そこそこの放送作家・堀田延が、そこそこ真面目に、そこそこ冗談を交えつつ、そこそこの頻度で記す、そこそこのブログ。
人生そこそこでいいじゃない



先日、某番組の会議で後輩作家のAくんが怒っていた。
「辻希美、信じられないッスよ」

杉浦太陽くんと出来ちゃった結婚を発表した辻希美ちゃん。
アイドルおたくのAくんにとっては、辻ちゃんがアイドルなのにセックスしていたという事実が許せないらしいのだ。
「事務所の管理がなってないッスよ」
「僕らの夢が壊されましたよ」
……
まぁ、まぁ、そんなに怒らんでも。

なにしろ12歳でデビューしているのだ。
大人だらけの世界で頑張ってきたのだ。
同年代の女の子より、よほど早熟なのは当たり前だ。
彼氏も出来るし、セックスもそりゃするだろう。
ちゃんと結婚してお母さんになるんだから祝福してあげよう。
僕なんかは、そう思っちゃう。

そういう意味では、喫煙写真で芸能界引退に追い込まれた加護亜依ちゃんも、僕は擁護したい。
なにしろ12歳でデビューしているのだ。
12歳って言ったら、僕なんて赤ちゃんが出来る仕組みさえ知らないガキだった。
そんな子供の頃から働き始め、ずっと大人だらけの世界で虚像のアイドルとして必死に頑張ってきたのだ。
握手会でワケの分かんないオタクたち何千人に手を握られたり、右も左も分からないのに毎日テレビやラジオに出させられたりして、育ち盛りなのに睡眠時間も少なく、そりゃもう、そのストレスったら、想像を絶するもんだったろう。
そりゃ、タバコぐらい吸いたくなるよ。
周りがプカプカ吸ってるんだから。
で、仕事終わったあとの、一服ぐらい許してやれよ、と思う。
別に堂々と人前で吸っていたワケじゃないんだしさ。

未成年の喫煙がいいとは言わない。
しかし、結構多くの日本人が、身に覚えがあるはずだ。
白状すれば、僕だって17歳から吸っていた。
でも、いけないことだって分かっていたから、コソコソ先生や両親に見つからないように吸っていた。
この子供のコソコソ感を認めてあげなければならない。
コソコソする、イコール、ちゃんとモラルの感覚はあるのだ。
ちょいとした子供の火遊びだ。
それって、大人の階段登る儀式だったりするだろ。
人が人としてこの社会で成長する文化的行為だろ。
で、そういう子供の火遊びを見つけた大人は、注意すればいいだけの話だ。

なぜ写真週刊誌に喫煙写真を載っけて、彼女の人生を台無しにする必要があるのだろう。
日本には「武士の情け」って言葉があるだろ~が。
加護ちゃんがタバコを吸っている現場を見つけたカメラマンは、まずひとことその場で「ダメだよ、タバコ吸っちゃ」って注意してあげたのだろうか?
たぶん、してないと思う。
スクープGET!とばかりに写真を撮って、喜んだはずだ。
でもさ、まず注意しろよ大人なら。
で、何度も繰り返してたら「写真載っけちゃうぞ」って言えばいいじゃん。
それで済んだ話なんじゃないのか?
だいたいそのカメラマンは未成年の時、タバコ吸わなかったのか?
その記事載っけることにした編集者は、吸わなかったのか?
どうなのだ、その辺は?
ていうか、もっと追いかけるべきスクープや叩くべき巨悪があるだろ?
たかがタバコで1人の女の子の人生破滅させて、何が楽しいのかね?

なんだか、優しくないのだ。
ぜんぜん優しくない。
未成年がタバコ吸ってて人生奪われるなら、日本の若者の半数近くは奪われてるよ。
でもさ~、そこは「武士の情け」だろ。
「武士の情け」って感覚、絶対あるじゃん。
見逃してやりゃいっか……って思えよ武士なら。
雑誌に載せるこたぁねっか……って思え、武士。
え、別に武士じゃない?
いや、日本男子は武士たるべきだ。

芸能人だから公人だからダメなのだ、という意見も分かる。
でもタバコ一本で人生奪うなんて人として優しくない。
ていうか、やっぱり注意しろ、その場で。
それで済ませりゃいい話だ。

こんな意見、公には認められないって分かってるけど、でも「なんだかなぁ~」と思っちゃうのだ。

加護ちゃん、そのうち芸能界復帰するかな?
もっとイケないもの吸っちゃったり、打っちゃったり、過去にもっとひどい罪を犯した芸能人も、平気で今テレビにたくさん出てるからねぇ~。

