「電気グルーヴ」という音楽グループ(僕はそんなグループは知らなかった)のメンバーで、俳優のピエール瀧という51歳の男性が、コカインを摂取して逮捕されたというニュースが連日報じられています。「ピエール瀧」と聞いた時、ウエンツ 瑛士とかマイケル富岡みたいなハーフかいな、と思ったけど、単に芸名だったんですよね。本名は瀧正則というそうで、すごくいい名前じゃないですか。それが「ピエール瀧」みたいなおもろい芸名にして…
親が泣きまっせ(全然関係ないか)。
で、この人が逮捕されたことで、すでに収録されている番組をどうするかが今、大きなモンダイになっていますね。
NHK大河の「いだてん」は6月分まで収録が済んでいるそうですが、そこまではこのピエールの役に代役を立てて撮り直しをするそうだし、彼は他にも、4月公開の映画(主演・斎藤工)、5月公開の映画(主演・松坂桃李)、今秋公開予定の映画(主演・高橋一生)などに出演しており、映画もそのまま公開するのは極めて難しい、ということで、関係者たちは頭を抱えているそうです。
この前に、強制性交の疑いで起訴された俳優・新井浩文の場合は、出演していた2本の映画が公開中止もしくは延期になっているようだけど、新井の場合はNHK大河の「真田丸」にも出ていたのですが、このドラマをはじめ多くの過去の作品がネット配信中止とか、DVDの発売中止とか、さまざまに波紋が広がっているようです。もうすでに終わったドラマまでそんな目にあわなければならないのは、何だかねぇ…
これらに対して「そこまでする必要があるのか?」とか「作品自体に罪はないじゃないか?」という声が出ています。まぁ、当然でしょうね。
むろんこれにも賛否両論があって、実にむずかしい問題なんですが、僕としては、たった一人の不祥事のために、公開を中止したり、作り直したりと、そこまで膨大なお金と労力をかけてやることはないんではないか…という意見に共感します。
何と言っても、そのドラマなり映画なりに出ている他の俳優さんたちや、監督さんはじめスタッフの人たちが、あまりにも気の毒ですもんね。
これからどうなって行くのか、動向を注目していきたいと思います。