僕のほそ道   ~ のん日記 ~

  
これと言ったテーマはなく、話はバラバラです。 つい昔の思い出話が多くなるのは年のせい? 

Go To キャンペーン は大丈夫なのか?

2020年07月13日 | ニュース・時事

僕が住む大阪南部の最近のお天気は、急にザーッと降ったと思ったら明るくなって日が差し、また曇ってザーッと降ったりというのが多かったのですが、今日は朝からずっと降っています。それも「小雨そぼ降る」という降り方で、最近では珍しいのですが、これが本来の梅雨なんでしょうね。

おかげで今日は、いま(13日の夕方)までずっと家の中。雨の中を歩きに行くのはさすがに気が進みません。したがって買い物も行かず。夕飯は冷蔵庫にあるもので済ませます。

さて、東京都では新型コロナウイルスの感染者数がどんどん増えてきています。埼玉、神奈川、千葉などでも増え、大阪でも昨日32人が確認されています。これは「大阪モデル」の警戒レベルになるので、久しぶりに通天閣が黄色に点灯しました。

一時は収まりかけていた感染がまた増えてきたので、これを「第2波」と呼ぶのか、あるいは夏を過ぎてから来ると言われているのを「第2波」と呼ぶのか、よくわからなかったのですが、感染症学の専門家・岡田晴恵さんは今朝のモーニングショーで、「これが第2波とすれば、秋・冬にはもっと大きな第3波が来るということになりますね」と解説していました。いずれにしても、新型コロナはこれからますます猛威をふるっていきそうです。

そうした状況の中で、「そんなアホな」と言いたくなるような政策を政府が取ろうとしていることに唖然としています。

それは、「Go To キャンペーン」という事業です。ご存知ですよね。

観光産業などを支援するための政策ということで、政府はこれを8月上旬から実施する予定だったのが、なぜか、それを早めて7月22日から始めると表明したのです。「どんどん旅行してください」というのがその趣旨で、旅行する人には旅行代金を半分補助したり、飲食代を2割分補助したりと、さまざまな金銭的援助をするというものです。その総額は1兆7千憶円と言われています。むろん、全部国民の税金です。

「感染拡大を防ぐために、なるべく旅行などの移動は控えてください」
と、これまでずっと要請してきたはずです。
それが今度は、
「お金を援助してあげますので、どうか旅行してください」
に変わるのだから、わけがわからない。

たしかに観光関連業界は新型コロナで大打撃を受けたことは繰り返し報じられてきた。しかし、今また日本で感染者数が急増し「第2波到来か?」と言われ始めているこの時期に、何で「Go To キャンペーン」なのだ? と不思議に思わざるを得ない。

モーニングショーに出ていた玉川徹氏は、
「旅行に行ってもいいです、というのならまだわかりますけど、お金を援助するのでぜひ旅行に行ってください、というのはおかしいです」と言い、
前述の岡田晴恵さんは、
「やめて。やめて、って思います」
と小声で、悲しそうな表情で言った。

他の番組でも、だいたい同じような意見が相次いでいるようだ。

この「Go To キャンペーン」の実施が、新型コロナの感染拡大に拍車をかけるであろうことは明白だ。それがわかっているはずの政府なのに、観光に関する経済復興という大義を掲げ「あとは感染が拡がろうがどうなろうが、そんなことは知らん」と、まるで開き直ったかのように見えてしまうのだ。

こういう強引なやり方を大阪弁で言うと、
「いてまえ!」ということになる。

その昔、プロ野球近鉄バファローズの強力打線のことを「いてまえ打線」と呼んでいた。近鉄の応援団が「いてまえ~!」と叫ぶことからその言葉が生まれた。
その近鉄の本拠地球場が、わが家からすぐ近くにあった藤井寺球場だった。僕ら家族も、近鉄の試合を藤井寺球場へ見に行って、応援団に合わして、
「いてまえ~!」
と叫んだりしていました。

そんな「いてまえ!」だったら応援するのですが。

Go To キャンペーンを「いてまえ!」のノリで、とにかくやるんだという今の政府の姿勢には、エールは送れません。

むしろ「やめてまえ~!」って言いたいぐらいです。

 

 

 

 

 

 

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