僕のほそ道   ~ のん日記 ~

  
これと言ったテーマはなく、話はバラバラです。 つい昔の思い出話が多くなるのは年のせい? 

モミィの 「合宿」 で酔ってしまった僕

2012年10月15日 | 日常のいろいろなこと

モミィが所属する地域のキックベースチームの「合宿」が土・日曜日にあった。
1泊して合宿…といえば、集中的に練習を行うイメージがあるけれど、
実際は「お泊り会」と呼ぶような、お遊びの1泊小旅行である。
キックベースの用具はいっさい持っていかず、遊びだけ。
1年に一度、いろんなところへ泊まりに行くのだという。

しかし、モミィはまだ、子どもたちだけで寝ることは心細いようで、
「その日に帰るほうがいい」と言うので、役員さんにお願いして、
僕とモミィだけはその日の夜のうちに帰らせてもらうことにした。

そんなことで、13日の土曜日に、モミィと僕は「合宿」に参加した。

人数は子どもが10人近く、大人は監督、コーチ、家族らで15人近く。
大人の方がかなり多い。

場所は、大阪府枚方市の山奥にある野外活動センターというところ。
昼前に着き、食事の用意をし、食後は焼き板ペイントなどで楽しみ、
夕方からバーべキューの準備をはじめながら、飯ごう炊飯もする。

食事が終わったら、「関西で一番大きい望遠鏡」で天体観測をする。

そして翌日は、朝食用にかまどでピザを焼き、そのあと、
近くにある野外アスレチックで遊び、午後、帰途につく…
配られた行程表には、そういうことが記されていた。

僕とモミィは、1日目の天体観測をする前に帰る予定を立てた。

ただ、この野外活動センターは、山奥なので交通機関は全くなく、
とても狭い山道をクネクネ行くので、車以外では行き来できない。

お世話をしていただく役員のママさんたちも、行く前に、
「でも夜に帰るといっても、どうして帰られるんですか…?」
と心配そうに尋ねられた。

それは、長男に車で迎えに来てくれるよう頼んでいたので大丈夫だった。
バーベキューが7時半前後に終わるので、8時ごろに来てと頼んでいた。

実はこういう行事に参加するのは気が進まなかった。
毎週小学校で練習をしたり、試合に行ったりと、
僕は常にモミィに付き添っているので、
監督、コーチ、ママさんたちとは会話を交わすけれど、
こういうレジャー的な催しに参加するのは初めてで、
皆さんと一緒に食事をするというのも、たぶん初めてである。

何となく居心地が定まらない。

野外活動センターに着いて、沢山の重い荷物をロッジへ運ぶ。
急坂で、荷物を持つ手がよろけ、足もよろける。

薪を燃やしてその上に置いた大きな鉄板で焼きそばを焼いた。
僕と、もう一人、部員のパパと2人で、豚肉を炒め、キャベツを入れ、
玉ねぎも入れてやわらかくなるまで炒めた後、大量のソバを投入した。
かきまぜるだけでも力がいる。しかし、この手の料理は僕の得意分野である。
薪を燃やしてこんなことをするのは、いったい何十年ぶりだろう…
と思いながら、気持も焼きそばのようにほぐれてきて、いい感じになってきた。

子どもたちは、6年生の子の指導で、食器を洗ったり、
その前にはキャベツや玉ねぎを切っていたりよく働いていた。
モミィも、食器を拭く役を与えられ、お手伝いを楽しんでいた。

ママたちは僕たちの作業をじっと見守っていたけれど、
あれ…? 他の男の人たちは…? と周囲を見回すと、
少し離れたテーブルで、もうビールを飲んでいるではないか。

ビールや焼酎が荷物の中に沢山あったので、夜は宴会かと思っていたが、
昼から飲み始めるとはまた、皆さんかなりのアルコール好きである。
これなら気が合いそうだ(なんだ、それは…?)。

…さて、そこからだった。

「どうぞ!」と焼きそばを焼いている僕に缶ビールが手渡された。
合間を見つけてプシューッと栓を抜き、グイッと飲む。うまい~

そばを焼き終わると、あとはお皿に盛る作業などはママたちがした。
僕は、男性グループに呼ばれ、ビールを片手にテーブルへ行った。

日ごろは難しい顔をし、口数も少ない監督やコーチが、今日は上機嫌だ。
僕にいろいろ話しかけてくるし、僕もアルコールが入るとよくしゃべる。

冗談を言い合ったり、誰かがボケて、誰かが突っ込んだりして、
笑いが絶えない中で、どんどんみんなの酒が進んでいった。

中でも大の酒好きのコーチがいて、この人が焼酎水割りを作ってくれた。
僕のグラスの中身が少なくなると、すばやくおかわりを作ってくれる。

「この男は練習の時は何もせんけど、こんな時だけよく動くんですわ」
と、他のコーチが冷やかす。

一方、子どもたちは、板を焼いてそこにペイントをする「焼き板」の作成。
モミィも上級生たちに教えてもらいながら、一生懸命にやっている。

子どもたちにまったく手がかからない分、大人の男はヒマである。

彼らは例外なく、みんなお酒が好きで、グビグビ飲んでいる。
僕も、同じようにグビグビ飲んだ。

そして、日が暮れたころに、僕の記憶がなくなった。

長男が、妻を横に乗せて車で迎えに来てくれたのは、8時頃だったそうである。
ぜんぜん、何も覚えていない。

ロッジから駐車場まで、崩れかけた狭くて急な階段を下りなければならず、
どうやら僕は、他のコーチたちに抱きかかえられて車へ来たそうである。

 

翌朝、長男がそう言っていた。 

一人で下りたら転げ落ちていただろうから、抱えて下りてくれたのだろう。

何しろ、夕方6時頃までは、みんなの写真を撮ったりしていたのだけど、
そのあと、プッツリと記憶が途切れているのである。

気がついたら日曜の朝で、着の身着のままで自宅の布団で寝ていた。

あぁ…、またもやこの有様である。 恥ずかしさで顔が赤くなる。

朝8時過ぎ、まだ合宿先にいる役員のママさん3人に同時メールを送った。

昨日ははしゃぎ過ぎ、飲み過ぎてご迷惑をおかけしました。
いい歳をしながら節度もわきまえず、本当にすみませんでした。
いつまで経ってもアホな私です。でも、めちゃ楽しかったです。
皆さんによろしくお伝えください。

…みたいな文章を送った。

さっそく一人のママから返事が来て、

昨日は楽しいお酒だとわかりましたよ。
楽しいお酒は良い事ですよ。

…と書いてきていただいた。

もう一人のママからも夕方、メールがあり、

お疲れさまです。二日酔いになっておられないでしょうか
楽しく過ごしていただけてよかったです。

…と返信をいただいた。

あぁ…
こういうときは、いつも 「よせばいいのに」 という古い歌が頭に浮かぶ。


 いつまでたっても、ダメな私ね~

 

   
    ロッジの前で。

 

  
   出来上がった焼きそばを、お皿に取り分ける。



   
    子どもたちはみんな楽しそう。 モミィは一番奥で帽子を被っています。
    僕もこのへんまでは、しっかりしていたはずですが…(午後6時ごろ撮影)
    
そのあとは、もうほとんど何も覚えていないんですよね~ トホホ。

 

 

コメント
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