僕のほそ道   ~ のん日記 ~

  
これと言ったテーマはなく、話はバラバラです。 つい昔の思い出話が多くなるのは年のせい? 

窮余の一策

2012年02月09日 | 心と体と健康と

肩と首の痛みはなかなかとれない。

8日の火曜日、モミィのエレクトーン教室があった。
モミィのいる幼児教室は8~9人の生徒がいる。

3月末にホールを借りてコンサートを開くというので、
演奏曲をそれぞれ4つのパートにわけて譜面を与えられ、
各自で練習をしてきたが、その日は初めて合わせる練習をした。

モミィのパートでは、伴奏の時、エレクトーンのペダルを踏むところがある。
教室のエレクトーンにはむろんペダルもついているのだが、
モミィはまだ小さいので、足がペダルに届かない。
そういう子がほかにも何人かいて、ちょうどカバーをかぶせるような形の、
ペダルの補助器具があって、それを倉庫から運んできてペダルにはめ込むのだ。

しかし、たまたまモミィの前にあったエレクトーンは小型のものだったので、
補助器具の高さを調節するネジを外してからはめ込まなければならなかった。
これが思った以上に骨の折れる作業であった。特に首と肩の痛い僕には…。

慣れたママさんたちに手伝ってもらって、しゃがみこんで6本のネジを外した。
そして、不自然な格好でエレクトーンの下にもぐり、補助ペダルをはめ込んだ。

その一連の動作をしていると、左の首と肩が、たまらなく痛んだ。
でも人前で、いててて~とも言えないので我慢して作業を終えた。

そのあと、1時間、先生の指導でエレクトーンの練習が進められたが、
もたれるところもない丸い椅子に座って、僕は必死で痛みをこらえていた。
どんな姿勢で座っていても、左の首と肩は痛み、左腕も重く、そして痛い。
家の中なら身体を動かしたり、痛くない姿勢を探ったりできるのだが…。
音楽教室の中で過ごした苦痛の1時間であった。
終ってから補助器具のネジを元通りにするのも一苦労だった。

モミィを乗せて帰る時の自転車では、ハンドルを支える左肩がズキズキした。
行くときとは比べ物にならないくらい、痛みはひどくなっていた。
家に帰ると痛みはいよいよ高じ、食事も口に入れる気にならない。
両手を上げたり、肩をまわしてみたり、身体をひねってみたりと、
いろいろなポーズをとったり体操をしたりしても痛みは消えない。
さらに、何か体の内部にも異状があるように気分まで悪くなってきた。

今夜一晩、無事に過ごせるのか…
…と不安を感じながら、左の上腕部を揉んだ。
無意識にしていたのだろう。その部分も筋肉が凝っていて揉むとよく効いた。
「あれ…?」
そのとき、少し首・肩の痛みが弱まったように感じた。
僕は右手でさらに左上腕部を強く揉んだ。
腕が痛くなるほど揉むと、確かに今までの痛みがゆるんだ。
同じ左腕の、肘から下の部分もグリグリと揉んでみた。
痛みがさらに弱まった感じがした。
グリグリ、グリグリ。

そのうち、「首が大事」ということを思い出し、本棚から、
以前買った体のツボに関する本を出してきて、首のツボの部分を調べた。
いくつかあったが、左側の首の付け根あたりを思い切り指で押してみた。
ツーンと心地よい痛みがやってくる。もっときつくそこを押す。ツーン!
痛いのをがまんして押していると、首・肩の痛みが本当になくなってきた。
押すのをやめても、あの痛みが半分以上も消えている。

やっと、あの耐え難い痛みから解放された。

まだ痛みはあるけれど、食事もして、家族と話ができる余裕も戻った。
「どうしたん? どうしたん?」と横でモミィが話しかけてきたのが、
さっきまではうっとうしかったが、もう普通の受け答えができる。

窮余の一策、とはよく言ったもので、それからというもの、
思い出すたびに首のツボを押し、痛みをまぎらわすことに成功した。
ま、その場しのぎだけれど、それを知っただけでも大きな前進だったと思う。

今日も朝から、首のツボ押しや肩や腕のモミモミを忘れずにやっている。
ぐるぐる首を回しても、昨日の夕方ほどの激しい痛みは感じなくなった。
あぁ、奇跡のようだ。神様仏様たまご様、ありがとうございました。

とりあえずピンチは脱した…
と思うけれど、油断するとまた戻るというのがこの種の痛みだから、
たまごさんがおっしゃったように、メンテナンスをお忘れなく…

…と自分自身に言い聞かせています。

整骨院を探して、今日からでも通おうと思っています。

ところで、この数日、首・肩などの痛みに気を奪われて、
耳鳴りのことをすっかり忘れていました。

まあ、そういうものなんでしょうね~

 

 

 

コメント (8)
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