僕のほそ道   ~ のん日記 ~

  
これと言ったテーマはなく、話はバラバラです。 つい昔の思い出話が多くなるのは年のせい? 

閖上 (ゆりあげ) 復興支援のブログ

2011年05月29日 | 心と体と健康と

一昨日、このブログで、被災地のひとつ宮城県名取市を歩いたことを書いた。

そこで、閖上 (ゆりあげ) というところまで歩いたけれど、
現場にいた警察官の指示で引き返したことも書いた。

その閖上 (ゆりあげ) という忘れがたい地名を、偶然にも、
昨日の朝日新聞夕刊の 「窓 ~論説委員室から~」 のコラムで見つけた。

「閖上より」 という一文が掲載されていた。

そこに紹介されていたのは、閖上の自宅が津波で壊された男性の話である。
荒川洋平さんという29歳の男性だ。

弟が亡くなり、母親はまだ見つからないまま、という状態で、
他県で暮らす兄から、電話があって、
「6月11日でお母は死亡扱いになるから、葬式やるから」
と言ってきたが、言われた方の洋平さんの複雑な心境などをめぐる哀話が、
このコラムに書かれていた。

「様々な復興プランや政治の動きといった、大文字で報じられるニュースとは別に、
 被災者が日々、泣き笑いする小文字の生活誌がある」

と、コラムの筆者は書き、最後に、この男性のブログ、
「名取市閖上(ゆりあげ)復興支援ブログ」
のことが紹介されていた。 

早速、そのブログを読ませてもらった。

新聞、テレビ等の報道ではわからない、リアルな疑似体験を突きつけられる。
脱力感と、明日への希望や勇気とが、混沌として、胸をかき乱す。

今、原発を巡る政治家や東電の責任のなすりつけ合いや、菅内閣の不信任問題、
一方では、被災地へ有名人が激励に行く 「微笑ましい」 ニュースが満載である。
それはそれできちんと報じなければならないのは当然だけれども、
しかし、こういう、被災者の人たちの 「日々、泣き笑いする生活誌」
というものにも、もっと目を向けなければならないのでは、と思う。

名取市閖上へ行き、何の役にも立たずに帰ってきた僕ですが、
このブログのことを、新聞記事の二番煎じということを承知の上で、
のんブログをお読みくださっている皆さまにご紹介することで、
せめてもの報いになれば … と思っています。

           ↓               

http://blog.livedoor.jp/coolsportsphoto/   

 

 

 

 

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4 コメント

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重さ (アナザービートル)
2011-05-29 11:26:06
のんさんのこのブログ読むだけで結果の重さが伝わってきて言葉をなくしますね。
しっかり前向きにやっていくことしかないのでしょうね。
 紹介されたブログの重さも伝わって来ます。
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non (のん)
2011-05-30 20:13:35
現地へ行って、ただ被災状況を見るだけ、ということに最初は抵抗を覚えました。
物見遊山、冷やかし半分…。 そんなふうに見られるのではないか、みたいな。

でも、自分が被災者であったら、日本中から惨状を見に来て欲しいと思うはず、
ということで自分を納得させました。 ま、そこまではよかったとしても…
そのあと、仙台駅前のホテルに入り、飲んだくれたのがいけません。
翌日も、飲んで酔って、飲んで酔って…。
あきませんわ、ほんとに。
つくづく自分に愛想が尽きました。
返信する
ありがとうございます。 (のこたん)
2011-05-31 08:01:38
 のんさん、「自分に愛想がつきた」なんて言わないでくださいね。

 のんさんの今回のUPを読んで、何故か解らないのですが、私、思いっきり泣きました。

 妹が震災して以来、涙は流れ出てきても、「私が泣いてたらいけない。」という思いがありました。

 今回思いっきり泣いて、少しは気持ちが軽くなりました。

 ありがとうございました。
 
 そしてご苦労様でした。

 モミィちゃんの父になったんですから、お体にはくれぐれもお気をつけてくださいね。
返信する
こちらこそ、ありがとうございます。 (のこたんさんへ)
2011-06-01 05:36:46
のこたんさんが妹さんの被災地へ行かれ、帰って来られたあと、
どうも心身がシャキっとしない、とおっしゃってましたよね。
無理もないことだと思います。あれだけのことがあったのですもの。

僕の今回のUPを読んでいただき、思いっきり泣かれたというのは、
のこたんさんのさまざまな思いが詰まる胸の中から、
何かが少しだけ解き放たれたのかも知れませんね。

その一助となれたとしたら、感激です。
こちらこそ、ありがとうございます。

今日から6月ですね。
「芝桜」のブログを読ませてもらいました。
お元気になられつつあるご様子、嬉しかったです。

のこたんさんも、ご健康に留意され、元気な夏を迎えてくださいね。
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