今日のエンドロール

10点満点の採点つきで年間約120本。観る前も観たあともクスッと笑えるレビューをお届けします。

街の上で 7

2021-04-15 18:57:57 | ノーヒットノーラン
やるなぁ。
「愛がなんだ」「あの頃。」でノリに乗ってる今泉力哉監督が
映画祭のために撮ったご当地映画。
ご当地映画って、税金使った想い出作りになりがちだけど
そうなっていないのは、監督の力量と街のパワーか。
住んだことはないけど、夢のタネと残骸が転がっている街、シモキタ。
古着屋の店員を中心に、いろんな街のスナップ写真を散りばめたような物語。
ものすごく面白いわけではないけど、あるあるとクスッと共感が溢れていて心地いい。
それがちゃんと繋がっているのも見事だった。
城定さんの部屋のシーンとお巡りさんが、メチャ好きだなぁ。
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映画クレヨンしんちゃん 謎メキ花の天カス学園 5

2021-04-12 22:45:15 | ノーヒットノーラン
大人も普通に楽しめる。
コロナのせいでドラえもんの新作は伸びるのに、普通に公開される
しんちゃん映画。
今回も子供は喜びまくるいつもと同じパターン。
カスカベ防衛隊が天カス学園に体験入学して謎を解くというのが新機軸らしい。
でもそれだけでなく、物語のところどころに挟まれる「大人だからわかるセリフ」
にキュンとする。そやねん、エリートだけじゃ世の中回らんねん。
あの5人が成長したらどうなるか?ちょっとせつないなぁ。
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パームスプリングス 6

2021-04-10 22:46:24 | ノーヒットノーラン
回る回るよ、その日が回る〜
目覚めたら同じ日を繰り返すタイムループコメディ。
何百回もその日を経験し、飽き飽きしている男に、不意に増えたパートナー。
寝たら元に戻るし、死んでも元通りだからやりたい放題。
戻れないのは嫌だけど、もし自分だったら何をするだろう?
自分だけは経験を積み、でも世界は決して変えられない。
たぶん何ができても虚しさしか残らない。
やっぱり生きてる意味って、自分の存在が世界を
ちょっとずつでも変えることなんだ。
そう考えるとなかなか深いやん、これ。
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サンドラの小さな家 6

2021-04-08 20:05:15 | ノーヒットノーラン
居場所を作る物語。
DVのダンナから娘と共に逃げ出したサンドラ。
役所の保護が充分でなく、不自由な生活をしていた彼女が
思いついたのは、自分の家を作ることだった。
作ったのはhouseだけど、できたのはhomeだった。
苦しい時に、素直にそれを伝え、周りの人に頼る。
できそうでなかなかできないという意味では、家を作るのと
大差ないのかもしれない。
頼られる側も、迷惑だけでなく得るものがある。
ある意味ファンタジーだけど、こんな世の中になってほしい。
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騙し絵の牙 6

2021-04-01 21:22:58 | ノーヒットノーラン
そりゃハマるでしょ。
原作の塩田さんが、小説の企画段階から大泉洋に当て書きした本の
満を持しての映画化。小説の映像化はイメージが違うことも多いけど
これに限ってはそんなことあるわけない。
タイトルも予告も「騙し」に注目させた割には、それほどスカッと
騙されるワケではないのが玉にキスだけど、エンタメとして充分楽しめる。
塩田さん特有の新聞記者臭も薄めてあって、気持ちいい作品だと思う。
ただ、出版社の未来や地力があんなにないような気はするけど。
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