今日のエンドロール

10点満点の採点つきで年間約120本。観る前も観たあともクスッと笑えるレビューをお届けします。

しあわせのパン 4

2012-01-30 18:20:36 | ノーヒットノーラン
やっぱりオレは白飯派だわ。
大泉洋と原田知世の夫婦が都会から離れて自然溢れる北海道に開いたカフェ。そこにいろんな問題を抱えたお客さんがやってきて、癒やされるって話。最初の設定から絵本みたいなファンタジーだし、現実感のなさは理解したつもりだけど、最後まで違和感がとれず入り込めなかった。パターンは自分の好きな「深夜食堂」とおんなじだけど、これが違うのは澄ました顔したあの夫婦が実は結構幸せの押し売りをしてくること。素朴と暖かさが幸せの全てなんだろうか?オシャレなカフェの窯焼きパンより、定食屋のポテサラとタマネギの味噌汁に引かれる、こんなこと言ってるからモテないんやろなぁ。
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UNDERWATER LOVE おんなの河童 3

2012-01-24 23:37:48 | ノーヒットノーラン
まだまだ甘いな。
毎年百数十本、もう2000本は映画を見ていると思うけど、全然自分の想定外の作品に頭を殴られた気分。
日独合作、カメラマンがクリストファー・ドイルで河童が踊るミュージカルピンク映画ってんだから、訳分かるほうがおかしいわ。
低予算でカラミを入れておけばあとは何とかなるピンク映画で、予算は多少高いにせよ、特殊メイク?とミュージカルに
一気に手を出しちゃったんだから、そりゃ「一兎をも得ず」になるはずだ。この前に見た「トーキョードリフター」が低予算ながら
音にはこだわって作った作品だったものだから、こっちのアフレコの下手さと音楽の珍妙さには参った。
まあ、最後にはそのダメさが笑えてくるんだけど。とりあえず今年の珍作一番乗りってことで。
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トーキョードリフター 6

2012-01-24 22:49:01 | ノーヒットノーラン
志村もカトちゃんもでないよ。
ミュージシャン前野健太がギター1本抱え、東京の夜をさまよい歌う姿を追ったドキュメント。ナレーションやスーパーどころかセリフも一切なし。聞こえるのは彼の歌とトーキョーのノイズだけだ。何か起こるわけでないしというか、ギターを抱えて歌う兄ちゃんに全くリアクションのない通行人。存在感のないはずの彼の歌が観客の心の中で大きな存在になる。歌唱力がものすごいわけでも、感動的な歌詞なわけでもない、でも剥き出しの歌が染みる。何か元気が出る1本だ。
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ALWAYS 三丁目の夕日´64 8

2012-01-21 19:58:16 | ノーヒットノーラン
何も言えなくて…大寒。
あの作品が帰ってきた。欲にかられて作った2本目はイマイチだったけど、1本目は泣かされまくった名作が7年ぶりに。
感動の方程式にやられてるなぁというのはわかるんだけど、目が痛くなるくらい泣かされてるんだから、どんな文句も説得力がない。
鈴木オート、茶川先生、淳之介…それぞれに共感して号泣。幸せってなんだろうという三浦友和のセリフもしみた。
あの頃始まった高度成長、競争社会が成熟し、行き詰まりをみせている今、もう一度考えさせられる1本だ。
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ロボジー 6

2012-01-18 23:40:39 | ノーヒットノーラン
もっとボケな!
裸足のピクニック以来、大好きな矢口監督の新作。予告で見て爺さんがロボットに入ってという設定も知ってたし、期待が大きくなりすぎたのもあったと思う。それにしてもこれはあかん。いくらフジの亀山さんにかわいがられてメジャーな作品を撮らせてもらってるか知らん。でもこれはヒット狙いでバットを合わせてライト前に落とした作品にしか見えない。万人に受ける適度な笑いとプチ人情ストーリー。こんな小さくまとまった佳作を撮る監督だったろうか?彼は。「秘密の花園」で見せたあの狂気溢れる笑いのパワーを求めるのは、ヒットメーカーになった彼には酷なんだろうか?日和るなよ監督!
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ヒミズ 6

2012-01-17 21:44:19 | ノーヒットノーラン
子ども向け…でもないし。
「冷たい熱帯魚」の園子温監督の新作。見る前からちょっと緊張感があった。普通でありたいけど、環境が普通じゃない中学生たちとその周囲の絶望とそれでも生きていく強さの物語とでも言えばいいのか。リアリティのない設定を観客に強引にねじ込んでくるこの監督の要求に、見事応えた若い2人が賞をとったのはある意味当然かもしれない。ただやはり自分にはしっくりこない部分を感じてしまったのも事実。溢れる生命力を自分でコントロールしきれない中学生の葛藤も今の時代の閉塞感もそれなりに理解しているつもり。でも気持ち悪いのはやはり原作という下書きから逃れられてないからか。園さんがフリーハンドならどんな画を描くのかを見てみたい気がした。
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デビルズダブル 5

