昨日のモミィのスイミングに関するおはなしです。
駅前のスポーツ施設「コスパ」に大きなプールがあって、
僕は休館日を除くほぼ毎日、そこへ通っています。
モミィの水泳は土曜日だけで、そのときは3人で出かけます。
モミィの姿を、妻は見学席からガラス越しに見ています。
僕はモミィと同じプールで、泳いだりモミィを眺めたりします。
プールには、全部で8つのレーンがあります。
こどものスイミングは手前の第1レーンと第2レーンを使っています。
その隣の第3レーンからは大人の会員たちが使用しているわけですが、
子どもたちのすぐ隣に「50mを休まず泳ぐコース」が2レーンあり、
次に「25mを休まず泳ぐコース」があり、その隣が「水中ウォーク」のコースです。
ウォークは人気があるので、2レーン使っていますが、ここが一番「盛況」です。
そして、一番端っこにあるのが「25メートルを休憩しながら泳ぐコース」です。
見学席から見て、一番遠い場所ですが、僕はもっぱらここで泳いでいます。
コスパで水泳を始めて2年経ちますが、最初は25mを一気に泳げませんでした。
途中で1回か2回立ち止まり、また泳ぐ…というようようなドタバタ泳ぎでした。
しかし、さすがに2年間も通っていると、25mは楽々泳げるようになりました。
(僕の場合、クロールばかりですが)
別にレッスンなどは受けていませんが、僕の泳ぎを見て、
これまで見知らぬ何人かの人たちがアドバイスをしてくれました。
もう少し腕を長~く伸ばした方がいいよ、
軽くローリングすればバランスが良くなるよ、
…など、親切に教えてもらったことを心がけながら泳いでいると、
いつのまにか息継ぎも自然にできるようになり、「しんどい」と感じなくなりました。
それでも「休憩しながら泳ぐコース」で泳ぎ続けているのは、仲間がいるからです。
いつもそのレーンで泳いでいる何人かのおなじみさんと、話す楽しみがあります。
おなじみさんたちは「あなた、うまくなったわねぇ」と僕をほめてくれたかと思うと、
「早くあっち(休まず25mを泳ぐコース)へ行きなさいよ」などと向こうを指差す。
「あ、追い出すつもりですね。でも、そうはいきませんよ」と言って笑い合う。
そんな「お友だち」が増えたので、これからもこのレーンで楽しむつもりです。
しかし、土曜日に限ってですが、ひとつ困ったことがありました。
それは、僕のレーンが一番端っこで、モミィのいるレーンが反対側の端っこで、
お互いに遠く離れているので、僕の場所からモミィの姿がよく見えないのです。
そこで、昨日、僕はついに大きな決断をしたのです。(ちょっと大層やなぁ)
モミィが泳いでいるところから2つ隣のレーンが「50m休まず泳ぐ」コースです。
そこだと、モミィの姿を間近に見ることができます。
よし、今日は思い切って行ってみよう、「50m休まず泳ぐコース」へ!
もちろん初めて入るコースでしたが、男性が2人ほど泳いでいるだけでした。
25m泳いで、くるっとターンしてこちらへ泳いでくる姿は、さすが~と思います。
僕はゆっくり疲れないように泳ぎ、25mでターン…は、やり方がわからないので、
無茶苦茶な姿勢で壁を蹴って方向を変えてまた泳ぎ、元の場所に戻りました。
この日、2年目にして初めて、休まず50mを泳げたのでした 。
いやぁ、うれしかったなぁ。
モミィに近づくために恐る恐る入った最もレベルの高いコースでしたが、
無事に泳ぎきれて、ちょっとした感激も覚えたほどいい気持ちになりました。
そこで休憩しながら、間近にコーチの指導を受けるモミィを見ることができました。
最近、めきめきと上達したモミィは、今のクラスでは背泳を教えてもらっています。
水に潜るのもいやがっていたモミィが背泳とはなぁ…。 感慨もひとしおです。
コーチの号令で子どもたちがプールサイドから背泳の体勢でザブンっとプールへ…
そのまま背泳で進んで行くのですが、みんな上手に泳いでいます。
そして、いよいよモミィの番がきました。
モミィはスタート体勢は一流の背泳選手のようで、なかなか格好いい。
コーチが「は~い、モミィ!」と声を上げると、パッと両手を放して壁を蹴り、
勢いよく頭から水中に入ったのですが…。仰向けのままブクブク沈んでいきました。
固唾をのんで見守っていた僕は、「ありゃありゃ」とズッコケました。
ガラスの向こうでも、妻が大笑いをしているのが見えました。
僕も、見学席の妻と顔を見あわせ、お互いに大笑いしました。
水泳選手のような勇ましい姿勢から、ボチャ~ンと水中に沈んでしまうなんて…
50mを休まず泳ぐコースに入ったおかげで、モミィの思わぬ「芸」を見せられた。
モミィよ、あんたは、プールのお笑い芸人か?
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