今日のエンドロール

10点満点の採点つきで年間約120本。観る前も観たあともクスッと笑えるレビューをお届けします。

シスター 夏のわかれ道 7

2022-11-30 16:12:39 | ノーヒットノーラン
情と夢の間で。
親から早々に独立し疎遠だった看護師、親の事故死でほとんど会ったこともない幼い弟の世話を見ることに…という話。いきなり弟だって言われてもという葛藤、生きるために頼れる人は?生き物としての本能、そこに至った原因である一人っ子政策と男尊女卑の残った社会。いろんな要素がからみ合い、見るものの心を揺さぶる。またこの姉と弟の見た目がたまらなく可愛くて、親戚のおっちゃんのような自分の胸が痛む。あの2人には幸せになって欲しいな、曖昧なエンディングを見ながら祈った。
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ある男 6

2022-11-24 17:47:26 | ノーヒットノーラン
そこまでしないとあかんのやな…
旦那が亡くなって、音信不通だった兄弟が訪ねてきた。これ、誰ですか?から始まるミステリー。
調べていくうちに自分の生まれや親に耐え難い不満を持つ男の姿が見えてくる。それを捨てて別人として生活を送っていた彼は、果たして幸せだったんだろうか?窪田正孝の熱演は素晴らしかったけど、仲野太賀のほうの話が省略されすぎてて、バランス悪いな。SNSとかでやる別人ごっことか、絡めたらもっと面白くなったのかも。
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母性 6

2022-11-23 16:00:29 | ノーヒットノーラン
自分はどっちなんだろう?
戸田恵梨香を中心に実母の大地真央、義母の高畑淳子、娘の永野芽郁。ベクトルの違う3組の母娘の感情をぶつけてくる物語。生き物としての人間の中でその母性というのが、どれほど大きく影響するのかを見せつけられ、男の影の薄さに情けなくなる。どんなにわかったような気になっても、根本的には全くあかんのやろな。嫁に見られるのは怖いから、周りの女性陣の意見をこっそり聞こうか。
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こころの通訳者たち 6

2022-11-22 16:29:37 | ノーヒットノーラン
聴覚障碍者のために手話でセリフを伝える演劇、それに挑戦した人たちのドキュメンタリー映画に、今度は視覚障碍者のために音声ガイドをつける。
何重にも入れ子構造になった非常に複雑な挑戦を描いだドキュメンタリー(ほらまた一つ入れ子増えた)
最終的な作品はあえて目を瞑って見てみたが、結局上演台本のト書き部分もナレーションで入れたものになっており、セリフにかぶる部分の表情をつたえるワードはセリフの邪魔にしかなっていなかったように感じてしまった。
視界は広げられていろんなものを同時に見られるけど、聴覚は聞きたいものに集中してしまい、マルチタスクは難しい。視覚障害の方はあのかぶった音声を振り分けて聞いたりできるのかな?でも「誰も取り残さない」「障害があるから仕方ない」をあきらめない姿勢は素晴らしいなと思った。
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ザ・メニュー7

2022-11-22 16:28:02 | ノーヒットノーラン
何が出るかな?何が出るかな?
小堺さんが司会をしていたあの番組のような?ドキドキが最後まで楽しめた。
孤島の予約の取れないレストランに集められた訳アリのセレブたち。すごいシェフによる究極のメニューが振舞われるのだが…
はじめ聞いた時は宮沢賢治の「注文の多い料理店」をイメージしたがお客さんが食べられる話ではなかった。でもメチャおもろかった。
コース料理の一品一品で物語が区切られ、それぞれの登場人物をしっかり描きつつ、次に何が出てくるのかわからない。さらに端々にちりばめられた「成金」「権威」「うんちく」「わかったふり」「似非グルメ」などへの皮肉、批判。料理の味はちっとも想像できなかったけど、そこはじっくり味わえたと思う。
ヒロインがアバターみたいな顔じゃなかったらもっとよかったのに。
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ザリガニの鳴くところ 6

2022-11-19 18:46:53 | ノーヒットノーラン
意外とズブズブちゃうかった。
殺人容疑をかけられた「湿地の娘」が主人公のサスペンス。予告のストーリーに関する煽りがすごかったので、期待してしまったが、意外とシンプルやった。あのオチになるということは、やるときゃヤる娘だったってことやな(笑)
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アムステルダム3

2022-11-16 16:21:57 | ノーヒットノーラン
まぁ、質面倒臭いこと。
久しぶりのデ・ニーロ以外はあまりわからんけど、やたら豪華キャストを謳う予告だから気になっていた。最近運命の恋や難病だらけの邦画や、CGであり得ないアクションを生み出すハリウッドドンパチに辟易してたから、会話で楽しませてくれる作品かと期待したら…あ〜面倒くさい。モノローグもうざいし、不必要にこんがらがる会話も「シャレてるでしょ」感が鼻について不快。宣伝がストーリーに言及しない理由がよくわかった。この脚本にどうやってそんなキャスト集めたんやろ。
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すすめの戸締まり 6

2022-11-15 13:50:13 | ノーヒットノーラン
また、女子高生に救われた。
新海誠カントクの最新作は、いろいろあるけど得体のしれない何かから女子高生が世界を救う話。
まるっきりファンタジーの異世界でもなく、といっても見たことがない空間と現実の距離感が彼の作品の特長であり魅力なのかもしれない。今回は東日本大震災を設定に取り込み、共感を呼ぶ部分もあり、少し泣いた。でもコレが1日20回も上映するほど全国民必見の作品なのか?そこには疑問しか感じない。世界を救わないパターンの新海作品も見てみたいな。
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窓辺にて 6

2022-11-14 22:18:18 | ノーヒットノーラン
漂う感じ。
稲垣吾郎主演での今泉力哉カントク作。淡々としてるけど、心地よい空気感に浸った2時間半。愛についていろんな事情を抱えた大人たちを見ながら、自分の気持ちと照らし合わせながら読み進める小説のような作品。文庫本と喫茶店が似合う物語だ。
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人生は二度とない 7

2022-11-10 18:28:19 | ノーヒットノーラン
そうだよね!
これまで見たインド映画からすると違和感がある「らしくない」映画。バチェラーパーティならぬバチェラーツアーでスペインに行った若者たちが、それまでの人生でちょっと引っかかってたトゲを抜いていくロードムービー。ハングアウトというより、シティ・スリッカーズに近い物語なのでおっさんの心にも響いた。金やしがらみ、家族の問題、そんなことに縛られずに夢を持って目を輝かせて進む。それが生きるってことなんだよな。悩んでるムスコにも見せてやりたい。
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犯罪都市 Roundup 5

2022-11-07 14:53:35 | ノーヒットノーラン
ドーン!っていってバーン!
若き日の梅宮辰夫と川田利明を彷彿させるマ・ドンソク主演の刑事シリーズ。拳銃はほぼ使わず、刃物を振り回す悪者をほぼノーダメージでバンバン倒しまくる。バンチと掌底とパワーボムみたいな力技のオンパレード。それを見に行ってるんだから文句はないけど、他はないんかい?まあシリーズもんってこういうことかな。スティーブン・セガールばりに強すぎるので、もうちょいやられてもいいのでは?
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