今日のエンドロール

10点満点の採点つきで年間約120本。観る前も観たあともクスッと笑えるレビューをお届けします。

ラブファイト 5

2008-11-29 19:55:08 | タイムリーヒット
大振りしすぎや!
大沢たかおプロデュース、北乃きい、林遣都主演のボクシング恋愛映画。テーマも演技もいいと思うけど、映画の作りが荒い。流れのギクシャクした展開、かと思えばそりゃ今どきないやろうというベタなエピソード。いい食材を無駄にしちゃった残念な料理だったなあ。
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ハッピーフライト 7

2008-11-29 16:37:54 | 逆転サヨナラHR
よくできてる!
「ひみつの花園」以来、ファンでいる矢口カントクの最新作。フジテレビとANAのバックアップを受けてじっくり取り組んだだけあって、細部までしっかり作られた良作でちょっと前にあったJALのヤツとは雲泥の差だ。宣伝を見ると綾瀬はるかや田辺誠一の空中ドタバタコメディみたいに感じるけど、実際は飛行機運航に関わる人たちの群像劇。だからアクの強い綾瀬はるかはかえって邪魔だったような気がする。また前述したようにしっかり取材し、interestingな部分が充実していただけに、本来の得意技である下らない面白さがほとんどなかったのは少し残念だ。でも雲を抜けた大空のような清々しい気分になれるのは間違いないかな。
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私は貝になりたい 6

2008-11-29 03:49:18 | タイムリーヒット
私は貝はちょっと…。
紅白司会コンビによる熱演はたしかに見事だった。中居くんと同い年で子供が2人いる俺としては、引き離される親子や一途な嫁さんの姿にグッとくる場面はあった。ただそっちの方がインパクト強くて、メインの戦争の理不尽さの表現が弱くなってしまっていると感じた。
日本の貧しさに、そして戦争というタイミングの悪さにはまった豊松の一生は確かに気の毒だ。でもそれにしたって貝はないなぁ。
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赤い糸 4

2008-11-26 03:56:07 | デッドボール
赤い糸というよりも~!青いインスタントって感じ。
わずか1時間半くらいの間に設定やら人間関係やらいろいろ詰め込まないといけない事情はわかる。でもそれにしたって簡単に物事が起きすぎだろう!簡単に恋に落ち、別れ、簡単に自殺し、簡単にクスリに手を出し、簡単に記憶喪失になる。記憶喪失はともかく、他の事ってそこに至るまでの悩みとか葛藤とかないんかいな。なんか見ていて次々にイベントが起こらないと成立しないアドベンチャーゲームを思い出した。
こんなん言うとおっさんじみて思われるだろうけど、若者よそんなに生き急いでどうする!何もない、まったりとした時間の気持ちよさも、また幸せのひとつだぜ。
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レッドクリフpart1 6

2008-11-17 13:34:13 | タイムリーヒット
小室哲哉か!
三國志史上最大の「赤壁の戦い」を映画化!といってもどんなんだったかよく覚えていないので不安だった。でも冒頭で「説明しよう!」コーナーがあるし、顔が混乱しがちな脇役にもいちいちネームスーパーいれてくれたので助かったわ。
途中まではハリウッドでありがちな「弁当代と弓矢代」ばかりかかる駄作かと思ってたら、たくさんいる武将にもちゃんとキャラ立てして助さん角さんばりの見せ場を作ってあって次に期待を持たせてくれた。あとこの映画でのダースベイダー曹操がさまぁ~ず三村さん似でイマイチ頼りないところや、日本代表中村獅童がビックリするくらいハマってるのも笑えたなぁ。
でも、イントロだけで145分はちょっとやり過ぎでしょ。
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ハンサムスーツ 4

2008-11-17 10:23:03 | デッドボール
一番ショックだったのは…誰でもハンサムになれるハンサムスーツを手に入れたデブの不細工が、見た目と中身というテーマは「カンナさん大成功です!」とほぼ同じだが、原作者のカミさんがブス代表で出ているので説得力がある。とてもわかりやすく、それでいて何も残らない作り方はさすが売れっ子放送作家。だがわざわざ映画にする企画か?という疑問は大いに残る。
一番凹んだのはテーマ曲としてあの懐かしいナンバーを聞かせてくれた彼女が、どうみても友近そのものだったところ。誰かスーツ貸したって!
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ブロードウェイ・ブロードウェイ 6

2008-11-13 13:32:26 | タイムリーヒット
失敗したぁ!
ミュージカル「コーラスライン」のオーディションに挑むダンサーたちのドキュメント。ブロードウェイの舞台に立ちたい!という彼らの努力や熱意が伝わってはくる…だけど元ネタがわからないからいまいちピンと来ない。
興味のある原作でも「映画化決定!」の文字を見つけたら近寄らないようにしているが、今回はちゃんと予習しとくべきだった。
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ICHI 5

2008-11-07 11:30:43 | タイムリーヒット
う~ん、ものたんない。
あの「ピンポン」の監督が撮った座頭市。あの頃はただのとんがった兄ちゃんだった窪塚も獅童も色んなことを経て「大物」になっちゃったし、サイボーグみたいな主演女優にも気を使わなきゃいけないからそりゃ大変だ。座頭市の華であり、監督の得意分野なはずの殺陣を削って、しょーもない恋物語を入れたもんだからどちらのファンにも欲求不満な作品に仕上がっちゃった。これ、どうするの?
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石内尋常小学校 3

2008-11-07 11:15:25 | デッドボール
落ち葉マークだったっけ?
映画にもああいうのつけないとダメだわ。90を越えて映画を撮ろうとする監督の気力とか体力には敬服する。でも誰に向けての作品なんだかサッパリ?だ。作品から伝わるメッセージ自体が、倒れたあとの先生の言葉並のスピード。いらちなオレとしては見てらんない!
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その日のまえに 4

2008-11-04 15:20:23 | デッドボール
食べあわせがわるすぎる。
原作は普通の人々の日常を描いたらピカイチな重松清。監督は詩的でちょっと少女マンガチックなファンタジーはお手のものな大林さん。どちらも好きなタイプなのに今回はコンビネーションが悪すぎた。
原作を監督は自分色に染めたかったのか、とにかくゴチャゴチャいじりすぎだ。やたら多いインサートや不必要にキャラのたった脇役、さらに使い方のムチャ下手なCG。生のままでかじるのが一番なのに添加物が多すぎて元の味すら忘れてしまいそうだ。一番邪魔だったのが、宮沢賢治のくだり。そんな灰色な物語じゃなかったはずなのに。
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イエスタデイズ 8

2008-11-02 14:55:57 | 逆転サヨナラHR
いやぁ、揺れたなぁ。
何年も会ってない親父から「癌でもう長くない」の知らせ。会いに行くと母親の前に付き合っていた女性を探してくれと頼まれる。手がかりは名前と当時のスケッチブック1冊、で始まる物語なんだが、…巧い。
だいたい父親と息子って歯がゆい。父親から見ると過去の嫌な自分のリプレイは避けたいだろうけど、息子から見ると絶対的な存在だった男の弱さがどんどんわかってくる。さらに悪いことに男ってイキモノは照れやプライドが邪魔してコミュニケーションが下手だ。
まだ息子は小さいけど、父親でも息子でもある自分としてはどっちの気持ちも解る部分があって色んなことを考えさせられた。
自分と同い年の親に会って…というファンタジーものはこれまでもいくつかあったが、それだけでなくミステリー作家らしい構成や伏線の巧みさも見事だった。あなたは、自分のオヤジみたいな男になりたいですか?
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