今日のエンドロール

10点満点の採点つきで年間約120本。観る前も観たあともクスッと笑えるレビューをお届けします。

相棒 劇場版 5

2008-05-28 15:16:57 | タイムリーヒット
まあ、外食向けではないわ。
ドラマは一切見たことがなかったけど、予想外に評判がいいので見に行ってみた。誰かが「踊らない大捜査線」と言っていたが、確かに刑事モノに昔ながらの人情物語をミックスした感じは、かのシリーズと対称的でこれはこれでいいと思った。ただ劇場版ということで頑張っちゃった豪華キャストやスケールアップが必要だったかは疑問だ。派手な横文字料理は外食でこそおいしく感じるが、焼き魚みたいに家で食べた方がしっくり来るものもあって、これなんかはまさにそういうタイプの作品だと思う。あとこんな映画でくらいインターネットを使わない「アンプラグド」な犯人をみたかったなぁ。
コメント

靖国 YASUKUNI  7

2008-05-27 20:45:25 | 逆転サヨナラHR
断っておくが、映画の出来に対しての評価ではない。
公開前から上映中止やら議員への試写やら何かと話題の作品。オレが行ったのは月曜の朝イチだったのにほぼ満席、興行側から見たら「騒いでくれてありがとう」だろう。中身は中国のカントクがおよそ10年とりだめた靖国参拝と刀匠のドキュメント。誤解しちゃいけないのはドキュメントというのは事実とかノンフィクションと同じ意味ではなくて、演出されていない素材映像を監督の主張のもとで編集、構築した立派なツクリものだということだ。
この作品でも左右両方のいろいろトンガった人たちが出てきてメチャ面白いけど、それが編集によってさほど革新的でもない主張に導く材料になり下がってしまったのが残念だった。ただまるでコスプレのような軍服集団の姿を見られたり、いろいろな事に対しての自分のスタンスを見直させる「議論の起点」になっていた点で、見てよかったと思う。
コメント

僕の彼女はサイボーグ 4

2008-05-27 01:01:18 | デッドボール
弱い男と強い女。今までの「かくある姿」の真逆を描いてヒットした韓流ラブコメが調子に乗って行きすぎちゃった作品。SFの要素を入れたわりには未来からやって来た綾瀬はるかは見映えのいいドラえもんだし、タイムパラドクスの設定も適当。子供向けの漫画なら許されるかもしれないが、愛がどうとか言うならそのへんもしっかり作りこんでほしいもんだ。あと腹がたったのが東京のシーンを神戸でロケしておいて、それを地震でメチャクチャにしちゃうところ。オレは被災してないけれど、わざわざあそこで、あそこまでやる必要あったか?
コメント

ネクスト 6

2008-05-26 14:57:49 | タイムリーヒット
2分後の未来が見える男。聞いた感じ、そんなに凄くは感じない設定だけど結構楽しめる。カジノでのルーレットの出目だとか告白の招く結果は朝飯前として、それ以外に何が可能になるだろう?途中からそんな妄想に没頭してしまって、スクリーンにあまり身がはいらなかったけど、内容はその程度の出来だった。まあ妄想の結論だって「盗塁王をめざす」というしょーもないモノだったから、人のコトは言えないけれど。
コメント

チャーリーウィルソンズウォー5

2008-05-24 16:54:17 | タイムリーヒット
また予告偽装や。
結構前から流れていた予告は遊び人の田舎議員が世界を動かす「遠山の金さん」っぽい雰囲気プラス、セレブとのラブコメディみたいな感じでちょっと楽しみにしていた。でもそんな要素は刺身のツマぐらいの存在で、メインは今なお尾を引くアメリカの失敗についての話だ。確かに彼の行動で世界は変わったんだと思う。でもわからないのはモチベーション。描かれている正義感だとか難民に対しての同情、社会主義への対抗心だけであそこまでは動かんぞ。
コメント   トラックバック (1)

最高の人生の見つけ方 6

2008-05-19 14:50:30 | タイムリーヒット
大ざっばでよくわからん邦題だけど原題は「棺桶リスト」。富は手にしたけど家族には恵まれなかった男と、チャンスに恵まれなかったけど暖かい家族を持てた男。末期ガンの病室で出会った二人がやり残した事に挑戦し、最後の人生を思いきり謳歌する話だ。よく「疲れたOLがふとしたキッカケでイケメンと恋に落ち、おまけに今まで気付かなかった自分らしいオシャレな生き方まで見つけてしまう」都合の良い映画を見かけるけど、これはそれのシルバー向けみたいだ。名優二人の演技は申し分ないし「いい話」なんだけど、親になんか勧めたくないのは「そろそろ余生を考えなさいよ」と言ってるからだけじゃない気がする・・・。
コメント

