今日のエンドロール

10点満点の採点つきで年間約120本。観る前も観たあともクスッと笑えるレビューをお届けします。

記者たち 衝撃と畏怖の真実 6

2019-01-29 23:37:19 | ノーヒットノーラン
いろいろと~。
イラクに核兵器があると侵攻したアメリカの嘘を、圧迫されながらも暴き続けた記者たちの実話。国ぐるみの陰謀に立ち向かった彼らも、それを映画にして公開できるアメリカもすごいけど、逆にそれだけ国民を騙しておいて何の責任もとってないし、暴動もおきてないアメリカもどうよ?
利権を掌握し、その中で高度な縄張り争いをする支配層と、何も知らずに知らされずに搾取されるだけの庶民。日本もそういうふうになっていってるような気がする。
でも何があかんて、一番は邦題。「記者たち」て!双子の漫才師か!
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十二人の死にたい子どもたち 5

2019-01-28 17:57:07 | ノーヒットノーラン
子どもだからなのかなぁ。
自殺志願のティーンエイジャーが12人集まって、なぜか全員の同意がないと自殺できないルールから始まる議論。進んでいくうちにいろことが少しずつ明らかになって…謎解きミステリーとしては面白かった。でも前段の「なぜ死にたいか?」が薄くて全く共感も説得力もなく、「自殺ごっこ」にしか見えなかった。
これを中年男女でやったらどうなるだろう?
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夜明け 5

2019-01-26 00:01:20 | ノーヒットノーラン
明けない夜はないよな。
ある事件が元で闇を抱えた柳楽優弥を、事故で亡くした息子に重ねて面倒を見る小林薫。その二人の演技を見るだけで価値はあった。人には言えないこと、抱えて生きている闇。その苦しさは伝わってきたけど、終わり方が投げっぱなしジャーマン!観客に委ねるといえばカッコいいけど、もうちょい誘導してや。
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パシュランギおじさんと、小さな迷子 7

2019-01-21 19:49:41 | ノーヒットノーラン
これぞ映画!
インドで迷子になってしまった口のきけない少女を、隣国パキスタンに送っていく馬鹿正直な男の物語。緊張状態にあるため隣国なのにビザはおりず、数々の困難に見舞われるけど…人の優しさと信念の強さに救われる。
こんなにうまく行かないと思うけど、こんな世界で暮らしてみたい、こんな生き方をしてみたい、そう思わせてくれるのがこの映画の素晴らしさ。宗教とか思想とか大人たちが対立する理由はいろいろある。でもそれを超える性善説を信じたいし、他人のためなら頑張れる。
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マスカレードホテル 5

2019-01-19 00:15:51 | ノーヒットノーラン
フジテレビの映画だなぁって感じ。
無駄にキャストが豪華で、それぞれに見せ場を作るためには小さなミスリードを作りやすいホテルは最高の舞台。ロケもいらないから東京で撮れるしね。犯人周りが薄くて残念なのもドラマ的。夏くらいにはテレビで放送するんじゃないの?
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クリード 炎の宿敵 7

2019-01-17 21:18:05 | ノーヒットノーラン
中学生の時、映画をしっかり見るようになったのは「ロッキー4」からだった。あれから34年。俺も子持ちオヤジになるんだから、アポロやドラゴの息子が戦ってもおかしくない。展開的には王道だけど、素晴らしかったのはドラゴ親子の描き方。ロッキー4の時は科学トレーニングで作り上げられたただのサイボーグだったけど、あの戦いで敗れ、国の威信に泥を塗った彼のその後の錆びたロボットのような生きざま。そして積年の恨みを形にしたような息子。何のために生きるのか?何のために闘うのか?その強さを描く物語。そりゃおっさんの拳が熱くならない理由がない。
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緊急検証 ザ・ムービー 4

2019-01-16 22:21:01 | ノーヒットノーラン
こりゃひどい。
ファミリー劇場でやっているらしいオカルト番組をクラファンで映画にしたものみたい。副題がネッシーvsノストラダムスvsユリ・ゲラーよ。番組は知らんけど見に行くでしょ。…まあ打ち砕かれた。出るのは失笑ばかり。緊急でもないし、検証もしてない。入り口でスプーンもらったけど、まさかゲラーからパワー送ってもらえるとは(涙)カレーでも喰おうっと!
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馬の骨 5

2019-01-11 08:57:17 | ノーヒットノーラン
画竜点睛を欠く。
平成が始まった頃、凄かったバンドブーム。その象徴だったイカ天に出場したバンドのボーカル。30年経った今の彼と、たまたま出会った地下アイドルくずれの女の子の物語。設定は素晴らしいと思うし、だからわざわざ遠出して見に行った。これが日本のボヘミアン・ラプソディーになるかと期待した。ほぼ自主映画だし、チープなのは仕方ない。でも歌がなぁ…。レディガガの「アリー」の時に歌がうまいだけやと書いたけど、これはうまい歌だけが欠けてるなぁ…。
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ワイルドストーム 5

2019-01-08 15:55:50 | ノーヒットノーラン
全部乗せ!みたいな。
強烈ハリケーンものと、巨額現金強奪ものをミックス!悪者の作戦としても、作品としても細かいことを気にせず、力業でぐいっと行くマッチョな作品だ。台風の目並に物語の穴が大きいので、そこが気になる人はやめたほうがいい。
ヒゲモジャのオーバーオールおやじが、レンジでチンしたピザをバドワイザーで流し込みながら、洗濯物が散乱したままのソファで見るタイプの映画だもの。
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それだけが、僕の世界 6

2019-01-06 22:01:30 | ノーヒットノーラン
韓国映画の王道なのかも。
イ・ビョンホン演じるボクサー崩れが、子どもだった自分を捨てた母に再会したら、自閉症だけどピアノの天才の弟がいた、という話。ベタといえばベタ。でもそれを見せきってしまう俳優たちの演技のすごさ。イ・ビョンホン、うまかったなぁ。赤井英和はできない役だ。あと、ピアノの表現力の幅にビビった。なんて多彩な楽器なんだろう。
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こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話 5

2019-01-02 23:19:10 | ノーヒットノーラン
それは反則。
筋ジストロフィーながら、自分でボランティアを募り、自宅での自主生活を全うした鹿野さんの物語の映画化。人に頼らないと生きていけない障害者の立ち位置、それを支える介護者との関係性など、描きにくいところに踏み込んだ作品だった。自分のワガママでなく、同じような境遇の人たちのためにも、やりたいことをバンバン主張する鹿野さん。そして彼によってきれいごとですまない自分の姿勢に刃をつきつけられるボラ。なんかうまく言いくるめられてるような気がしないでもないが、考えさせられる部分はあった。ただ卑怯なのはタイトルでわざわざ実話とアピールしてくるあたり。無粋だわぁ。
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