今日のエンドロール

10点満点の採点つきで年間約120本。観る前も観たあともクスッと笑えるレビューをお届けします。

MY HOUSE 4

2012-05-29 23:34:54 | ノーヒットノーラン
バックもできるよ。
トリックや20世紀少年など、テレビ局制作のエンタメ作品で地位を築いた堤監督が本当に撮りたかったという触れ込みの一本。お得意の派手な画面と音楽とは反対に思いきり振って、白黒&音楽なしで勝負してきた。金も安定もないけど楽しげなホームレスと、エリートコースだけど息が詰まりそうな生活をしている家族の比較で、幸せとか大事なものは何か?みたいなテーマなんだけど、なんかニセモノ。ステレオタイプすぎるし、展開も予想どおり。是枝作品とは響きのレベルが違う。やっぱり餅は餅屋ですよ、カントク。
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メン・イン・ブラック3 5

2012-05-29 21:16:26 | ノーヒットノーラン
逃走中か!
第1作から15年。すっかりじいさんになってしまったトミー・リー・ジョーンズを担ぎ出して作った「まとめるためのストーリー」 。設定の面白さと造形の見事さで楽しめた1とはちがい、驚きはオチ以外なし。予告を見てて思ったけど、最近の洋画ってCGに頼ったアメコミとか神話もの、あと仕事に疲れたOLが新しい自分を見つけて恋も成就するブス妄想ものくらいしかパターンがないような気がする。大丈夫か?ハリウッド!
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サニー 永遠の仲間たち 8

2012-05-28 22:18:26 | ノーヒットノーラン
ど、どストライクです(ケンコバ風)!
女子校時代の輝かしい青春時代と20年たった現在をオーバーラップさせる友情物語。自分より4つくらい上の設定だし、男と女で違うこともあるけど、学校の雰囲気、ファッションや小道具、そして音楽など共感できる部分の多い作品だった。高校時代のムチャで大人気ない思い出、そしてまるで想像できなかった中年の自分たち。タイトルのように永遠は大げさでも、いくつになってもバカな話に花を咲かせられる連れのありがたみを改めて感じた。日本版や男性版だったらどうなるんだろう?是非見てみたい。
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オレンジと太陽 6

2012-05-27 21:57:41 | タイムリーヒット
どちらかと言えばドキュメンタリーのような。
イギリスが19世紀から密かに1970年代まで行なってきた植民地への「児童移民」を暴きだしたソーシャルワーカーの実話。
映画もしっかり作ってあるし、俳優陣の演技も良い感じ。しかし、現実に起こった出来事の内容と、100年以上続けてきたその悲劇が「なかったことになっていた」
衝撃に心が揺れた状態では映画の方が霞んでしまったような気がする。
孤児だけでなく貧困層の親子を引き離し、お互いに「死んだこと」にしてオーストラリアでの強制労働。そこにどんな事情があって、なぜ教会がそれを仕切っているのか
全く理解できないけれど、少なくとも「人助け」「子供のため」だけでは説明がつかないだろう。移民たちの希望は「自分が何者なのか知りたいだけなんです」だけ。
そのために活動している主人公を妨害する教会支持者?や過去の不祥事をひた隠しにする政府。人間の良心と裏腹の醜さについて考えるいいキッカケになった。
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王朝の陰謀 判事ディーと人体発火怪奇事件 6

2012-05-24 22:16:26 | ノーヒットノーラン
ひろいもん。
ツイ・パーク監督、アンディ・ラウ主演のアクションミステリー。細かい説明は面倒くさいから簡単に言うと「中華風の映画版シャーロック・ホームズ(推理よりアクション充実のヤツ)ワイヤーアクション添え」かな。謎とかトリックの部分はおいおい!だけど、補って余りある楽しさ。こういうジャンルってありだと思う。ただ邦題が蛇足だらけで残念やなあ。
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ファミリーツリー 6

2012-05-22 20:53:42 | ノーヒットノーラン
あったかいスープみたいな。
常夏の楽園ハワイで、ある家族に起きたトラブルと再生の物語。湿っぽい話にならなかったのはハワイの空気と、ジョージ・クルーニーのイケてない演技のおかげだ。調べてみたら「サイドウェイ」の監督だそうで、あの作品と同じく奇想天外な事件はないけど、じんわり心にのこる映画だった。ラストシーンが、なんか好きだったなぁ。
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ポテチ 5

2012-05-15 19:08:00 | ノーヒットノーラン
画竜点睛を欠く。
伊坂幸太郎の短編を映画化した作品。舞台の仙台に春に行った時、宣伝を見かけて気になっていた。人のいい空き巣(濱田岳)には思い入れのあるプロの代打選手がいる。かつて甲子園のスターだった彼と空き巣は同郷で同じ日に生まれたという…みたいな話だ。70分弱の長さながら、キチンと伏線を回収しているあたりはさすが!と思ってたら、最後の野球の試合にガッカリ。選手役のエキストラがクラブチームレベルなのは仕方ないにしても、球場はKスタちゃうし、何よりクライマックスのホームランの弾道。打った瞬間、右バッターがボールの下をこすった1塁ファールフライの感じなのに、なぜか打球はレフトの場外ホームラン。この物語のすごくカギになるシーンなのにあれはないわ。あそこはCGでもちゃんとごまかさないと。
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ロボット 6

