海外旅行というのも、添乗員付きの団体ツアーであれば楽なのですが、個人旅行となると、やはり事前の準備や何らかのトラブルへの備えなど、十分な「予習」をしておくことが大事かなぁと思っています。
モミィの夏休み中に、ローマとパリへ旅行する予定があることはすでに書きましたが、事前にいろいろやらねばならないことがあり、なかなか忙しいです。
パリには僕は過去4回(妻とは3回)旅行し、ローマには2人で一度行ったことがあるのですが、かなり以前のことです。それと、今回は2人だけの旅行ではなく、モミィと義姉(妻の姉)を加えた4人の旅行なので、しっかりと準備しておく必要があります。2人だったら旅行中も行きあたりばったりで行動できますが、4人となればなかなかそうもいきません。で、妻は毎日ガイドブックを見ながら、どういう順序でローマとパリの街を巡るのか、どんな点に留意すべきなのか、などと、詳しくメモをとりながら、あれやこれやと思案しているようです。
で、観光地巡りのコースや食べ物などのことは妻に任せ、僕は、その場その場での対応を少しでもスムースにできるようにカタコトのイタリア語を勉強したり、英会話もまた昔のテキストを引っ張り出したり、歩きながらウオークマンを聴いたりして、主に2か国語の勉強をしています。(フランス語は昔から苦手なので、パリではカタコト英語で乗り切らなければ)。
そんな時、先日、妻から、ローマのバチカン美術館は世界中の観光客にすごく人気が高く、たぶん2時間以上も並ぶことになるので、予約をしておいたほうがいいのでは? と持ちかけられました。
バチカン美術館は、ご承知のように「世界で一番小さい国」として知られるバチカン市国にある有名な美術館で、特にミケランジェロによって描かれたシスティーナ礼拝堂の天井画などは、よく知られていますね。
実は前回(20年前)ローマを旅した時、バチカン美術館にも行ったのですが、切符売り場で少しは並びましたが、そんな大して混雑はしていませんでした。でも今はものすごい観光客数であふれかえっているという妻の言葉を聞いて、ほんまかいな、と思いながらネットで調べると、たしかに長蛇の列の画像が写っていましたし、どのガイドブックにも、並んでいる時間がもったいないのでチケットを予約しておいたほうがいい、ということが書かれていました。
でも、予約を旅行社に頼んだり、ネットで業者に依頼したりすると、すごく高いんですよね。自分でネットで予約をすると、正規の入場料と予約手数料で済むのですが、業者に頼んだらその2倍近いお金がかかります。僕たちは4名ですからね、旅行社やネット業者に頼むと金額がメチャ高くなります。
2年半前にロサンゼルスに行った時も、渡米時にはエスタ(ESTA)という、アメリカにビザ無しで90日以内の旅行の際に必要な「電子渡航認証システム」というものを申請しなければならなかったのですが(むろんすべて英文です)、それも業者に頼むと驚くほど高い。なので、自分で苦労しながらもパソコンから申請した経験があるので、今回も頑張って自分で予約してみよう、と思ったわけです。
そんなことで、こちらのサイトから予約をしました。ここに順次、必要事項を打ち込んでいきます。
僕のyahooのメールアドレス、訪れる日時、人数(大人3人、18歳未満1人)、4人の氏名、代表者(僕)の生年月日をはじめ、いろんな欄を埋めていきます。
最後にカード番号などを打ち込み、すべて終了。これで予約チケットの購入完了。やったぁ~
が、しかし、その後に問題が起きました。
僕のパソコンに、さっそくバチカンからメールが届いたのですが、本来はそのメールに添付されているファイルを開けると、このような予約確認証が出てくるはずだったのです。
これはネットに載っていたサンプルです。
ここには予約者の氏名、予約番号、訪問日時、人数、カードで支払った金額などが記されており、そしてQRコードもあります。これをプリントして、バチカンの予約者専用の入口で提示すればすぐに入場できるということなのでした。添付ファイルは全部で11ページあるのですが、2ページ目以降は美術館の宣伝や地図などの案内文書がついているだけ。つまり重要なのはこの1ページ目だけでした。
ところが…僕がその添付ファイルをダウンロードしたら、その大事な1ページ目が、なんとまぁ、白紙だったのです。
こんな画面でした(僕のパソコンの画面です)
「NON CEDIBIRE」というのはイタリア語で
「譲渡禁止」というような意味です。そんな
関係ない字だけが出ているんですからね~
ご覧のとおり、僕がいま予約した事項は何も出ていません。サンプルの添付ファイルには、各項目が出ているのに、なんで僕の添付ファイルはその大事な1ページ目だけが白紙なのだ。たった今、パソコンから4人分の料金をカードで支払ったばかりなのに。いったいどうなってるの?
僕は今度はスマホを取り出し、yahooのメール画面を出して、もう一度パソコンでしたのと同じように、バチカンから来ていたメールを開け、添付ファイルをダウンロードしてみましたが…それもやはり同じ白紙でした。
何だこれは。わけ、わからへん! どう考えてもその理由がわからない。向こうがきちんとしたファイルを添付するのを忘れたのか? ローマへ電話で問い合わせることもできないしな~
誰に相談すればいいのかわからないまま、その日が終わった。
そして翌日、こんな用向きで行っても相手もたぶんわからないだろうな、と思いつつも、藁にもすがる思いで2人で阿部野のJTBのお店へ向かいました。僕が個人で予約したことだからJTBの人に責任はない。でも、わけを話したら何かアドバイスをもらえるかも知れない…。それが3日前の7月17日のことでした。
あぁ…。書いているうちに疲れてきました。
では、この続きはまた次回に。
チャオ~
*追伸
明後日の22日(月)午後1時から、BSプレミアムで、映画「華麗なる激情」が放送されます。ミケランジェロがシスティーナ礼拝堂の天井画を描く情熱と苦悩を描いた有名な映画ですが、今日のブログで、バチカンのシスティナ礼拝堂のことに触れましたので、ご参考までに。
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