今日のエンドロール

10点満点の採点つきで年間約120本。観る前も観たあともクスッと笑えるレビューをお届けします。

きみがぼくをみつけた日 4

2009-10-26 20:42:40 | ノーヒットノーラン
名作「ゴースト」の脚本家が書いた時空を越えたラブストーリーだそうだ。得意分野なんだろうけど、時間や生死に負けない愛みたいのはちょっとむずがゆい(ゴーストの俳優はホンマにゴーストになっちゃったし)。今回は自分の意図と関係なく突然、しかも全裸で違う時代に飛ばされてしまう男なので、タイムトリップというか発作性タイムスリップという感じ。だから大事な時にいなくなる「単に間の悪い奴」で、見てて全然羨ましくないし、自分だったらどうするなんてのも考えにくい。あと飛んだ先でも服を盗んで逃げてるだけで進歩がないから話が全然広がらないし。オチもなんか救いがないし、結局何がいいたいの?
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空気人形 6

2009-10-22 19:36:36 | ノーヒットノーラン
おとなの絵本。(サンテレビじゃないよ)
大好きな是枝監督の新作だから期待していたが原作モノということもあり、ちょっと勝手がちがったかな。
淡々としたトーンで描かれる物語の中に心を持って動き回るダッチワイフてのはインパクトありすぎだ。
空っぽの「空気人形」だった彼女がいろんなことを経験して成長していく様子は見事だったけど、周りの「空虚な人間」たちの物語が全然見えてこなくて、何かあの世界に入り込みきれなかったなぁ。
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ウ゛ィヨンの妻 6

2009-10-20 23:06:54 | ノーヒットノーラン
俺も死にたい……とか言ったらもう少しモテるかなぁ?
読んだことないので全然浅いけど、なんで大宰がこんなにいろんな人から愛され、慕われているのか考えてみた。
彼は徹底的にダメな男なのだ。小難しいことを言えても生活力はなく、甘えん坊でわがままで回りに迷惑をかけまくるくせに、自己評価ばかり高い。男ならみんな持っているけど、現実に追われ出しきれないネガティブな欲望を実現した「逆プロレスラー」みたいな男だったんだ、きっと。そういう意味では浅野忠信は適役だったわ。あとヒロスエの愛人役も。
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カイジ 7

2009-10-19 21:48:02 | ノーヒットノーラン
途中までだが読んで圧倒された漫画がどんなふうになるのか楽しみにしていったが、久しぶりに映画で手に汗握った。
あんな優男のカイジはどうかと思っていたが男前がどんどん崩れていったし、香川照之の利根川はヒールとして最高だった。原作が画力に少々問題がある分、生々しい男たちの表情はよく描けていたと思った。ただ残念なのは要素を入れ込みすぎ、それぞれのゲームの深さを考えさせられる時間がまるでないところ。「限定じゃんけん」だけで感動して、一度本置いたもんな。
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引き出しの中のラブレター 4

2009-10-19 21:34:34 | ノーヒットノーラン
気持ちわるぅ。
最近日陰もののラジオを見直してもらおうとJ-wave系のFM局がカネ出して作った映画みたいだけど、うそくさいったらありゃしない。薄い「いい話」を紡ぐ下手な「ナビゲーター」、コイツが自己満足のためにリスナーのプライベートへ土足で踏み込む。みんなの気持ちをラジオがつなげますなんて、レストークモアミュージックを掲げてきた奴らがよく言えたもんだ。もちろん、映画とかドラマってつくりもんなのは分かってるけど、大好きなラジオの話でウソつかれると腹たつんやな。
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わたしの中のあなた 6

2009-10-16 22:58:15 | ノーヒットノーラン
う、訴えてやる(ダチョウ倶楽部風)!
白血病の姉のドナーになるため「作られた」妹。産まれてすぐから何度もいろんなものを提供していたが、それでも末期を迎えている姉を前に「これ以上の臓器提供を拒否する」と母親を訴えた…ていう話。
うちは幸い今のところ健康な家族だが、自分ならどうするかばかりを考えていた。苦しむ子供を救うためなら何でもしたいという気持ち、じゃあ妹の体や人生はどうなるの?という矛盾。さらにいつの間にか大人になって悩み、葛藤している子供たち。育ててやってるなんてとんでもない。お互い支えあってるのが家族なんだなぁ。そんなことを思った。
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ATOM 6

2009-10-15 18:44:34 | ノーヒットノーラン
そ~ら~を越えて~
懐かしい(と言っても学校の図書室で読んだ記憶しかないが)メロディーで思い出すあの「鉄腕アトム」とはちょっと違う話だ。でもアトムのやさしさとかロボットと人間の間の葛藤とか大事なところはちゃんとおさえてあって、ゴジラとかドラゴンボールとかみたいに全く別モノじゃないところは評価できる。ただトビオがトビーはともかく、天馬博士とかお茶の水博士がジョンだかジャックだか英語の名前を名乗ってたのにはビックリだ。吹き替えなら原作通りでええやん!…と思ったけどホントはお茶の水なんていうの?
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さまよう刃 5

