僕のほそ道   ~ のん日記 ~

  
これと言ったテーマはなく、話はバラバラです。 つい昔の思い出話が多くなるのは年のせい? 

不良な人たちは荒野をめざす

2012年02月20日 | ニュース・時事

先日急死したホイットニー・ヒューストンの死因は何か…?
さまざまな憶測が飛んでいる。

薬物の過剰摂取が原因でバスタブで溺死したのでは…
と言われていたが、まだはっきりした原因はわからないという。

クセのありそうな旦那との関係や自己破産(考えられないですけどね~)や、
お酒や薬にハマっていたとか、さまざまなトラブルを抱えていたのですね。

人から夢みられる存在であっても、やはり彼女も生身の人間の一人であり、
病気やお金や人間関係の苦労から逃れられないことを、改めて知らされた。

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かつて「不良なひとたち」というふうな題名の本を読んだことがある。

古今東西の一流の芸術家には「不良」が多い、というような本だった。
具体的に、有名作家などがいかに「不良」であったかが描かれていた。
そのほとんどが酒か薬か女性におぼれる人たちであったわけだけど…。

晩年のヘミングウェイは完全なアル中でズキズキするほどの不良老人だった。
そして61歳のとき、散弾銃を口にくわえて自殺した。
北原白秋は隣家の人妻と密通し、太宰治は女にだらしないことこの上なし。
川端康成はガス管を加えて自殺。お手伝いの女性への片思いが一因だった。
ベートーベンはアルコール性肝炎で死に、ソクラテスもアル中で死んだ。
シューベルトは15歳のときから酒におぼれ、晩年は指に痺れができた。
オスカー・ワイルドはアブサンで死んだ。
モーパッサンは麻薬の常習者でゲーテはワイン中毒だった。
島崎藤村は姪と肉体関係を持って台湾に追いやり「新生」を書いた。
そして、佐藤春夫と谷崎潤一郎の夫婦交換…は有名な話である。

まあ、いくらアル中でも薬物中毒でも色狂いでも、歴史に名作を残し、
多くの人々に感動を与えてきた偉大な人たちであることには違いない。

品行方正な人より不良な人のほうが、その種の才能ははるかに上だろう。
奔放な生き方から、怪しげな魅力が生み出される…ような感じだもんね。

そんなことを物語る数々のエピソードだと思う。

ホイットニー・ヒューストンの死について考えていたら、
こんな話に飛躍してしまった。


 

 

 

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