サッカー男子3位決定戦の試合が終わって、まだ30分くらいしか経っていない。
試合終了のホイッスルと同時に、韓国選手が飛び跳ねて喜び、
日本人選手はぼう然として、地面にへたり込んで動かない。
…この結末、多くの日本のサッカーファンが予感していたのではないか。
僕なんかも早い時点で、韓国と当たれば最悪だな~と思っていた一人である。
案の定というか、悪い予感どおりというか、日本はメダル一歩手前で沈没した。
それでも4位の成績は素晴らしいじゃないか…
という声も、当然あるだろうし、それはもちろんだろうけど、
日本に勝って銅メダルを獲ったのが韓国となると、話はまた別である。
くやし~い…のひと言に尽きるのだ。
試合開始直後から、韓国選手はメラメラ燃えているように見えた。
日本選手に対するファールも多くて、闘志をむき出しにしていた。
立て続けに韓国選手にイエローカードが出されたりした。
試合が始まってからしばらくは、韓国がボールを支配していた。
そしてロングボールで日本の陣営をおびやかす戦法であった。
30分過ぎごろから徐々に日本のペースになり始め、面白くなってきた。
日本が押し込み、コーナーキックでは惜しいヘディングシュートもあった。
さらに相手陣営に攻め込んだところ…小競り合いから日本選手が倒された。
たぶんファールだろと思ったのか、日本選手の動きが一瞬止まったところを、
韓国得意のロングボールが出て、パク・チュヨンがひとりでボールを持ち込み、
ゴール前、慌てる日本のディフェンス陣を振り切って先制のゴールを決めた。
前半、38分。 ほんのわずかな隙をつかれた痛恨の失点だった。
こういうところが、韓国の抜け目のないところであり、
日本との勝負に対する執念の違いを感じさせるところだ。
そんなことで、一番考えたくなかった展開に、どんどんハマってきた。
後半は韓国に余裕が出てきて、ファールもしなくなった。
一貫してロングボールを繰り出すパターンを崩さない。
日本はあれこれ仕掛けようとするが、横やバックへのパスばかり。
勢いよくゴールへ突っ込んでフィニッシュする形に持ち込めない。
前線の永井にも精彩がなく、日本のいい形が作れないのだ。
どうみても韓国が主導権を握る展開で時間だけ経っていく。
日本の選手の方が、焦りからか、ファールが増えてきた。
「日本はリードされると弱い」 と言われるとおりの試合ぶりだ。
そして後半13分。
韓国ゴールキーパーからのロングボールを決められ2点目を失った。
これまた実に簡単に相手に点を許した…という印象である。
「まだ時間はたっぷりありますから…」と解説は言うが、
点差が開くと、ますます時間の経つのが早く感じられてくる。
これという決め手もなく、韓国の厚いディフェンスに阻まれて、
中盤でモタモタしていた日本が、やっとチャンスをつかんだのが、
後半40分過ぎ。 コーナーキックから吉田がゴールを決めたけれど、
キーパーとぶつかってファールを取られ、得点は認められなかった。
なんやそら。
これで万事休す、である。
3分のロスタイムもあっという間に過ぎて試合終了。
五輪のメダルをかけた大一番は、2対0で韓国が完勝した。
残念~!
日本はいつも、ここ一番という時に韓国に敗れている (ような気がする)。
今夜の女子バレーボールの3位決定戦も韓国に負ける? (ような気がする)。
いやいや、悲観的になってはいけない。
バレーボールの方はスカッと勝って、サッカーの無念を晴らしてほしい。
この女子バレー日韓戦は、今夜7時半からという最高の時間帯なので、
日本中の人たちがテレビの前に釘付けになるのだろうね。 頑張れ~
それにしても…
今日の男子サッカーの韓国戦の敗北を見ていると、4年前…
北京五輪の野球で、星野ジャパンが韓国に敗れた苦い記憶がよみがえる。
あの時の野球が、北京五輪全体の中で一番悔しい出来事だったけれど、
ロンドンでは、今日のサッカーの敗北がそれに匹敵する出来事になった。
ま、今の韓国の監督が元Jリーガーで、
ちょっといい男だった ホン・ミョンボなので、
日本の監督よりよく顔を知っているっていうのが、救いといえば救いだけど。
…というようなことで自分を慰めるしかない…というのが正直なところである。
早朝から応援されていた皆さん、お疲れさまでした。
寝不足とストレスで体調を壊さないようにしてください。
僕はもうすでに夏風邪をこじらせて、なかなか回復しません。
今朝のサッカーを見て、またさらに悪化しそうです (泣)。
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