今日のエンドロール

10点満点の採点つきで年間約120本。観る前も観たあともクスッと笑えるレビューをお届けします。

人生、ここにあり!7

2011-09-08 00:16:43 | 逆転サヨナラHR
One For All.All For One.
イタリアでの実話をベースにした、精神病患者がそれぞれの強みを生かして協同組合を作り
普通の生活に復帰していった話だ。見ながらずっと頭に浮かんでいたのは自分の好きなラグビーだ。
精神病うんぬんじゃなくて、完璧な人間なんかいない。みんなどこか人より劣ってて、かわりに
どこか優れているところもある。その優れているところをみんなのために活かすことが、仕事であり、社会の原動力になっているのだ。

個性が豊かすぎるくらいの組合メンバーたち、それぞれが形もバラバラで社会からも「廃材の木切れ」扱い。
でもそれを組み合わせると寄木造りの素晴らしい作品になり、それが社会に認められ、失っていた人間性を取り戻していく。
日本でやったら、最初の医者のように「触らぬ神にたたりなし」で暗い雰囲気になりそうなデリケートなテーマを
笑いを散りばめ、明るく前向きな物語に仕上げた脚本・監督の力は見事だと思う。
それを支えたのは本物と区別のつかない役者たちの熱演。とくに「理事長」は最高だった。
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エッセンシャルキリング 5

2011-09-06 23:04:49 | ノーヒットノーラン
必要な殺し。
英検3級なので分からんかったが、和訳するとそういうタイトルだそうだ。中身はヴィンセント・ギャロ演じる脱走兵が雪山で逃げまくるだけ。その過程で生きるためにいくつか殺しをしてしまうんだけど、過酷な状況で人以前に殺していたのは自分の人間性だったのでは。いずれにしても、動機や状況設定が不十分で、全然ノレなかったなぁ。
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ライフ-いのちをつなぐ物語- 5

2011-09-06 22:37:11 | ノーヒットノーラン
サラダの限界。
BBC製作のネイチャードキュメント。動物たちの生きる姿を高い機材と長い時間をかけて撮影しているのはいつも通りで、いつもながらすごい。素直に尊敬する。でもそれだけ。世界中からじっくり時間と手間をかけて育てた野菜を集めても、素材そのままじゃ、いい加減飽きてくる。松親子のナレーションとか、無理やりつないだ「いのち」なんて括りは塩味程度。この最高の素材を旨く料理した物語を見たいというのは贅沢なんだろうか?
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未来を生きる君たちへ 7

2011-09-06 00:03:35 | ノーヒットノーラン
よ~く考えろってこと?
アカデミー外国語映画賞を穫ったデンマーク映画。物語の軸になるのは2組のオヤジと息子。元息子、現オヤジとしては問題提起の連続のようなストーリーで、見てる間中、腕組みしっぱなしだった。報復は進歩は産まない、人間それぞれ特長も欠点もある。じゃあどうすれば?見終わってから時間のかかる作品だ。
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日輪の遺産 6

2011-09-01 00:13:53 | ノーヒットノーラン
最近、失ってるよなあ。
浅田次郎原作による終戦ミステリー。俗に言うM資金を守った女学生たちの悲劇が生き残ったおばあさんの口から次の世代へ語りつがれるという話だ。今の価値だと200兆円だという財宝の話は徳川埋蔵金と同じだろうからほっといていいけど、あの時代の日本人が持っていた精神性みたいなものが戦後の成長のベースになり、日本をここまでの国にしてくれたのは間違いないと思う。最近はすっかりアメリカかぶれで、ビジネスだマネーだに振り回されている連中ばかりだけど、アメリカ的な経済構造が行き詰まってきた今こそ、日本人の底に眠っている遺産を掘り返してみるチャンスだと思った。あ、右翼ちゃいますから、自分。
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