今日のエンドロール

10点満点の採点つきで年間約120本。観る前も観たあともクスッと笑えるレビューをお届けします。

横道世之介 6

2013-02-27 23:30:15 | ノーヒットノーラン
もうちょい若いねん、俺。
1985年くらいの東京の大学生活、それぞれの人生を送る2003年。特長はないけどなんかいいヤツだった横道世之介をハブに交互に展開する青春群像。ちょうど今50歳くらいの人にドンピシャなはずで、小道具やエピソードに懐かしさは感じるものの、自分はイマイチ乗りきれなかった。さらにそこに拍車をかけたのが、高良健吾のあの時代にない男前さと、吉高由里子の気持ち悪いお嬢さま芝居。あれ、必要かなぁ?まあいい話も多いし、「楽しかったあの頃」に浸っていたい気持ちはわからんでもないけど…長すぎる。
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草原の椅子 7

2013-02-25 22:12:44 | 逆転サヨナラHR
次の1本を諦めた。
宮本輝の原作を「八日目の蝉」の成島監督が震災後に映画化。50歳のおじさんの友情、ちょっと恋、そして生き方についての物語だ。かなり長い小説を端折った結果、唐突な場面や理解しにくい人物がたくさん出てくるし、妙に説教臭いセリフも多い、いろんな悩みを砂漠に捨ててくるっていう安易さはどやねん?など映画としてはかなり難点はあると思う。ただそれでも考えさせられ、スクリーンから離れて自分事でうつむいてしまったのは自分がおっさんになったからなのか?「正しいことを繰り返せているか?」「自分の人生はなんのためだったのか」抱えている漠然とした不安を的確に打ち抜かれ、予定していた次の映画を見逃した。今夜はちょっと酔いながら考えたくなった。
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二郎は鮨の夢を見る 8

2013-02-21 19:18:53 | ノーヒットノーラン
15分3万円から。
どこぞの高級風俗の話ではない。銀座だけどビルの地下、カウンター10席のみ。だけどミシュランガイド三つ星の寿司屋「すきやばし二郎」のドキュメントだ。はじめに値段の話が出てきた時、ビックリした。とんでもない!と思った。でも最後にはいつなら行けるかな、くらいに。そう思えたのは自分に厳しすぎる職人さんたちの、経験と向上心70年分の蓄積なんだとわかったから。素材、
技術、気遣い。シンプルに見える仕事に対しての姿勢や哲学に反省させられっぱなしだった。
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ダイ・ハード/ラストデイ 5

2013-02-21 19:05:03 | ノーヒットノーラン
もう、これでええやん。
たしか「3」を見たのが会社入ってすぐだったから、最初から考えたらもう20年以上。あのオッちゃんはこの1シリーズだけでスタローンやシュワと並んでるんだから偉大だわ。今回は普段の「運が悪すぎる」に加えて息子が登場、オヤジの心境なんかを加えているけど、ドカンドカン!車ガッシャーン!ヘリがドーン!というハリウッド「お約束」感は満載。その爽快感だけを求めるんならこれでええんちゃう?逆にロシア行ってちょっと悪党から逃げるだけで、どんだけ街を破壊してんねん?何してんねん地元警察…とか考えたらキリがないほど穴だらけ。ま、ほとんどの壁もマシンガンに撃たれまくってるわけだから、一緒やん。腹立つンはラストデイでもなんでもないところ。
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ゼロダークサーティー 4

2013-02-15 23:52:59 | ノーヒットノーラン
ホンマかぁ?
「ハートロッカー」の監督による「正義のアメリカがやったったあ!」映画。2時間半を超す長尺で、中盤まではビン・ラディンを執拗に追求するCIA女捜査官を、クライマックスはシールズによる突入を描いているが、観客への親切度がほぼゼロなのでつらかった。これが飾りのない真実なんです!と押し付けられるほど、根がひねくれ者なんで「プロパガンダなんちゃう?」という思いが強くなりそう。これがアカデミー賞とかとったら、なんかウラの意味を感じてしまうわ。
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ガレキとラジオ 8