2009-10-14 23:01:05 | ノーヒットノーラン
寺尾聰主演、東野圭吾原作と言ったら期待せざるを得ない作品なのに…だった。もちろん一人娘をむごいやり方で殺された親父の喪失感は想像以上だろうし、その行動にも納得がいく。でも犯罪モノのわりに警察の捜査がお粗末すぎ。逆探知とか携帯チェックとかもっとするやろ。そのあたりのサスペンスとしての浅さがご都合主義に見えて興ざめしてしまった。最後のオチも予想通りだったし。
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クヒオ大佐 6

2009-10-13 23:01:10 | ノーヒットノーラン
イマイチデシタネエ…。
実在した結婚詐欺師をモデルにしたコメディ。一切英語が喋れないバリバリの日本人が、髪染めて鼻を整形しただけで「エリザベス女王の遠縁のアメリカ軍のパイロット」だって信じさせちゃったところが、真実は小説より奇なりなんだけど、被害者感情を意識したのか妙に美談仕立てなのが非常に残念だった。彼の手練手管とそれに飲み込まれる女性たちのウットリした表情をもっと見せて、最後に「僕は騙してなんかない、彼女たちの望みを叶えてあげただけだ」という方がずっとカッコよかったのに。
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カールおじさんの空飛ぶ家 7

2009-10-08 21:31:02 | ノーヒットノーラン
ノーカットで…。
子供向けに捉えると「じいさんと少年が空飛ぶ家に乗ってするワクワク冒険の旅」なんだけど、バックグラウンドが深い。
夢多き少年時代、かみさんとの愛、ただすぎていった毎日。もちろんこれまでのキャラクターもそれぞれ魅力的だったんだけど、オモチャでも魚でもクルマでもなく、78歳のじいさんの行動や表情には裏打ちというかじわじわくる説得力がある。彼の人生を数分で見せたダイジェストもすばらしかったけど、もう少し長くしていいから、あそこや少年の寂しさの源の部分を丁寧に描いた「アダルトバージョン」を作ってくれたら絶対もう一度見たいんだけどなぁ。
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未来の食卓 7

2009-10-07 18:02:32 | ノーヒットノーラン
基本にたちかえれ、か。
断っておくが、俺はエコとかロハスとかそういう類いの活動とか人とかキライだ。この映画もはじめは「いかに農薬を使った大規模農業がいろいろ悪くて、オーガニックが素晴らしいか」を押し付けてきて、正直眠かった。でもよかったのは後半、給食をオーガニックにした小さな村の人たちの表情を生き生きと見せていたところだ。
もともと大規模農業だって、便利で効率よく、みんなが喜ぶように進化してきたはずだけど、それにいつの間にか首を絞められている現実。そして「そんなこと言ったってしょうがない、俺たちだけじゃ変わらない」なんて言わず、面倒臭がらずに一歩踏み出した人たちの誇らしげな様子。その対称的な二つに、いろんなことのヒントが含まれているような気がした。
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のんちゃんのり弁 5

2009-10-05 21:25:05 | ノーヒットノーラン
バツイチ31歳コブツキ女が、下町の人情に支えられ…という設定に惹かれて見に行ったがイマイチだったのは、主演女優のパンチの弱さからだろうか?一番ダメだったのはもうひとつの主役であるノリ弁などの料理が、ちっともうまそうに見えないところ。多分味はそんなに変わらないんだろうけど、フードコーディネーターの腕の差を感じた作品だった。
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おんなのこものがたり 6

2009-10-05 21:17:51 | ノーヒットノーラン
大好きなサイバラ先生の「白歴史」。自分の若い頃を深津絵里というのはちょっと美化しすぎだけど、橋田寿賀子よりはマシか。変にソフトになったり、文化人面するのは是非やめて欲しい。波乱万丈な人生を豪快に切り売りする、女子には受け入れがたい業の深さが彼女の魅力なのだから。
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火天の城5

2009-10-05 21:12:35 | ノーヒットノーラン
もったいない。
戦国モノで大名でも剣豪でもなく、城を作った大工にスポットを当てた「戦国版プロジェクトX」。主演が西田敏行というのはあざといが、設定はよかった。だがそこでとどまった感じがある。重機も鉄骨もない時代にあんなデカイ建造物を建てた腕や工夫はそれだけでも見知る価値があったはず。福田沙紀や水野美紀(結局、何者やってん?)の薄っぺらいラブシーンなんかみせるんだったら、そっちをやってくれっての。
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