2012-01-17 18:30:07 | ノーヒットノーラン
北にもいるんやろか?
サダム・フセインの息子ウダイの影武者だった男の実話に基づく物語。見てたら昔、友達とした議論を思い出した。議題は人間は突き詰めると性善説か性悪説か?性悪が服を来て歩いているようなウダイに無理やり影武者に仕立てられた男。多少の制限はあるにせよ、開き直ればやりたい放題!人間性さえ棄てればメチャメチャ楽しい生活を送れたはず。でも彼は悩み続けてとった道は…。宇宙旅行や魔法物語でもなく、常識では考えられない世界がリアルにあった。その疑似体験をさせてもらったわ。
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タイニイ・ウクレレ 7

2012-01-10 21:51:42 | ノーヒットノーラン
まんまやけども、ウクレレみたいな映画だ。
ウクレレの歴史と今、楽しんでいる演奏家を追ったドキュメント。演奏家と言ってもジェイク・シマブクロみたいな一流ミュージシャンから習いたての子どもまで、みんなが楽しそうに、みんなで一緒に、演奏しているのがとても印象的だった。あの独特の音色、深みは出しにくいだろうけど、何を弾いても陽気に聞こえるのが素晴らしい。登場する人たちも皆、派手さはないけど楽しげな表情ばかり。何よりちょっとやってみたいなと思わされたのが、自分にとってこの映画が効いている証拠だ。帰りに楽器屋に寄ったら教則本付きで10000円。もうちょい調べてみよっと。
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琉神マブヤー 6

2012-01-08 00:28:06 | タイムリーヒット
いんでないの?
おととしの夏、家族旅行に行った沖縄で海よりも美味しい料理よりも幼稚園児の息子たちがガッツリ食いついたのが、沖縄限定のヒーロー「琉神マブヤー」。
東京で作っているヒーローものと違い、地元を愛し、沖縄ののんびりした空気も反映された作風に親もまきこまれてしまい、TVシリーズのDVDをネットで取り寄せ
楽しんでいた。その作品が映画になると聞き、西宮ガーデンズへ。もちろん息子2人とだ。中身は簡単な説明はあるもののテレビのマブヤーを見ていたファン向けだ。
オタクチックな特撮ヒーローものを期待したらガッカリするに違いない。ロケは浜辺かちょっと広めの普通の公園。マブヤーが宿敵マジムンの怪人たちを倒すのに使うのは
必殺パンチだけで飛び道具やビーム系はゼロ。やられた怪人は爆発などせず「覚えてろよ~」と言いながら、さらに勝ったマブヤーですら「また会おう」くらいで、両者とも足で走って帰る。
でもこのゆるさ、そしてマジムンが狙いマブヤーが守っているのが、沖縄の自然や人々の心の中に残る伝統だというコンセプト。これが大人にもなんとも心地いいのだ。
映画版はキャストをガレッジセールはじめ沖縄出身の全国区タレントにしているが、根本的なノリは変わっていない。まあ、決して帽子を取らないISSAにだけは違和感を感じたけれど。
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エル・ブリの秘密 世界一予約のとれないレストラン 6

2012-01-08 00:14:31 | タイムリーヒット
なんぼすんねん?
スペインにあった三ツ星レストラン「エル・ブリ」の裏側を追ったドキュメント。
営業は年のうち半分、45席というから、1テーブル4人としたらだいたい年間2000件くらい。
そこに年間200万件の予約が殺到してたってんだから尋常じゃない。
3時間のうちに36種類の料理を出すらしいんだけど、それは「世界で最も革新的なシェフ」が弟子と共に休業中の
半年間、研究に研究を重ねて編み出した毎年の新作料理ばかり。その開発風景は厨房でなく、実験室。
そして生み出されたモノは料理というか、作品。ただ見ただけでは味が全く想像できない代物だった。
料理ってなんだろう?素材の掛け合わせと加熱によるケミストリー?それとも人を驚嘆させるアート?
人それぞれ意見はあるだろうし、こういう世界があるんだというのは面白かった。
でも個人的にはあんなのを高いカネだしてありがたがってる自称食通の輩には糞くらえといいたい。
だって空腹気味だった自分が全く食べたいと思わない料理ばかり。どんだけカレーライスが恋しくなったか。
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宇宙人ポール 8

2012-01-04 17:32:33 | 逆転サヨナラHR
これは春から縁起がいいや!
2012年の一発目はこれ。イギリスからアメリカに遊びに来たSFオタクがUFO目撃地ツアーをしていると、本物の宇宙人にヒッチハイクされちゃった!という話。
内容はゼロ。でも大好きな1本になった。宇宙人は見た目はグレイだし超能力も持ってるけど、長い地球生活のせいか下品でくだらないオッさんそのもの。
いろんなSF作品にオマージュを捧げてるだけあって、それぞれのファンならわかるツボを抑えたネタが満載で、劇場で爆笑してしまった。
雰囲気的には「ギャラクシー・クエスト」に近いかな。ポールの基地での生活を描いたビフォー・ストーリーや、やっぱり違う国に不時着しちゃって…なんて設定の続編もできると思う。
ぜひ見てみたい!
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