあわせ」について描いた作品。カネがあって好きなものが買えて好きな所にいける、今の大概の人が羨ましがる「幸せ」を上回るもの。そう、そのために母たちは男の仕事より格段に過酷な母親業を遂行してきたんだから。まあ桃さんは母親ではないけれど。
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のぼうの城 7

2012-11-04 18:00:46 | ノーヒットノーラン
いや、参った参った!
元々、映画用に書かれた脚本のノベライズが小説として大ヒット。大きな予算で映画を作れるようになったという作品。石田三成率いる2万の大軍から、わずか500騎で城を守ったという忍城(おしじょう)の逸話を元にした話だ。多少描き方の薄さはあるが、前述した理由で原作と映画のギャップは少なく、野村萬斎、佐藤浩市、上地雄輔(虎の威を借りる感じがバッチリ)らのキャスティングもバッチリで、非常に痛快な作品だった。唯一もの言いをつけるならば、あまりにリアルな水攻めのシーン。その前に震災の映画を見た状況だったのもあるが、あそこまで激しくやる必要があるのか疑問にかんじた。
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ペンギン夫婦の作り方 5

2012-11-02 14:38:11 | ノーヒットノーラン
辛くて、甘い話。
石垣島ラー油を作り始めた実在の夫婦、辺銀さんの物語。中国人のダンナさんの帰化審査を舞台に振り返る形になっているけど、あんまりドラマチックなこともなくて、石垣はいい島、いい人ばかり~、うちもラブラブですよ~とひたすらノロケられてる感じ。ラー油と違っていまいちパンチのない話だったなぁ。
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生き抜く 7

2012-11-02 12:31:11 | ノーヒットノーラン
染みる…。
MBS制作による南三陸町の人たちを追ったドキュメント。タイトルどおり「あの時どうだったか?」より生き残った人たちが「あれからどうしているか」を彼らの生声だけで構成していて、胸にズシンときた。あれから1年半以上がたち、離れた地域では「過去の出来事」になりがちな震災。今まだ終わってないことを再認識すると共に、あんな悲惨な目にあった人たちが「やらなしゃあない」とカネじゃない、家族のために前を向いている姿に勇気づけられた。
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アルゴ 7

2012-11-01 19:00:10 | ノーヒットノーラン
事実は小説よりも…
ベン・アフレック監督・主演による実話の映画化。1980年テヘランでアメリカ大使館が革命軍に占拠された。そこから逃げて隠れた大使館員をイラン国外に脱出させるため、CIAがとった作戦は「ウソ映画をでっち上げて、そのロケスタッフのふりをする」という奇想天外なもの。実際あったクーデター下という緊迫感と、冗談みたいな設定の緩急にグッとつかまれてしまった。ウソ番組でのドッキリはテレビでも見ることがあるけど、このドッキリはバレたら100パーセント処刑!計画がさまざまなアクシデントで邪魔され、クライマックスは久しぶりに手に汗握ってしまった。また30年前の野暮ったい雰囲気も見事に再現されていた。これはなかなかやるわい。
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