今日のエンドロール

10点満点の採点つきで年間約120本。観る前も観たあともクスッと笑えるレビューをお届けします。

僕と妻の1778 の物語 3

2011-01-17 21:09:29 | ノーヒットノーラン
これは夢じゃないんだよね、残念なことに。
草なぎくんは確かに稀有な役者だと思う。30代半ばでもまだ「くん」づけできる子供っぽさ、そしてあの生命力の弱い感じ。草食系の不器用な青年をやらせたらある意味どハマりだ。でもそれにしたってこの脚本はひどい。夢見がちで生活力がなく、それでも理解ある美人の奥さんのおかげで暮らしているSF作家て!本来はフィクションのような「余命少ない妻を喜ばすための1778の小説」が実話なことが感動を生むはずなのに、このキャラ設定が現実離れしすぎで全く感情移入できない。さらに追い討ちをかけるのがベタベタな演出。「ここでこれをやったらあかんこと」を全部踏んでいく展開が辛すぎて、何度腕時計を見たことか。やっぱり「もっともっと特別なオンリーワン」って難しいんだなぁ。
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