今日のエンドロール

10点満点の採点つきで年間約120本。観る前も観たあともクスッと笑えるレビューをお届けします。

ニッポンの嘘~報道写真家福島菊次郎90歳~6

2012-08-31 00:05:16 | ノーヒットノーラン
病は気からはホンマみたい。
タイトル通り、1922年生まれの伝説の報道カメラマンのことを追ったドキュメント。この人はよく見かける戦場カメラマンではなく、原爆被害者から学生運動、公害など日本の中にある不正義を暴くことに命をかけてきたじいさんだ。「悪いことをやっているヤツらを騙しても罪じゃない 」や体制に対しての極端なアレルギーなど、全てに同意できる人じゃないけど、カッコいいなあと思ったのは、信念を貫いて生きていること。こないだ本を読んだ開星高のヤクザ監督もそうだけど、社会的な立場や安定した収入より、自分の主義主張や生き方を優先できる人が今の日本に果たしてどれだけいるだろうか?そんな貴重な男の姿を見られたのだけで貴重な時間だった。今日見た映画の主役は81歳と90歳、シルバームービーデイやなあ。
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あなたへ 4

2012-08-30 17:53:17 | ノーヒットノーラン
まだまだ青いのかなぁ。
高倉健さんが亡くなった奥さんの散骨をするために富山から長崎までクルマで旅をするロードムービー。間でいろんな人たちと出会って(無駄に豪華なキャストだけど)というのはおきまりのパターンだが、何せ健さんだからボソッとしゃべるだけだし、表情もあのまんま。行間を読むにはキャラクター説明の情報量が少なくて、なかなか物語に入り込めない。高倉健さんを見るためのアイドル映画としてならいいけど、あの作品自体は説明不足で不器用すぎないか?妻に先立たれる寂しさをリアルに感じるのにはまだ若い自分が一番驚いたのは健さんと大滝秀治さんが5歳しか違わないってこと。81と86だけど。
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happy しあわせを探すあなたへ 7

2012-08-28 18:45:31 | ノーヒットノーラン
ぽん酢しょうゆがあることではない。さんまさんが昔CMで歌っていた「幸せ~ってなんだっけ?」の答えを探るドキュメント。これまでの「幸せの象徴」だった富とか名声ではなく、人間が幸せを感じるポイントにいろんな角度からアプローチしており、すごく考えさせられた。カネは幸せな人生を送るための一つの手段、道具ではあるけど、人生の目的ではない。仕事にかけることで社会にはある程度貢献しているのかもしれないけど、そこに幸せを感じているのか?それぞれが人生や幸せについて立ち止まって考える、そのきっかけになる1本だ。
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アベンジャーズ 6

2012-08-21 00:44:51 | ノーヒットノーラン
アメリカ人よ、これが映画なのか?
ここ何年かかけてCGで実写化してきたマーベルヒーローたちのオールスター戦。日本だったら、仮面ライダー&ウルトラマン&ヒーロー戦隊&ドラゴンボール&キン肉マンくらいになるんだろうか?そんな無駄に豪華なメンツなんだから、軽く集まった理由だけ提示して、あとは戦っとけというのはわかる。でもそれは子供向け映画の話。ゴツゴツした顔で「無限エネルギーを奪うために地球を征服するのだ、ガハハ」なんて言ってる悪者ってどうよ?まあアイアンマンだけは、カッコよくて、スピード感あって、無駄に派手で、オマケに人間できてなくて、メチャメチャ好きなんだけどね。
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トガニ 幼き瞳の告発 7

2012-08-21 00:42:59 | ノーヒットノーラン
ズシンとくるストレート。
聾唖学校で性的虐待を繰り返していた鬼畜教師とそれを告発した子供たち、彼らをサポートした大人の実話を元にした韓国映画。手話と目だけで訴えてくる子役たちの演技と成人指定を受けたほどおぞましい描写が、心に響いてたまらなくなる。さらにこの映画のヒットが韓国を動かし、トガニ法という法律が成立、逃げていた卑劣な加害者を罰することができたという点もすごい。映画のチカラを信じる人に見て欲しい。
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夢売るふたり 7

2012-08-15 21:44:29 | ノーヒットノーラン
惜しい!でもどうすりゃいい?
西川美和監督、待望の新作。しかも主演が阿部サダヲ、松たか子と知ってだいぶハードルが上がっていた1本だ。火事で無くした店をダンナの結婚詐欺で取り戻そうとする夫婦と騙される女たちの物語。ビックリするくらいキャスティングは見事だけど、特筆すべきは何と言っても松たか子だ。ダンナを支える健気な妻から知恵の働く悪女、嫉妬に苦しむ反面、目的のためならドライになりきれる強靱さまで、「オンナ」の見せる様々な表情を演じ分け、女は怖い!と震撼させられた。そんな面だけでなく、笑いもあり、幸せについて考えさせられたり、素晴らしい作成なんだけど、残念だったのはまとめきれず、逃げちゃった感じになっているところ。風呂敷広げすぎちゃったかなあ?
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桐島、部活やめるってよ 7

2012-08-15 13:56:41 | ノーヒットノーラン
そやねん、みんな必死やねん。
普通の高校、事件はリア充グループのトップ、バレー部のエース桐島が部活を突然やめたことだけ。それキッカケで変化する「その他大勢」の微妙な関係をそれぞれの視点で丁寧に描いていく。自分にするともう20年以上前になる高校時代だけど、見ていて「あったあった!」「おったおった!」が溢れ出てくる。社会人になると「学生は気楽で良かったなぁ」なんて思ってしまうけど、そんなことない。あの頃は友達関係、成績、恋、夢、些細かもしれないことで必死に戦ってたわ。おっちゃんはそんな懐かしい気持ちになったけど、現役の感想を聞いてみたいわ。今もあそこにリアルがあるのか。
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トータル・リコール 5

2012-08-10 21:43:42 | ノーヒットノーラン
ちょっと前に流行った携帯のデコレーションみたい。
設定は違うけど、記憶を変えられた男が、なぜか襲ってくる敵から逃げるうちに本当の自分を思い出して…という筋書きはシュワ知事のヤツと同じ。やたらめったら激しく追い回され、無駄にゴテゴテした21世紀のブレードランナーみたいな街で戦ってるけど、中身がないからすぐ飽きちゃう。目的や必要性があって使うCGはいいと思うけど、CGってこんなことも出来るんだぞ!って内容スカスカの映像体験だけさせられても困るわ。あとシュワ版と紛らわしいからタイトルも「ハイパー鬼嫁から逃走中!」くらいにしといてもらわなあかんわ。
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ダークナイトライジング 6

2012-08-02 20:55:17 | ノーヒットノーラン
ビターチョコレートみたいな。
アメコミヒーローのバットマンに苦悩と重厚感を加えたダークナイトシリーズの完結編。1作目から張ってある伏線とかストーリー展開とか、しっかり作ってあるなぁとは感じた。でもそれは「いい歳した大人がヒーロー映画に夢中になる」言い訳に見えてしまった。あと前作のジョーカーと比べ、悪役の動機も狂気も小粒だったし、何より長い!俺がバットマンに求めるのは、別に超能力の持ち主でもない金持ちがその財力と科学力にものをいわせ、道楽で子悪党を蹴散らす「押しかけヒーローごっこ」ものなんだけどなあ。
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