東京の葛飾区柴又…といえば「男はつらいよ」の寅さんだけど、
その柴又から、江戸川の対岸にある千葉県松戸市の矢切へ渡る…
矢切の渡し
…というのがある。
「♪ つれて 逃げてよ…」の歌で有名になった渡し舟ですよね。
僕もかつて、柴又のその乗り場へ行ったことがある。
冬場だったので、「土・日・祝のみ運航」とあり、
そのあたりは、何となくさびれた感じがしていた。
ここは、今では観光用として存在しているとのことだ。
渡船も有料であり、何百円かを支払わなければならない。
しかし大阪の渡船は「道路代わり」であり、無料だ。
しかも、多くの人々が利用するので運休は荒天時のみ。
大正区や港区周辺に住む人々にとって貴重な「足」であり、
決して観光用ではないのである。…でも僕たちウダウダ会は、
この日は「渡船めぐり」で、まぁ、観光みたいなものでしたが。
…などと、いろいろ講釈しているけれど、前回も書いたように、
僕は自分が住む大阪に、今も渡し舟があるなんて、知らなかった。
さすがウダウダ会は、いろんなことを企画してくれる。
酒を飲んでウダウダ言うだけではないのであります(笑)
僕は、その3日前に購入した新スマホを持って行った。
メンバーのひとりである先輩が、朝に会ったとき、
「新しいスマホ、ちゃんと使えてる?」と訊いた。
この先輩も、ブログを読んでくれているんですね。
新しいスマホにも、もちろんカメラは付いているが、
そのスマホではまだ一度も写真を撮ったことがない。
カメラ画面にしてシャッターを押したつもりが、
なんだかおかしい。あれぇ…と思ってよく見ると、
写真ではなく、ビデオ録画のスイッチを押したようで、
画面に赤いマークで「REC」と出て、秒を刻んでいる。
「ありゃりゃりゃ~」
終了しようと思ってもどこを押していいのやら…
…と、こんなんばっかりですわ。
使い慣れたデジカメを持って行くのを忘れたので、
仕方なく、この使い慣れないスマホの写真デビューとなりました。
最初に乗った「木津川渡船」。狭い川なので、乗ったらすぐに到着だ。
2つめの「船町渡船場」で、船を待つ。
この日はとにかく、待つ、乗る、歩く、待つ、乗る、歩く…だった。
船がやってきた。
この船はすいていた。右の方に自転車が見えるが、
このあと、別の渡船では、自転車だらけでギュウギュウ詰めだった。
この渡船は、向こう岸までの距離が長かった。(千歳渡船)
…というようなことで、4つの渡船を終え、そこからまた歩いて歩いて、
いよいよ最後の渡船場である天保山(てんぽうざん)へたどり着いた。
あぁ、暑い!
天保山は今では、周辺が大阪ベイエリアの観光名所になっている。
マップで見ると…
そして、天保山の渡船場から対岸(北)へ行くと、
USJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)がある。
ちなみに、天保山は「日本で一番低い山」と言われている。
(もちろん非公式ですけれど…)
ところで、ここは本当に「山」なのか…?
「天保山」を広辞苑で引くと…
大阪市港区淀川の下流安治川の河口の左岸にある小丘。
天保2年安治川浚渫(しゅんせつ)の土砂を積み、
高灯籠を設けて河口の目標とした。
幕末には砲台が築かれた。
…とある。
僕たちウダウダ会一行は、ハァハァと息を荒げながら、
やっとこの天保山に着いたのが、12時45分頃だった。
出発してから4時間以上が経過していた。
天保山では疲れからか、写真を撮るのを忘れていた。
そこでネットで、何かいい写真がないか…と探してみたら…
こんなユーモラスなのを見つけました。
僕たちもここを歩いて上がって行ったのですが、
「登山口」から「山頂」まで、1分かからないほどでした(笑)。
そして、こういうのが立っていました。
さて、ここからまた川辺に下りて、最後の天保山渡船場に着いた。
この渡船場で船を待っていると、次々と若い金髪女性がやってきた。
それも、全員がタンクトップとショートパンツというセクシーな姿で、
自転車に乗ってやって来て、船を待っているのである。
ナンだろ…と思っていたら、物知りのメンバーによると、
彼女たちはUSJのスタッフで、これから出勤するところ…だそうだ。
ははぁ~
この女性たちはUSJで、キラキラの衣装を着けて踊ったり、
いろんなアトラクションに出て華を添える人たちなんだ。
その人たちが毎日自転車で渡し船に乗り、「職場」に通っているわけね。
な~るほどねぇ~。自転車美女のオンパレードで、何事かと思いましたが。
しかし、目の前の彼女たちの写真を撮ることは、さすがに遠慮した。
今思えば、ここに紹介できなかったのが、ちょっと残念ですけどね。
そして、JR桜島駅に着き、冷房の効いた電車に乗った時の喜び!
「極楽やなぁ~」と、面々の口からそのひとことが発せられる。
ホント、電車の座席に座った瞬間、やれやれ~…でした。
とにかく、尋常な暑さではなかったですからね~
そこから阿倍野を経由して、午後2時過ぎに、
ウダウダ会の会長の知り合いの居酒屋へ着いた。
本来は休みの日だが、僕たちのために店を開けてくれたそのお店で、
冷たい生ビールをグビ~っと飲み干したときの気分はもうサイコー。
これ以上、何も言うことはありませ~~~ん。
前に座っていたメンバーさんが、僕のスマホで撮ってくれました。
日焼けとビールが入ったせいか、顔が赤らんでいますけど…
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