今日のエンドロール

10点満点の採点つきで年間約120本。観る前も観たあともクスッと笑えるレビューをお届けします。

大いなる不在 6

2024-09-16 22:35:38 | ノーヒットノーラン
そのへんのホラー映画より、よっぽど。
森山未來の長年会っていなかった父親が藤竜也。父親が警察に保護されたというので仕方なく会いに行ったらガッツリ認知症だった。そこに至るまでの人生はわからないが、実家に残されたものを見ていくうちに少しずつ浮かんでくるオヤジの生きた道、という話だ。これからこの時期を迎えるかもしれない親を抱える身としては正直怖さしか感じなかった。子どもだった自分には見せなかった一人の男や女としての親。子どもになんか頼りたくない親のプライド。でも衰えを感じ、なんとかしたい焦り。
そういう複雑な状況を一気にグチャグチャにしてしまう認知症の身勝手さ。俺はどう心の準備をすればいいのか?温暖化より、なんやらの持続より、よっぽど喫緊の課題だわ。
コメント
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