僕のほそ道   ~ のん日記 ~

  
これと言ったテーマはなく、話はバラバラです。 つい昔の思い出話が多くなるのは年のせい? 

8の倍数の年齢の時に…

2014年03月02日 | 心と体と健康と


今年1月に65歳の誕生日を迎えた時、ある方からこんなメッセージをもらった。「男は8の倍数の歳に体調が悪くなったりするそうですが、あなたは8の倍数である64歳を乗り越えたのですから、今日から体調が上向きになりますよ」…と。


8の倍数なぁ…。どこかで聞いたことがある。ちょっと調べてみた。


東洋医学では、女は7の倍数、男は8の倍数の年齢の時に、体調の変わり目が訪れる…ということが文献に書かれているそうである。つまり、その年齢の時は体に悪いことが起きるので要注意…という意味なんだろうか。


   http://www.yomeishu.co.jp/x7x8/


まあ、8の倍数といっても、8歳から16・24・32・40・48歳あたりまでは、健康な男性にとってさほど「体調の変わり目」も気になるとは思えないけれど、ただ、人生も50年を過ぎると、気がつかないうちにジワジワと老いの影が忍び寄ってくる。そんな時期に迎える最初の8の倍数は56歳ということになる。ここらあたりから、この「8の倍数説」を検証していくのがわかりやすいのではないか。


ただし、僕に関しては56歳の時(2005年→平成17年)は、体調を崩すどころか、今も印象に残る楽しい出来事が多かった。1月に妻とイタリアのフィレンツェに旅行したのが56歳の始まりだった。ドイツのフランクフルト空港で乗り換えた飛行機がフィレンツェ空港へ着こうとしたが、濃霧のため着陸できず、方向を変えてボローニャの空港へ着陸した。それを…他に1人の日本人もおらず、早口の外国語の放送の意味も分らない僕らは、フィレンツェ空港に着いたものと思い込み、荷物を持って外に出て、タクシーを見つけ、フィレンツェ駅へ行ってくれ…と頼んだ、すると運転手は驚き「フィレンツェだって? 旦那、ここはボローニャですぜ」と言われ、天地がひっくり返るほどビックリしたのを思い出す。いわば羽田空港に降りて、そこを伊丹空港だと思い込み、タクシーで「新大阪まで行って」と頼んだようなものである。こんなことから始まったフィレンツッェ旅行だけど、今から思えば僕らの海外旅行の最高傑作の部類に入っていた。


またその年の夏から、生まれて初めてブログというものを初め、多くの見知らぬ人たちとネット上で知り合うことができ、これまで経験したことのないウキウキした気分を味わった。


10月には仲間たちと100キロウオーキング大会に出場した。大阪城前から出発し、兵庫県の明石大橋が見える塩屋というところで折り返す往復100キロのコースを、23時間25分のタイムで「完歩」した。土曜日の午前10時に出発し、帰ってきたのが日曜日の午前9時25分だった。そのことをブログに書いたら、沢山のブログ仲間たちから「おめでとう」のコメントをいただき、うれしかった。


そしてそのウオーキング大会の2日後に、モミィが誕生した。8の倍数に当たっていた56歳の僕にとって、その年はとてもいい年だったのです。


ところがその翌年。仕事中に、不整脈が原因で、「一過性脳虚血発作」という、軽い脳梗塞の症状に見舞われ、短時間だったけれど右半分が麻痺し、ろれつが回らなくなり、病院へ運ばれた。これに始まって、翌年は不整脈の手術に失敗したり、耳鳴りが発症したり…と、体調面ではあまりいいことはなかった。8の倍数が過ぎた翌年からである。


そして去年の1月の誕生日に、また8の倍数の年を迎えた。64歳である。まあ、これくらいになると、みんな体に何らかのトラブルを抱えているものだから、僕も不整脈や耳鳴りのほかにも、腰痛や、アレルギー性鼻炎や、最近は指の第1関節に痛みが出る「ヘバーデン結節」なども加わり、一人前の年寄りになりつつあった(笑)。でも、大した異変もなくその1年は過ぎた。


そして今年1月の誕生日に65歳になり「8の倍数を乗り切った」はずだったのに、なんとまあ、それを待っていたように、立て続けに体に異変が起きているのである。トホホ。


前回も56歳を乗り切ったとたんに、体のあちらこちらに異変が起き始めた。


今回も64歳を乗り切ったとたん、わずかふた月足らずの間に、飛蚊症や胃腸病や心拍異常に襲われて、その都度、お医者のお世話になった。


「女は7の倍数、男は8の倍数の年齢の時に、体調の変わり目が訪れる」というのもアテになりませんねぇ。むしろ僕の場合はその翌年に大きな体調の変わり目が訪れた、ということになります。まあ年齢と共に、体のケアをその節目(倍数)の歳に特に意識しよう…という点では有効かもしれませんが…
 

 

 

 

 

 


 

コメント (2)
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