サグラダファミリア(ウキペディアより)
先日、テレビでニュースを見ていたら、
スペインのバルセロナの大聖堂「サグラダ・ファミリア」が完成
との字幕が流れ、その映像が出たのでビックリしました。
「サグラダ・ファミリア」が完成!
ほんまかいな?
にわかには、信じられなかった。
この大聖堂の存在を初めて知ったのが、1992年のバルセロナオリンピックの時だった。オリンピックのテレビ中継でバルセロナの街が紹介され、中でも世界的な建築家であるアントニオ・ガウディが設計したというサグラダ・ファミリアが何度も映し出されていたのです。
そして驚くべきことに、その建物は1882年に着工されてから110年が経つのにまだ建築中だということでした。
着工から110年でまだ建築中!
ウソやろ、と思う話ですよね。
でも、本当だった。まだ建築中だった。
そのことが今も強く印象に残っています。
そしてそのバルセロナオリンピックから約30年が経った今、テレビで、そのサグラダ・ファミリアがついに完成と言ったのだから、そりゃぁ驚きますよ。
しかし…
よく聞いてみたら「完成」ではなかった。
この大聖堂には塔が沢山あるのですが、そのうちの一つ「マリアの塔」と呼ばれる新たな塔がこのたび完成したというニュースだったのです。最終的にいくつの塔が出来たら本当の「完成」になるのか知らないけど、サグラダ・ファミリアそのものは、まだ完成ではないということでした。
な~んだ。
まったく~。
紛らわしい字幕を出すテレビだ。
しかし、それでサグラダ・ファミリアを懐かしく思い出したこともまた事実でしたけどね。
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そのバルセロナ五輪から9年経った2001年。つまり今から20年前ですが、僕は妻とスペインへ旅行し、バルセロナにも行ってサグラダ・ファミリアを実際にこの目で見ました。これには本当に感激しました。
その時の写真です。
後ろに写っているのがサグラダ・ファミリアです。
で、実際にはいつ全部が完成するのかと調べてみたら、2026年に完成が見込まれているということです(この年はガウディの没後100年となるそうです)。
2026年といえば、あと5年ですよね。でも、新型コロナの感染拡大で、工事が一時中断していたということも言われているので、まだまだどうなるかわからないそうです。
それにしても、着工から140年経った今もまだ建設中というのだから、日本ではとうてい考えられない話ですよね。とてつもなく壮大なロマンを感じます。
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