僕のほそ道   ~ のん日記 ~

  
これと言ったテーマはなく、話はバラバラです。 つい昔の思い出話が多くなるのは年のせい? 

いつまでたってもダメなわたし

2016年02月24日 | 心と体と健康と

1月31日にウダウダ会で京都へ行き、大阪に戻って打ち上げの宴会のあと、僕が酔って転び、顔を打って怪我をしたことは、「ウダウダ会京都一周トレイル」というブログの末尾に書きました。

お恥ずかしい話で、本当は内緒にしておきたかったのですが、やはり自身の記録としても残したいブログだから、都合の悪い話(笑)であっても書いておかなければと思いまして…。

それで、その顔の怪我の状態ですが、おでこと、左目の下から頬にかけてと、鼻と、鼻の下から唇のあたりが血だらけでした。翌朝、鏡に映った自分の顔を見て、「ぎゃぁ~」と腰を抜かしそうになりました。

痛みはさほどなかったのですが、僕は心房細動による脳梗塞予防薬として血液サラサラの薬「ワーファリン」を服用しているので、血が止まりにくい。だから、普段でも歯を強く磨きすぎると出血するし、思い切りハナをかむと時々血が出る。ちょっとした怪我でも人の倍以上は出血するわけです。そんなことで、今回、転んで顔を打って、これだけの出血があったと思われます。つまり、実際より、見た目のほうがひどい怪我…ということですね。特に、鼻の下から唇にかけてが、一番きつい傷でした。

顔のほか、背中も打ったらしく、一か所、内出血しているところがありました。触ると痛い。心配した妻が、医者へ行くように強く勧めたので、傷だらけの顔を少しでも隠すために大きなマスクをし、近所の外科医へ行きました。

受付で「どうされましたか?」と聞かれたので、無言でマスクを外すと、それだけで「あ、転んだのですね」と納得された。

医師は僕の顔を見て「うわぁ」と眉をひそめ、それから
「頭は打ちませんでしたか?」と質問した。
「打っていません。うつぶせて転んだみたいなので…」と僕。
「どこが痛みますか?」
「目の下と、鼻の下ですけど、触れば痛いという程度です」
「頭が痛いということはありませんね」と、医師はまた頭のことを聞いた。

「まぁ、頭を打たなくてよかったです」とつぶやくように言う医師。
それから、背中の内出血の部分も骨折などはしていないことがわかり、一安心。

医師は、塗り薬と化膿止めの飲み薬を処方してくれ、
「3日後にもう一度来てください」と言った。

で、3日後に行ったら、医師はまた
「あれから頭が痛くなったりしませんでしたか?」と再び頭のことを尋ねた。
「えぇ、痛くならないです」と答えると、
「ハイ、じゃぁ、あと2日分の飲み薬を出しておきます。これからは自然に傷が消えるのを待っていたらいいと思いますので」そう言ったあと、最後に「ワーファリンを飲んでおられるのですから、怪我などの出血には十分注意しなければ」と、医師に釘を刺された僕なのでした。

そんなことで、「顔中傷だらけ」はむろんすぐには治らず、あまりにも目立つので、外にも出られない。やむを得ず外出する時は、必ずマスクをした。モミィも、「どうしたん?」と聞くだろうし、「お酒飲んで転んだ」とは、みっともなくて言えないから、家の中でも、モミィのいる所では、ほとんどマスクをしていた。

スポーツジムにも、この顔を見せるとゼッタイに「どうしたん?」と聞かれるに決まっていたので、2月1日から2週間、休んでしまった。

怪我から2週間たった頃、顔の傷はほとんどわからなくなったが、まだ、鼻の下から唇の部分は、傷の痕跡が少~し赤く残っていた。

先週の月曜日(15日)からまたジム通いを再開した。

するとやはりプールで顔なじみの人たちから、「久しぶりですね~、しばらく休んではったん?」と言われ、特に女性はめざとく、「鼻の下、どうしたの?」と聞かれてしまった。それが休んでいた原因だとその人たちには察しがついたはずだ。僕は「酒に酔ってこけました」と言うのも恥ずかしかったので、「えぇ、ちょっと転びまして」と言うと、「えっ、どうして? 歩いていて? それとも自転車か何かで?」と、数人の人たちから矢継ぎ早に質問された。

「いやぁ、そのぉ~」と僕は言葉に窮してムニャムニャ…
「自転車で転んだの?」と、ある人から言われたので、はずみで「あ、そう、自転車で転んだんですよ」とウソをついた。すると周りの人はさらに「誰かとぶつかったの? 自転車同士? 相手も怪我したの?」とまた矢継ぎ早。

「う~ん」と僕はうなって、「ひとりでコケました」とムニャムニャ。

どうも、ウソをつくのは心地が悪い。なるべくその話題から反らそうとしているのに、「〇〇さんは自転車でコケて背骨を折らはったんですよ」とか、「○〇さんは子供がいきなり飛び出して、それを避けようとして転倒して大けがをしはったんですよ」とか、自転車事故の話題が次々と出て、尽きなかった(泣)


折から中島美代子さんという人の書いた「らも」という本を読んでいた。著者は中島らもの奥さんである。十数年前に、酔っぱらって店の階段から落ち、頭を打って脳挫傷で亡くなった中島らもと、三十数年間、一緒に暮らしてきた人の、中島らもとの生活を追想した本だった。

中島らもの飲酒ぶりというのは、尋常ではなかった。その本によると、らもは奥さんに、「僕はお酒飲んでるから、そんなに長生きしない。覚悟しといて」と常々言っていたそうである。そして、しょっちゅう「階段から転げ落ちて死ぬという、そんなトンマな死に方がいいな」と言っていたとも書かれている。そして、中島らもは、言っていたとおりの死に方をしてしまった。

僕は中島らもほど大酒は飲まないが、それでもかなり飲む。心房細動への影響もあるので、ふだんはアルコール度の低いビールだけにするよう、心がけている。しかし、あのウダウダ会で泥酔してしまったときは、調子に乗って、日本酒をビールのようにごくごく飲んだ。美味しくて、気持よくて、いくらでも飲めた。それがあんな結果になったわけで、やはりいつ、どんな時もアルコール度の強い酒を飲んではダメだということを、改めて痛感した。(何回痛感しても、同じことをまた繰り返すんですけどね)

僕も、ひょっとしたらトンマな死に方をするかも知れない。

今回は周りの人にも大変お世話をかけてしまったし…。

本当に、いつまでたってもダメな私ね~ …でございます。

 

 

 

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「真田丸」あれこれ | トップ | 梅田で車が暴走 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

心と体と健康と」カテゴリの最新記事