ザ・マジックアワー 8

2008-05-17 20:23:59 | 逆転サヨナラHR
これまでも脚本家としての三谷幸喜は抜群にすばらしかった。でもカントクは違う職業みたいだし広い空間を使うのは苦手みたいで、メガホンを取るとパッとしなかった。でも今回やっとうまく噛み合った感じの作品ができあがった。というのは映画の中に映画というか舞台をハメ込むことに成功したから。限られた空間でのかみあわない人間模様ならば三谷さんのオハコ。コントで言うと設定を思い付いた段階で勝ち!みたいなもんだ。でもその設定で2時間以上走りきって笑わし、教訓もなにもない娯楽に徹する腕はさすが。今回ももちろん豪華な出演陣なんだけど役者は演技どうこうより、細部まで計算された設定の上で踊らされるのを楽しんでいる感じ。面白いより、巧い!に唸らされる快作だ。
コメント

少林少女 3

2008-05-16 23:49:26 | デッドボール
ここまでとは・・・。
事前宣伝の派手さと見た人の評価の落差がこんなに大きい作品は久しぶり。でもすばらしい!期待どおりのスベリっぷりだった。
映画って大きくくくると、ストーリーやメッセージとそれを伝えるための映像や音楽に分けることができる。「普通の」つまらない映画は映像にばかり凝ってストーリーがおざなりだったり、逆にストーリーは練ってあるけど映像が地味で映画にしなくても・・・と言われたり、片手落ちのケースがほとんどだ。でもこれは両方しっかりバッチリ兼ね備えているからスゴい!ストーリーは意味不明だらけの五流だし、売りなはずのワイヤーアクションやCGは真新しさゼロ、ラクロスシーンのタルさに至っては協会から訴えられそう!一体この企画、誰発信なんだろう?何か田舎の社長が自主制作でだして取引先に無理矢理買わせる演歌のカセットみたいな出来だもの。
まあでも悪評を確かめるためにカネ払って見に行ってるわけで、まんまとフジの策略に乗せられちゃってんのかなあ?
コメント

隠し砦の三悪人 the last princess 5

2008-05-15 13:58:32 | タイムリーヒット
伝言ゲームって覚えてるだろうか?チームで文章を一人ずつ伝えるゲームだけど、制限時間があるから焦ったり、思い込みが入ったりして、最初とはまるで違うものになってしまう。この映画もそんな感じだ。クロサワをルーカスが真似て、それをただの特撮マニアがさらにリボーンしちゃったもんだから、大変なことになっている。はじめの設定こそあまり変わらないが、途中からは完全に里見八犬伝のバチモン!主演二人のKYな芝居に加え、キャラや場面設定もその場しのぎのカッコだけ「子供騙しなほうの」アニメ・特撮レベルだから痛快さ以外はみるとこなし。
長澤まさみはセーラー服と機関銃、この作品と完全に薬師丸ひろ子ラインを歩んじゃってるが、これは誰かの戦略なのか?そのうちちゃん・りん・しゃんとか言い出さないか、それが心配だ。
コメント

ゼアウィルビーブラッド 4

2008-05-15 01:26:28 | デッドボール
コドモじみてるかもしれないけど。
たしかにアカデミーを獲るだけの名演というか怪演だ。でもこれを見て観客はどうしたらいいんだろう?誰も信じられず、欲に振り回される石油成金の決して幸せには見えない半生。反面教師にするにはかけはなれているし、感情移入できるところなんてまるでない。わからんからダメというわけじゃないが、カネ取って不快にさせて、意味は勝手に考えろじゃ、あんまりじゃないかい?
コメント

紀元前1万年 4

2008-05-03 01:27:47 | デッドボール
夢見るオトナなのかなぁ。
大学の頃だろうか、ジュラシック・パークで今まで見たことがない世界に触れてとても興奮した。あれから15年以上。CGはさらに格段の進歩を遂げ、スクリーンに何が登場しても観客はあまり驚かなくなった。でもそんな時代にも「誰も見たことがない世界」を求めて作られたのがこの作品だ。確かに見たことなかった。石器時代とエジプト文明が同居し、氷河期の生き物であるマンモスが熱い砂漠で労働させられる。子供のつくり話ならともかく、マトモな大人ならちょっと恥ずかしいだろこれは。
コメント (1)   トラックバック (1)

モンゴル 6

2008-05-01 13:43:46 | タイムリーヒット
同じ題材でどうしてこんなに・・・
ちょっと前に自称神のオジさんがポイズンさん主演でつくってたのと同じ、チンギス・ハーンの半生を描いた作品。青スジ立ててやたら叫んだり、合戦シーンのスケール感ばかり強調していたポイズン版に比べ、不遇な時代や人間性を丁寧描いてあり、浅野忠信抜きでも価値のある作品だった。ただホンモノの人生が壮大でドラマチックすぎるので、2時間くらいじゃダイジェストにもなりゃしない。消化不良のままエンドへ強引に持っていかれたのは、まさに生殺しだ。
コメント

さよなら。いつかわかること 7

2008-05-01 00:45:52 | 逆転サヨナラHR
泣けなかったけど、心に残るのはこっち。
85分とかなり短い作品ではある。でも全編を妻を失った父親の喪失感だけで見せきったシナリオとジョン・キューザックの演技に拍手だ。突然襲われた悲しみの大きさと自分でも整理できない混乱。しかもそれを難しい年頃の娘たちにつたえなければいけない窮地。親だって人間だし、弱い時もあるさ。偶然昨日の映画と似たようなテーマだったけど、この違いはお国柄だけのせいではないような気がする。
コメント   トラックバック (1)