2013-02-14 00:41:35 | ノーヒットノーラン
今夜、この映画に出会えて感謝。
津波で壊滅的な被害を受けた南三陸町で「FMみなさん」というコミュニティFMを約1年放送していた人たちのドキュメント。前職はまるで違う素人ばかり。しかも当人たちも家族を亡くしたりしている被災者。なのに、凹んでいる人達に寄り添い、楽しませるために奮闘している。「頑張れ」じゃなくて「頑張ろう」自分の生活すらろくに省みず、困っている誰かのために身を削る姿に心を動かされずにいられなかった。映画とは全く関係ないが、ちょうど今夜40歳を迎えた。不惑と言われるけど、仕事についてかなり惑いまくっている自分に「こうすりゃいいのよ」とアドバイスをもらったような気すらした。ありがとう。
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ムーンライズ・キングダム 4

2013-02-11 16:04:06 | ノーヒットノーラン
そりゃ、見に行ったオレが悪いけどさ。
「ロイヤル・テネンバウム」 も「ダージリン急行」も予告に引かれて見に行ったけど失敗した。…またや。おとぎ話の世界のような独特の世界観、淡々とした物語の端々で見せるシニカルな笑い。こういうコメディがわかるボクってオシャレでセンスいいでしょ。誰も言ってないけどそんな雰囲気を勝手に感じてイリイリする。忙しい中、なんでそれをわざわざ確認しにいってしまったんやろ(泣)
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塀の中のジュリアス・シーザー 6

2013-02-08 16:03:03 | ノーヒットノーラン
出会いは、舞台での共演でした。
タレント同士のカップルが熱愛発覚!なんて時にそんなコメントを聞くことがあるけど、これもそんな感じ。刑務所の中での囚人教育としてシェイクスピアの芝居を囚人たちでやる、その練習模様からカメラを回す。囚人たちは稽古に熱中し、次第に稽古と現実が融合していって…しかけとしてはメチャ面白い。ただ残念なことに自分を含め大概の日本人が不勉強で「シーザーが裏切られて、ブルータスお前もか」くらいしかしらないので、それぞれのキャラクターと囚人の個性がオーバーラップしていく面白さなどがわからないはず。日本人がみんなわかってキャラが豊富と言うと、桃太郎、ドラえもん、サザエさん?囚人だらけのサザエさんみたいわぁ(笑)
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Documentary of AKB48 涙の後に… 6

2013-02-07 22:58:11 | ノーヒットノーラン
そりゃ、坊主にもなるわ。
去年冷やかしで見に行って衝撃を受けたAKBのドキュメントの続き。結果から言うと前作の方がかなり上。アイドルというフィクションの裏にあるノンフィクションをちゃんと編集して見せるという計算高さは伺えるものの、今回のテーマは涙。しかもその原因は別れ、スキャンダルといった当たり前のことだ。たかみなの男らしさ、アイドルのたくましさといった想定外の表情にひっくり返った前作とは、初見のインパクトの面を引いてもだいぶ差がある。華やかな裏で厳しいんですよ、彼女たち大変なんですよ、といくら言われても同情するのはファンだけ。まあ、あれだけファンが集まりゃそれだけで大儲けなんだろうけど。ちぇっ!
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人生ブラボー 6

2013-02-07 19:50:03 | ノーヒットノーラン
どっちかと言うと「おやじ」ブラボー!
若い頃に小遣い稼ぎで精子提供をして、500人以上の「生物学上の父親」になってしまっていたダメ男が、子どもたちに訴えられたことをキッカケに何人かの子どもと接触することで、人生を好転させていくというコメディ。本来オヤジものには滅法弱くすぐ涙腺が弛んでしまうオレが、共感できるポイントはいくつかあったのに、イマイチはまらないのは、ライトすぎるし、いいことだらけだから。そばにいてほしい、その気持ちはわかる。でもちょっと親切にして仲良くなったから「子どもたちと出会えて幸せ」なんて所詮ゴッコ遊びレベル。愛すればこそ、厳しいことも言わないといけないし、もっと真剣に考えないとあかん…あ、オヤジとしての愚痴が出てた(恥)
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アウトロー 5

2013-02-04 21:10:57 | ノーヒットノーラン
スギちゃんだってそろそろヤバいのに。
50過ぎてもまだまだ若いつもりのトム・クルーズがお金を出して作った大型プロモーションビデオ。陸軍憲兵のはみ出し者という、よくわからんキャラクターで全編「オレってワイルドだろ?」とひたすら見せ続ける。悪党の薄っぺらさ、脇役&ヒロインの華のなさが、トム様を邪魔せず引き立たせる。シリーズ化への下心見え見えだけど、大丈夫かなぁ?
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