去年12月の最後のブログに信貴山へ山登りをしたことを書きましたが、その時に誘ってくれた元勤務先の先輩であるFさんが、今回また誘ってくれたので、今週の火曜日(11日)に奈良の飛鳥路へ行きました。Fさんと二人で、昔ばなしに花を咲かせながら、約5時間、起伏の多い道をテクテク歩きました。
地図の左上、近鉄電車の橿原神宮前駅から出発。
甘樫丘(あまかしのおか)~飛鳥寺~飛鳥板蓋宮跡
~亀石~石舞台付近~飛鳥歴史公園~高松塚古墳と、
回り道しながら歩き、飛鳥駅がゴールでした。
Fさんはこの辺には詳しく、僕はついて歩くだけです。むかし、自転車で飛鳥路を巡ったり、子どもたちが小学生の頃に家族で石舞台周辺に遊びに来たりしたのですが、それ以来、訪れていないので道も忘れてしまいました。
ホント、何十年ぶりだろうか。
駅前の車道から民家が並ぶ細い道へ入り、しばらく行くともうすっかり自然に囲まれたのどかな光景が目の前に広がりました。
最近はたいてい街の中ばかり歩いているので、こういう緑に包まれた景色に触れると嬉しくなります。しかもこの日は素晴らしいお天気だったうえ、前日が雨だったことで眺望も最高に良かったので、めちゃラッキーでした。
約1400年前に日本の都があったとされる飛鳥京の跡が中心となる飛鳥めぐりの魅力は、広範囲に点在する様々な遺跡や寺院、古墳や石造物などとふれ合いながら歩くところにあると思うのですが、こうした静かな山村を歩くだけでも、とても気持ちいいものですね。
しばらく歩くと、豊浦宮跡というところへ来ました。ここは推古天皇が即位した宮殿とのことで、今は向原寺というお寺になっています。
寺の入口の横にある立て札には「推古天皇豊浦宮跡」として、
ここの由来が詳しく書かれています。
そこから少し歩いたら、前方に緩やかな丘陵が見え、Fさんが、
「あれが甘樫丘の丘やで」と教えてくれた。
前方が甘樫丘(あまかしのおか)。 標高は148mとのことだが、
丘陵の上には大和三山などが一望できる展望広場があるそうです。
そこから甘樫丘の麓の道を行くと少し開けた道路に出て、
「あすか夢の楽市」という売店があったので、入ってみました。
野菜や果物のほか、普通のスーパーにあるような加工の食料品やお菓子などが売られていました。
写真の左側に写っているのがFさんです。
僕より5歳も年上なのに、元気過ぎる人ですわ。
そのあと飛鳥寺の方角へ向かって歩いて行きました。
今現在は、地図とスマホで撮った写真を見ながらこの時の足跡をたどり、この文章を書いていますが、実際に歩いている時は、どこがどこだかよくわからないまま、Fさんに付いて歩いているだけでした。へへっ。
一人でウオーキングする時は行く前から行程を調べ、地理を頭に叩き込んで行くのですが、なにしろ今回はFさんに頼りっきりなものだったから、ぺちゃくちゃとしゃべりながら、目に映る風景を楽しむばかりでした(これがまた楽しいんですけどね)。
とはいえFさんも時々道を間違えて、
「あれ? ちょっと違うなぁ。まぁ方角はこっちのほうやから、また知ってる道に出るやろ」というのが何度かあり、それでウロウロと回り道した分、僕たちのウオーキングの距離もグンと伸びました(笑)。
このあとも、飛鳥の里を歩き回って、高松塚古墳などを経て飛鳥駅まで行くのですが、続きはまた次回ということでよろしく~
★去年12月、Fさんと信貴山へ上った時のブログです。
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