今日のエンドロール

10点満点の採点つきで年間約120本。観る前も観たあともクスッと笑えるレビューをお届けします。

ウォーターズ 5

2006-03-18 23:18:37 | タイムリーヒット
カネカネ言うけど…

テレビでよくやってる「歌舞伎町24時。夜の男たちの華麗で過酷な闘い」みたいな特番が火をつけたホストブームに乗って作られた企画映画。だからストーリーがいくら薄っぺらくてもしょうがない。でも気になったのはホストクラブに来る客の下品さだ。

俺がホストクラブに行ったことがあるわけでもないし、テレビだと取材対象はホストの方なのでお客さんはモザイク。だから全てあんな客だってワケじゃないと思うが、それにしてもヒドい。つかの間のお姫様気分に100万の札束をポンポン投げ、札束で男のほおをはたき、商売男のニセの口説き文句にさえ財布を開く。劇中に「自分のお金なんだからどう使おうが自由じゃない」というセリフがあったけど、ホントにそうだろうか?

そんな金の亡者だけじゃないけど、最近日本人はカネに溺れ、カネにコントロールされて生きているような気がしてならない。身の丈に合わない金額を稼ぐためにカラダを売る若者、少ない給料を元手に血眼で株情報を集めるサラリーマン、年収のみがステータスになり、愛よりカネと豪語する女たち。そのくせ集めた金を何に使うかといえば、プチ優越感のためのブランド品や水商売での浪費、ダラダラするだけの旅行や珍しいだけのプレミア品…刹那的でとても身につく使い方とは思えない。

カネってそもそも欲しいものを買ったり、行きたい所に行くための「手段」じゃなかったろうか?夢を実現するために使う「道具」だったんじゃないだろうか?本来の目的すら見えずに「手段を集めること」が目的になってるという歪んだ現状。
カネで買えるのは一瞬の幸せのみ。それを継続するためにはさらなる投資が必要だし、そうして継続した幸せだってカネが切れた瞬間に消えてなくなってしまうのはホリエモンを見たらわかるはずだ。

「なら、どんな使い方になら価値がある?」という質問に唯一ちゃんと答えているのが、カード屋さんのCMというのが何とも皮肉だなぁ。
…映画からだいぶ離れてしまったけど、そう思った。

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