2012-05-14 21:38:22 | ノーヒットノーラン
メカメカでベタベタ。
スーパースター、ラジニカーント主演によるCGバリバリのロボットSF映画…と言ってもインド映画なので異常に顔の濃いキャラクターも、唐突で派手さだけのダンスも、少々寝ても全く問題ない勧善懲悪ストーリーも健在だ。博士が自分ソックリに作ったロボットに感情を与えたら、自分の恋人に惚れちゃって嫉妬から悪の道へ。ご存知、どこが男前かわからんラジニカーントが、悪者になると竹内力にソックリなのに爆笑。いつも通り2時間以上あるので途中だれるが、クライマックスは竹内力が増殖して有り得ないフォーメーションで大暴れ!CGならできるだろうけど、ハリウッドじゃ絶対やらないわ。さすがインド!ポスターにデカデカと書いてあったコピー「わけわからんけど面白い」確かに。
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わが母の記 5

2012-05-11 23:01:28 | ノーヒットノーラン
あと10年、いや15年かな。
井上靖の自伝的小説の映画化。役所広司演じる作家とその家族が、徐々に壊れていく母親(樹木希林)に翻弄される話。昔された仕打ちを恨んでいた息子だったが、母の真意に気づかされ…という王道パターンだが、どうも気持ちに入ってこない。時代感も置かれている境遇も今の自分とはあまりにも違いすぎる。何年かしたら号泣するのかもしれないけど、今はあかんわ。
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宇宙兄弟 6

2012-05-08 20:54:09 | ノーヒットノーラン
宇宙より、兄弟だけど。
小栗旬と岡田将生が世界で初めて兄弟で月面に立つって話。弟は優秀で兄貴は劣等感を感じてってパターンは南ちゃんこそいないけど、タッチと同じだ。あまり宇宙に憧れや興味はないけど、同じ夢を持った小さな兄弟が出てくるたびに自分の小さな息子たちを重ねてしまったのは、だんご3兄弟の父親としては仕方ないだろう。弟ほしかったなぁ、とかアイツらどんな兄弟になるんだろう?とか考えてたから点数は甘めかも。
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ー×ー 4

2012-05-08 00:32:03 | デッドボール
回収すればいいってもんじゃないよ。
大阪を舞台に撮影された群像劇。それぞれにちょっと不幸とか不満とかはあって、いくつもの物語がちょっとずつ接点を持っている。
見ていて「運命じゃない人」をちょっと思い出したけど、あの作品と違うのは単につなげてあるだけで、そこに必然性がまるでないところ。
マイナスがかけ合わさるとプラスに転ずる、それぞれ不幸はあるけど、誰かと一緒なら幸せにもなれるよ。そんなメッセージがあるんだろうけどイマイチ弱い。録音の稚拙さも手伝って、作品の世界に没入できなかった部分も大きいんだけど。
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サイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者 6

2012-05-08 00:20:01 | タイムリーヒット
ちょっと戻ってみるかな。
インディーズ映画では異例のヒット作として名前は知っていたけど、見逃していたシリーズの最新作が公開されたと知って見に行った。
タイトル通り、埼玉のラッパーがどんどん転落して逃げ回る話だ。見ていて感じたのはちょっと前の「サウダーヂ」同様、地方の若者のあふれるパワーを持て余している焦燥感、うまく活用すれば形になるはずなのにそれを導く人や情報がないための空回り感。一丁前に先進国面してるけど、これが日本の現実なのかなぁって不安を覚えた。ただ溢れる情熱をたいして上手くもないラップにぶつける不器用な青年の成長物語を最初から見てみたいなという気にはなった。
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ブライズメイズ 5

2012-05-02 21:28:41 | ノーヒットノーラン
男と女の間には~
簡単にいうと女性版ハングオーバーSAC風味。友達の結婚前のドタバタを際どい単語が飛び交う女子同士やっちゃいました~みたいな映画。期待が大きかったのもあるけどちょっとガッカリした。まず下ネタが言ってるだけで面白くない。さらにハングオーバー的なムチャムチャ具合が大したことないし、最後に新しい自分に生まれ変わるみたいなキレイなまとめをしだすのも最悪。結局、女子向け自分元気づけ物語に下ネタと過激さを少々振りかけましたよ~みなさんこういうのお好きでしょ、というマーケティングが見えすぎなのがあかんわ。
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テルマエ・ロマエ 7

2012-05-02 18:21:26 | ノーヒットノーラン
い~い湯だな。
古代ローマのテルマエ(公衆浴場)の技師が現代の日本にタイムスリップして…ていうバカバカしい話。これは阿部寛をキャスティングできた段階で勝ちだわ。いま日本で一番「ぬぉああ!」という驚き顔が似合う男が目を剥くたびに爆笑!市村正親や北村一輝ら日本の普通のドラマだと顔が濃すぎて浮いてしまう役者たちがローマ人を生き生き演じる姿は「くだらねぇ」コントそのもの。笑って笑って風呂上がりの爽快感だけが残る、そんな1本だ。
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