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 僕のほそ道   ~ のん日記 ~

  
これと言ったテーマはなく、話はバラバラです。 つい昔の思い出話が多くなるのは年のせい? 

 TRT療法も1月半が経ち…

2008年03月14日 | 心と体と健康と

前回の「痴漢事件」で犯人にでっちあげられた男性の話が掲載されていた。
それを読むと、「それでもボクはやってない」の映画そのままである。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080313-00000979-san-soci

警察も女性の言い分だけを鵜呑みにしている。
双方の話をじっくり聞いて、「こいつが嘘をついているな」というような「直感」みたいなものが、警察官なら少しはあってもいいと思うのだが…。

話は変わって、耳鳴りのことです。

今月5日に大手前病院へ行って、1ヶ月ぶりに検査を受けた。1月23日から、耳鳴りのTRT療法を行っているので、まあ検査というより、経過観察みたいな感じである。TCIという、耳鳴り治療器を左耳につけた生活を始めて、1月半少し経った。

耳鳴りが発症してからは、今月の26日でちょうど半年になる。
以前にも書いたが、僕の耳鳴りが発症した日と、福田さんが内閣総理大臣に就任したのが同じ日なので、また今月26日は「福田内閣の半年間の成果は?」などという見出しが新聞を賑わすことになるだろう。

僕もまた、「耳鳴り・半年間の変遷は?」などと、振り返らなければならない。

さて、大手前病院へ行った話であるが。
予約時間の10時半に検査室に入り、1ヶ月ぶりにメガネの技師さんと対面した。

「その後、耳鳴りはどうですか…?」
と、技師さん。
「どうですか…?」と問われても、特に報告するほどの変化はない。
でも、何か言わなければ、何のために来たのかわからない。
「はぁ…。まぁ、その、なんですわ。耳鳴りの大きさは同じようなものだと思いますけど…。あのぉ、つまり、そのぉ…、ちょっと気が楽になってきたというか…」
「あ、そうですか。気が、楽にね…」
「まぁ、これ(TCI)をつけた安心感というか…、TRT療法をしている人が沢山いることがわかって、心強くなったというか…」
「はあ、はあ。安心感ね。心強く…ね」
と技師さんは、話を聞きながらパソコンに何かを入力している。

「それで…、耳鳴りが小さくなったわけではないと思うんだけど、こう…、慣れてきたっていうか…、どう言ったらいいんか…、耳鳴りは響いているけど、ちょっと気分的に楽になってきたって言うか…」
と、我ながらピリっとしない。何を言おうとしているのか…?
意味のはっきりしないような言葉を、くどくど連ねる僕。
それでも技師さんは、真剣な表情で耳を傾けてくれている。
「ほう…。ほう…。気分的に楽にね…」
じっと僕の目を見て、深く頷く技師さんである。

「で…、夜も、これまで音楽を聴きながらでないと眠れない感じだったのが…」
「はい…、眠れない感じだったのが…?」
「このごろは、それ無しでも眠りにつけるように…なったというか…」
「ふ~ん? そうなんですか? それはいい傾向ですね」
「まあ、相変わらず寝る前に、安定剤は飲んでいますけどね」
「はい、はい。…そうですか? ふむふむ」
と技師さんは、僕のぐだぐだした話が一段落すると、少し間を置いて、
「まあ、順調にTRT療法が進んでいる、と言えますね」と言った。

2年ほどかかる、と言われているTRT療法だから、まだ1ヶ月半では変化が出ないのは当たり前だろうが、それでも「早い人なら6ヶ月で効果が出たりします」と技師さんは言う。だけど、その「効果」というのは、どんなんだろう…?

