僕のほそ道   ~ のん日記 ~

  
これと言ったテーマはなく、話はバラバラです。 つい昔の思い出話が多くなるのは年のせい? 

三浦雄一郎さんのチカラ

2013年05月24日 | ニュース・時事

80歳でエベレスト登頂に挑戦していた三浦雄一郎さんが、昨日、
頂上にたどり着いたというニュースを聴き、思わず拍手した。
いやぁ、ものすごいパワーですね~。心から敬服します。

5年半ほど前のこと。
このブログを始めたばかりの2007年12月に、

三浦さんにまつわる話を書いたことを思い出す。

当時74歳だった三浦さんが、75歳でのエベレスト制覇をめざし、
日々訓練を重ねている…という新聞記事を見て感動したのだった。
そして翌年5月に、三浦さんは75歳で、みごとに登頂を達成した。
あれから5年、三浦さんは80歳で、さらなる偉業を成し遂げたのだ。

遠い昔、もう40年以上前のこと。
僕はまだ大学に通っていた頃だったと思うけれど、

「エベレスト大滑降」というドキュメンタリー映画を見た。
8,000メートルの地点から、スキーで滑降する人の話だったが、
その人が三浦雄一郎さんだった。初めて三浦さんを知った時である。

後に(…というか数年前に)、知り合いの方から、三浦さんが大滑降した当時の「朝日グラフ」を贈っていただき、表紙の写真をはじめ、その様子が詳しく記述されている記事内容に、全身が震えるほどの興奮を覚えたものであった。

その三浦さんだが、不整脈の持病があり、何度か手術をしていると報じられていた。これはカテーテル・アブレーションという手術だけれど、前述のブログを書いた2007年に、僕もその手術を受けたことがある。僕の場合は、手術中に不都合なことが起こり中止を余儀なくされた。それに懲りて、医師の勧めを断り、以来一度も手術はしていないが、幸い今は薬が効いてくれて無事に過ごせている。しかし、三浦さんはカテーテル手術を何度もしているのである。…ということは、手術はいちおう成功しても、また再発する、ということなのだろう。

5年前に三浦さんが不整脈と闘っているという記事を読み、「あ、僕と一緒だ」と思って、余計に親近感を持ったものだが、「こんなところだけ一緒でもなぁ~」と苦笑いしたことが懐かしく思い出される。

三浦さんのこの80歳でのエベレスト登頂は史上最高齢としてギネスブックなどに載るわけだけれど、三浦さんより一つ年上のネパール人シェルパーというのがいて、これがクセ者なのである。彼は前回も、75歳で記録を作った三浦さんのすぐ後に、76歳で頂上まで登った。で、三浦さんの最高齢記録はあっという間に消えてしまったのだ。

そして、今回もまた、81歳になったその男が登頂をするとか、もう登頂を始めているとか…というニュースが流れている。まぁ、そのパワーもケタ外れのものがあるけれど、常に三浦さんが快挙を遂げた直後に1歳年上として記録を塗り替えようというやり方は、なんだかセコい気もする。それなら自分が先に75歳、80歳の区切りの年齢の時に登頂すればいいものを、三浦さんに記録を作られると、すかさず「ワシのほうがすごいもんね」的な登頂をするなんて…世の中には変わった人もいるものだ。

しかしまぁ、だからといって、三浦さんの価値が下がるわけでもないし、
日本人に大きな勇気と夢を与えてくれた、胸のすく快挙には違いない。
三浦さんの溢れんばかりのパワーのおこぼれを少しでも頂戴できたらなぁ
…と思っている僕なのです。

さぁ、今日も体を鍛えよう! (ボチボチと、ですけど…)

 

 


 

コメント (2)
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