今日のエンドロール

10点満点の採点つきで年間約120本。観る前も観たあともクスッと笑えるレビューをお届けします。

噂のモーガン夫妻 4

2010-03-28 22:34:35 | ノーヒットノーラン
ごくごく普通。
夫の浮気をきっかけに別居した都会のセレブ夫婦がわけあって田舎に強制連行され…あとは全く予想通り。なんのヒネリもないんだもんなぁ。何もない田舎の風景より退屈で、のんびりしすぎた。これがメジャー作品で通っちゃうんだから、シナリオ不足は深刻だわ。
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マイレージ・マイライフ 7

2010-03-23 21:10:18 | ノーヒットノーラン
久しぶりにいい邦題やん。
ジョージ・クルーニーが演じる旅暮らしのリストラ請負人の話。企業から駒のように捨てられる人々、それにやりがいを感じるビジネスマン、そしてそれを合理化のためにネットで済まそうとする若者。見ていてどんどん寂しい気持ちになってしまった。ちょうど昨日、5歳の息子が無邪気に「お父さんは何で生きてるの?」って聞いてきた。その場は「お前たちと毎日楽しく遊ぶため」と答えたけど、本当にそれだけ?あと何のために働くのか?いろいろ考えさせられる作品だった。
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ダーリンは外国人 5

2010-03-15 18:53:24 | ノーヒットノーラン
全然度肝を抜かれへん。
本屋のエッセイマンガのコーナーでよく見かける同名作品の映画化。本が売れたから映画にしちゃえ!という代理店発信のマルチユースの賜物なんだろうけど、本の厚みと一緒で薄いのなんの。アメリカ人の彼との「人とちょっと違う」私生活を書いた作品だから一番面白いのは2人のカルチャーギャップのはず。なのにそれは刺身のツマぐらいの扱いで、メインは彼との幸せを手に入れるために私ガンバる!みたいな普通の恋愛モノに降格しちゃってる。面白くなる可能性があったのにもったいない。まあ、それでも劇場公開するほどのもんじゃないと思うけど。
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フィリップ君を愛してる 6

2010-03-14 22:18:05 | ノーヒットノーラン
真実は小説よりも奇なり。
塀の中で出会ってしまった運命の人と幸せになるために、つい天才的な詐欺の腕を使いまくってしまったゲイの話。好きな人のためなら何でもしたい!そんな気持ちは誰でもあるだろうし、感動を呼びそうな話なんだけど、ゲイだからちょっと事情が違う。しかもこれ実話。
でもわざわざ製作まで名乗り出て主演したジム・キャリーが生き生きしすぎ。あの役を演じるために生まれてきたみたいにうれしそうだったもの。
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ハートロッカー 5

2010-03-13 10:56:56 | ノーヒットノーラン
アカデミー賞って何?
ご存知の通り今年度のアカデミーを席巻した作品。資本力とCGの化け物アバターを蹴散らした低予算作品という痛快さから、どんな斬新なアイデアか詰まっているのかと思ったら肩透かしをくらった感じだ。舞台はイラクに駐留してる米軍の爆弾処理班。ゲリラが自爆テロのためにしかけた爆弾を回収する「命懸けの、でも日常」が淡々と描かれる。そこには強いメッセージはない、でもアメリカ人にとっては終わっていないテロとの戦いについて考えるきっかけにはなるんだろう。ただそこが別世界の出来事にしか感じられない日本人にとって、エンターテイメントでもプロパガンダでもないこのベクトルは扱いが難しい。あ、デートだけはやめとけよ。
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しあわせの隠れ場所 5

2010-03-11 22:38:47 | ノーヒットノーラン
ラグビーの圧勝!
インビクタスと同時期に公開されたアメフトもの映画。貧民街で親に捨てられて育った黒人青年が白人の支援者とフットボールに出会い、人生を切り開いていく実話ベースなんだけど、なんかピンとこない。裕福な白人の愛情がなんか上から「ボランティアしてる私って偉いでしょ」って見えてしまうところ、また主人公にとってアメフトがただの自己顕示の道具としか描かれていなくて、チームメイトとの確執とか競技から得た心の成長とかが、全て省かれているところがその理由だろう。あとタイトル。よさげな話ですよと雰囲気をつたえる以外、何がいいたいかさっぱりわからない!
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孤高のメス 7

2010-03-09 21:45:02 | ノーヒットノーラン
最近の東映ではピカイチ。堤真一主演の医療モノ。まあ医師の魂を持った凄腕外科医が田舎の市民病院で活躍、しかし足を引っ張る同僚や大学病院とのしがらみもあって…という王道パターン。だけど引き込まれてしまうのは手術シーンの迫力。何か普段はモノのように感じてしまう手術室の患者。でもこの作品では生々しい臓器が次々と登場し、しっかり生きている感じがした。唯一不満だったのが主人公がスーパーマンすぎたこと。あれでメチャ女好きとか身の回りのことが全くできないとか、人間らしいところがあったらもっとよかったのに。さ~て、ビール飲んでユッケでも食いにいくか!
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ドラえもんのび太の人魚大海戦 5

2010-03-08 18:51:10 | ノーヒットノーラン
こども向けだって。
5歳の息子と見に行ったこの作品で映画30年だそうだ。俺がサバンナ高橋くんに感化されてドラえもんの映画をみだしたのが20周年の頃だったから、10年も見続けていたことになる。子供が生まれる前はええ年のおっさんが1人で現れ、時には涙したりしていたのだが、その頃に比べてここ数年は劣化が激しい。原因は声優チェンジなんかじゃない、脚本だ。かつての作品たちはのび太たちの大冒険でワクワクしたあと、必ずそれだけでなく、ひとつ何か心に残るお土産があった。でも今は楽しかったね、はい、おしまい。テーマはやたらと地球を大事にしたがるばかり。
今からでも遅くない、次は脚本家絶対かえるべき。アマルフィとおんなじ奴だぜ。
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あたらしい人生のはじめかた 4

2010-03-05 23:50:06 | ノーヒットノーラン
そのまんまかい。
ダスティン・ホフマン主演のシルバー世代向け「もう一花さかしたろかい」ムービー。自分の娘の結婚式で行ったロンドンで寂しい思いをしていたおっさんが、なぜかトントン拍子にオールドミスとくっついちゃう妄想のような物語。ひねりもないし都合よすぎるので、いくら寂しい境遇に共感できても入り込めないのは日本人だからか。還暦すぎてからまた恋をして新しい人生だ?そんな精神構造、日本人は持ち合わせてないやろ。
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フローズン・リバー 7

2010-03-03 21:28:54 | ノーヒットノーラン
母は強し。
大切な子供のためになら犯罪だってやってしまう2人の母親の話。スターなんて誰も出てないし、ビックリするくらい華はないけど、余分な贅肉抜きのストーリーはリアル感を高めていて、込められたメッセージが直に伝わってくる感じがした。テーマとしては去年見た「母なる証明」に近いけど、凄まじさばかり強調された母なる…と違い、この作品では2人の母性が随所に見られ、見終わったあとの心はフローズンじゃなかったわ。
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