僕のほそ道   ~ のん日記 ~

  
これと言ったテーマはなく、話はバラバラです。 つい昔の思い出話が多くなるのは年のせい? 

「真田丸」 が始まりました

2016年01月13日 | 映画の話やTVの話など

この日曜日から、いよいよ待望のNHK大河「真田丸」が始まった。

僕はこのドラマを、おととしの12月から楽しみにしていた。
その当時のブログで、

「来年の大河は幕末の長州藩を舞台にした『花燃ゆ』というドラマとのこと。
そして再来年の2016年が、真田幸村を主人公とする『真田丸』だという」

と書き、去年2月には「来年の大河『真田丸』に期待」との記事も載せた。

春先には、大坂の陣における真田幸村ゆかりの地も、歩いたりした。
そんなことで、1年以上も前から首を長くして待っていたドラマだった。

そして、ついに始まった第1話を、ワクワクしながら見た。

ここではまだ真田幸村(源次郎信繁)は15歳の少年だった。
好奇心や冒険心が強く、賢そうな少年を、42歳の堺雅人が好演している。
ちなみに、1歳違いの兄・信幸(源三郎)を演じる大泉洋も42歳である。

まぁ、2人の42歳が15歳と16歳を演じるわけだけれど、
さほど不自然さはない。2人はうまくかみ合っていた。
慎重な兄と、冒険的な弟という構図も、わかりやすい。

名前は、長男の信幸が源三郎で、次男の幸村(信繁)が源次郎だ。
ドラマの中で、2人の姉である松(木村佳乃)の夫が、
なぜ長男の信幸が源三郎で次男の幸村が源次郎なのかと首をひねる。

その理由は、真田家は代々長男が早く死ぬことが多かったので、
名前を長男らしくない源三郎にした…と松が説明するシーンがある。
でもなぜ、その弟の幸村が源次郎なのか?
答えはただ単に「次男だから源次郎」だった。
「はぁ、そこは、ひねり、なしか」
と松の夫がつぶやくシーンが、おかしかった。

ただ、それから33年後、幸村は大坂夏の陣で壮絶な死を遂げる。
一方の兄・信幸は、幸村とは違う道を歩み、しっかり長生きする。
そう思えば「早死を避ける」意味の源三郎の名が当たったと言える。

それはともかくとして、まあ、こんな調子で、初回から、
原作者の三谷幸喜らしいくすぐりがチラチラと出ていた。

例えば、幸村たちの父・真田昌幸(草刈正雄)だが、
主君である武田家が存亡の危機に面していた局面で、
自分の母や妻、そして松たちがいる家族の前では、
「自分がいるかぎり、武田家は滅びることは決してない」
ときっぱりと言って、安心させる。しかし…
息子ふたりだけになると、とたんに
「武田は滅びるぞ」と言う。
えっ? と、兄信幸は口をポカンとあけ、弟幸村は目を丸くする。
NHKの試写会では、このシーンでどっと笑いが起きたそうである。
この父・真田昌幸を演じる草刈正雄も、飄々として魅力的だ。

草刈正雄は、1985年(昭和60年)から1986年(昭和61年)に
NHKで放送された連続テレビドラマ「真田太平記」に、
なんと、真田幸村役で出演しているのである。
それから30年経って、今度は父・真田昌幸の役だ。
この草刈の昌幸の演技も、これから楽しみである。

それと、もう一つのくすぐりのシーンは、
武田家を脅かす周囲の戦国大名たちが紹介される場面である。

北は上杉景勝(遠藤憲一)、東は北条氏政(高嶋政伸)、
南は徳川家康(内野聖陽)、西は織田信長(吉田鋼太郎)。
これらの列強に囲まれながら、武田家は滅亡の危機に瀕している。

それぞれの武将が次々と画面に登場してくるのだが、
北条氏政(高嶋政伸)が出てくるシーンで笑ってしまった。
氏政は一心不乱に飯を食っている。飯に汁をかけるのだけど、
これにはエピソードがあり、氏政は飯に何度も汁をかけるという。

父・北条氏康がその様子を見て、
汁をかけるなら一度にかければいいのに、何度もかけるというのは、
「毎日食う飯の汁かけの量も分かってない愚か者」
これでは氏政の代で北条は滅びる…と嘆いたという逸話だ。

それを、三谷幸喜はこのシーンで使ったのである。
三谷ファンは大喜びしたことでしょう。

 
  このシーン。飯に汁をかける北条氏政。

 

「真田丸」は全50回で、大坂の陣はこれからまだまだ先の話だが、
期待どおりのすべり出しだったし、キャストも良さそうだし、
この1年間、日曜日の夜がホントに楽しみですね。

 

 

 

 

 

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