僕のほそ道   ~ のん日記 ~

  
これと言ったテーマはなく、話はバラバラです。 つい昔の思い出話が多くなるのは年のせい? 

頚椎ヘルニア…だって?

2012年06月25日 | 心と体と健康と

左側の首と肩の痛みと手のしびれがひどくなってきたので、
病院で首のMRI検査を受けた…ということを先日のブログに書いた。

そしてその検査から約1週間後、専門医から検査結果を聞いた。

「頚椎のヘルニアですね…」と医師が説明を始める。
壁にMRIによる僕の首の縦断画面像と横断画面像が貼られている。

それによると…

まず、縦断画面像で、「これが脊髄です」と、
医師は、脳と直結する脊髄を示し、
「この中に脊柱管(せきちゅうかん)というのが通っていまして、
 それはトンネルのようになっており、髄液が通っています」
「はぁ…」と僕は目を凝らして画面をのぞき込む。
「これはきれいに通っていますね。異状ありません」
「はぁ…」
「次に、ここが首の骨です。7つあります。この連なりが頚椎です」
「はぁ…。なるほど…」
「それぞれの骨には異状はありません。きれいです」
「は…? 異状はないのですか?」
「そうですね」と言いながら、医師は骨の模型を僕に見せてくれ、
「骨と骨の間でクッションの働きをする椎間板(ついかんばん)があります」
そして、医師は模型を使って頚椎の構造をひと通り説明してから、
「あなたのこの4番目の骨の下…」
と、今度はまた僕の首の画像を指し示し、
「ここの部分が薄く濁って映っていますよね。この椎間板というか…
 これが磨り減っていますね。 ここが神経を圧迫しているのでしょう」

…と、まあ、そういうことなんだそうである。

椎間板ヘルニアというのは腰だけに出る症状だと思っていたが、
首から腰まで連なる背骨のどこにでも出る…ということだった。

そのあと、医師は僕の手や足を持って、
「ギュッと力を入れてください」と指示。
最後には握力検査もし、僕の痛みやしびれの程度を確かめた。

診察はそれでほぼ終わった。

「それで、これからのことですが…」
と医師は一呼吸置いてから僕に言った。

「治療には、手術やブロック注射というのがありますが…」
僕の場合は、さほど緊急性のある症状ではない、という。
手術はむろんのこと、ブロック注射も、
「手にまったく力が入らないほどの症状だったら考えるのですが…」

手の感覚が全くなくなるほどの重症の患者さんも沢山いるという。
その場合は、手術、ブロック注射などが必要だけれど、
今の僕の状態なら、しばらく様子をみたほうがいいということだった。

「人には自然治癒力もありますしね」と医師は言う。
知らないうちに治る…というケースもよくあるそうだ。

「様子をみましょう。次は1ヵ月後に来てください」

最後に医師は、こうも言った。

その間、痛みやしびれが強くなれば鎮痛剤を服用するのがいいが、
僕は脳梗塞予防薬のワーファリンを飲んでおり、鎮痛剤を飲めば、
そのワーファリンの効果が減じられるので、こちらでは出せない。
今かかっている循環器の病院で、鎮痛剤の相談をしてください…

「わかりました。そうします」

…と、そんなことで、僕は診察室を出た。

それから数日経つが、痛みやしびれは収まらない。
まだ我慢できないほどではないが、気にすればするほど、
なんとなく、痛みとしびれが強くなるように感じてしまう。

これ以上ひどくならないよう願うしかない。

それと、耳鳴りもそうだけど、やはり生活のリズムが悪いと、
こういう症状はどんどん悪くなっていくような気がする。

何かに気が紛れていると、その時はほぼ忘れるのである。
まあ、それだけ大したことのない症状だとも言えるのだろうけど、
夜寝るときなどは、左側だけでなく、右手もジーンとするような…
さらには、両足までジンジンするような感じがするから気が滅入る。

「人には自然治癒力もありますしね」
と言った医師の言葉が、今は唯一の頼りであり、支えである。

人が治癒力を発揮するためには、気持ちが元気でなければならない。

なるべく気にしないようにしなければ…

…できるかなぁ。
 

 

 

 

 

 

コメント (2)
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