僕のほそ道   ~ のん日記 ~

  
これと言ったテーマはなく、話はバラバラです。 つい昔の思い出話が多くなるのは年のせい? 

チップはややこしい ~ブダペストの苦い思い出~

2021年07月05日 | 旅行

外国旅行をしていて、頭を悩ませるのはチップのことですね。チップを渡すという習慣は日本にはないので、何度外国に行っても、このチップにだけは悩まされました。とにかく、どれだけの額を、どんなタイミングで渡せばいいのかというのがむずかしい。国によってはチップの額や渡し方もちがうしね。

たとえば、タクシーに乗る。料金はメーターに出ているので、日本ではその額を渡せばいいだけですが、外国ではチップも渡さなければならない。そこで、お札を渡してお釣りをもらい、そこから10%~20%のチップを払う、というふうな感じです。タクシー料金が、まぁ日本円で言えば800円台くらいだったら、千円札を渡して「お釣りはいいです」と言って降りるのが普通です。でも、その料金が1,200円ぐらいの時は、2,000円を出してお釣りの800円を「チップです」とは言わない。多過ぎるから。そんな時は黙ってお釣りをもらい、そこから200円程度を「どうぞ」と運転手さんに渡すわけですね。

レストランや喫茶店は、日本のようにレジで支払うのではなく、テーブルで支払いますが、そこでウェイターさんかウェイトレスさんにチップを渡すか置いて行くか、というわけですね。勘定を済ませ、お釣りをもらったら、その中からいくらかのチップを渡す、あるいはテーブルに置いて出る、というわけです。

妻と2人で初めて外国旅行に行ったのは、パリでした。パリの空港に着き、タクシーに乗って、ホテルに着いた。そして料金メーターの金額の料金を支払い、車から降りてホテルに入ろうとしたら、タクシーの運転手がこちらに向かって怖い顔をして怒鳴ったのです。フランス語だから何を怒鳴っているのかわからないけど、とにかく運転手は怒っていた。あえて知らん顔してホテルに入りましたが、今から考えたらチップを渡さなかったことで怒っていたんです。大きなスーツケースをトランクに入れてもらったりしていたので、余計にチップをはずむべきだったのですね。これは反省です。運転手さんに悪いことをしました。

一方で、国によっては、逆に腹立たしいケースもありました。

ハンガリーの首都、ブダペストのカフェテラスに入った時のことです。

妻とコーヒーを飲み終え、店員にお金を払う時のこと。小銭を持っていなかったので、お札を渡した。日本円にたとえて言うと、代金が400円だったとして、僕が店員に渡したのは千円程度の札だった。だから一度お釣りをもらってからチップを渡そうと思ったのだ。

「お釣りをくれ」と言ったら、その若い店員は札を握りしめて「ダメ」と首を振った。「なんで?」と僕が聞くと、彼は「釣りはチップなんだよ」という意味のことを言った。

「チップは釣りをもらってから渡すから」とジェスチャー交じりで僕が言うと、
「ダメダメ。釣りは渡さない」と若い男は、態度を変えようとしない。

「あのなぁ、代金よりも、お釣りのほうが金額が高いんだよ!」と言いたかった
けど、なにせここはハンガリーだ。引き下がるほかはなかった。

しかしなぁ。まるでドロボーじゃないか。
僕がこれまで出会った中でも、最悪の店員だった。

と言っても、あの街では店員が言ったように、一度出した金は、残りは全部チップだという習慣があるのかも知れない。だったら、それを知らなかったこちらが悪い、ということにもなりますけど。ぶつぶつ。

そこで得た教訓は、外国旅行をする時は常にチップ用の小銭をポケットに入れておくこと、ということでした。

 

 
 
ブダペストの駅で


ハンガリーのブダペストに行ったのは2,000年10月です。
ウィーン旅行の際に、列車に乗って日帰りで行きました。

ブダペストでは、カフェテラスを出た後、1時間もしないうちに、国会議事堂近くを歩いている時、警官を装ったバイクの2人組の泥棒に遭い、もう少しでパスポートを盗まれるところでした。

もう、ハンガリーには行きたくな~い!

 

 


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