耳鳴りを消すのではなく、耳鳴りに慣れる…というのがこの療法の最終目的だ。
…ということは、「効果」というのは、「慣れる」ということなのか。つまり耳鳴りはずっと存在し続けているということだろうか? 鳴っていても気付かない状態、ということなのか? おそらく、そういうことなのだろうなぁ…。と、自分に言い聞かせる。…が、鳴っていても気がつかない状態、というのが、またイメージしにくい。

「慣れる」ことが目的だったら、このTRT療法をしなくても、2年もすれば自然と耳鳴りに慣れてくるのではないか? という考え方も成り立つ。何もつけずに2年を過ごすのと、このTCIという治療器を1日10時間ほど耳につけて2年を過ごすのと、どれほどの違いが出るのだろうか? …なんていうことを疑い出すと、この療法の意味がなくなるので、とりあえずそれ以上は考えないことにしている。

TRT療法は、セルフコントロールも治療の大事な要素のひとつで、技師さんとの対話は、それを支援するためのカウンセリングでもある。だから、今の療法に疑いを持つことは、耳鳴りを改善することへの妨げになるわけだ。

TCIのボリュームを全体的に少し大きくしてもらって、この日は終わった。
だいたい、30分ほどであった。
次の予約は4月の3日に決まった。

安定剤がなくなりかけているので、また6週間分(1日2錠)のデパスをもらって病院を後にした。

耳鳴りは、大きくはなっていないが、小さくもなっていない。
しかし、1日を通じて、大きくなったり小さくなったりという波はある。
耳鳴りがキーンと大きく感じたら、TCIのノイズの音量を上げる。
あまり上げすぎて、耳鳴りの音を消してしまうと逆効果らしいので、それだけは注意して音を調節している。

ただ、あまりに小さくて軽いものだから、メガネをはずすときや、耳がかゆくて掻くとき、あるいは丸首の服を脱ぐときなど、はずみで機器が耳から外れて落ちる時がある。この1ヶ月でも、数回失いかけた。この機器は4月から発売が中止され、手に入れることが出来ないのだから、失くさないようにしなければならない。

TRT療法の行方は果たして…

と、こんなふうに書けるくらいの余裕は出てきたということだろう。

これからも、この療法に関しては余計なことを考えず、根気よく続けていこう。

 

 

 


 

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ぼちぼち (yukari)
2008-03-14 18:52:05
技師さんとのやりとり面白かったですTRT療法・どないですか?と言われれば「ぼちぼちでんなぁ」としか言い様のない感じですね(^^;)
なんとか慣れようとしてますが、意思に反して大きくなったりして!
でも、そうゆう時こそTCI大活躍なんですけどね。
あの技師さんは、熱心な方だと思います。
先日の治療日には、学会に出すとき用?の写真を撮ってはりました。「不細工な顔は写さんといて下さいよ」「大丈夫、顔は写しませんから。。」なんて具合に。
万が一、TCIが無くなった場合も(私も一日一回はポロっと落としてます><)Ipod(魔法瓶ではおまへん)があるので、代用できると思いますが、難を言えば微妙な音量調節が出来ないのと、イヤフォンが大きいので痛い(これは、換えればいいですね)です。
耳鳴りの音と大きさが安定すれば、慣れるのも早いと思うんですが、、、ほんまに、この耳鳴りにはぷんぷん!です
次回は、のんさんに会えず寂しいなぁ・・・
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ニューモデル誕生! (yukariさんへ)
2008-03-16 09:12:27
あの技師さんは、ひょっとすると今後耳鳴り治療の日本の権威になる方かも知れませんね。一見すれば、そんなふうな感じには見えませんけど(失礼)。

でも、いい人とめぐり合ったものだと思います。
Ipot というもので代用ができるのなら、これほど心強い話はありません。
耳鳴りが大きなときはTCIの存在は助かります。
これをつけはじめてから、だいぶ精神状態が安定してきたように思います。

yukariさんは、その技師さんがIpot を学会で発表するときのモデルになったわけですね。顔の写真も出してもらえばよかったのに。
ニューモデル誕生です。
yukariさんは可愛いですよ。

次回はお会いできませんが、次々回には会えることを期待しましょう。


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