別に加護ちゃんのこと好きでもなんでもないが、不憫なので、そう思う今日この頃なのだ。

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気付けば、ブログがパターン化してきている。

いろいろ書いた挙げ句に、
「ひとりぼっちで寂しい」
「可愛い女の子に出会いたい」
……そんな愚痴でオチを付けるというパターン。

38歳バツイチという僕のキャラクターの性質上、分かりやすさを優先してこのオチを頻繁に使用してきたのだが……というか、実際にそういう寂しい状況なのだが……さすがに「もうウザいよ」という空気も感じるわけだ。

今の時代、空気を読まないと生き抜いていけない。
第一、そんなに彼女が欲しいのか、と誤解されても困る。
いや、欲しいのだが。
オイ、どっちなんだ?

よし!
このパターンは封印だ!

生まれ変わったブログを書くぞ!
そうだ、生まれ変わるのだ!










というわけで、可愛い女の子!
応援宜しくお願いします。

↑ 結局このパターンというね……。基本ですよ、基本。読めましたか? 読めましたよね。すみません。
以後あらためますとも。ええ、あらためますよ。

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今日、朝日新聞本社に行ってきた。



とはいえ、新聞と僕は、いっさい関係がない。
大阪のABC(朝日放送)東京支社が、いつの間にやら芝公園のビルからこっちに移転していたのだ。

ABCと言えば、伝説の低視聴率番組「サムズアップ」を担当して以来、ご無沙汰だった。
ジャンケンだけで賞金1000万円が獲得できるという企画で、司会にみのもんた氏を起用し、鳴り物入りで始まった新番組だったのだが、まるで視聴率が獲れず、あっという間に打ちきりになったのだ。
それ以来、ABCとは仕事をしていない。
てっきり出入り禁止なのかと思った。

2階のロビーで、フリーのMディレクターと待ち合わせ。
周りは朝日新聞の社員らしき人ばかり。
なんだか、みんな、とても頭が良さそうな顔をしている。
年季の入ったスーツ姿の男性たち。
チャラチャラしたOL風ではなく、なんか地味な女性たち。
なにしろ新聞を作っているのだ。
そりゃ、真面目で優秀な人材ばかり集まっているのだろう。

シャツにデニムにハンチング帽をかぶった僕。
黒いジャケットにジャラジャラしたアクセにサングラス姿のMディレクター。
2人して、浮きまくる。

エレベーターで別館10階のABC東京支社へ。
やたらオフィスが綺麗で、テンションが上がる。
バカ話を交えつつ、新企画の打ち合わせ。
会議室の椅子は、新品のふっかふか。
だが、例によって禁煙。
最近どこのテレビ局も会議室が禁煙で、僕のようなヘビースモーカーは困っちゃうのだ。
煙草を吸える会議室があるのは、フジテレビぐらい。
そういう意味でも、さすがだ、フジテレビ。

というわけで、来週火曜日も13時にABCに来ることに。
朝日新聞本社は、築地市場の目の前にある。
来週はちょっと早くやってきて、美味しい昼ごはんでも食べようかな。

築地でオススメの店があれば教えてください。
可愛い女の子は、ぜひご一緒しましょう。

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先週土曜日に放送した「ジャポニカロゴスSP」の視聴率が、21.3%だった。

これは、そうとう優秀な視聴率。
朝、ADくんからのメールで視聴率を知らされ、びっくり。
そのあと、フジテレビ編成のTさんから電話があって、恐縮。
朝から少し気分がいい。

昼前から仕事に出発。
15時ごろ「ジャポニカロゴス」を作っている恵比寿の某制作会社に行くと、スタッフたちはいつもとまったく変わらぬ様子なので、拍子抜け。

そう、視聴率が良かろうと良くなかろうと、番組作りの日々の業務に変わりはない。
来週の収録に向けて、ADくんやADちゃんたちは、せっせと激務をこなしていた。
視聴率が良かったら一週間休みになるとか、給料上がるとか、そんなことは何もない。
少し気分がいいだけだ。

それにしても……
担当番組が20%を越えるなんて久々だなぁ~。
もしかして「おしゃれカンケイ」以来じゃないか?
いや「フードバトルクラブ」以来か?
な~んて考えていたら、おととし、TBSの特番「DOORS」で20%越えをしていたことを思い出した。
昨年の「DOORS2006」は15%だったけど。

今度20%獲るのはいつになるか分からない。
もしかしたら一生もう二度と獲れないかも知れない。
というわけで、今日は僕にとって、数年に一度あるかないかの、めでたい日なのだ。
だから、誰か祝ってくれ!
今、家で独りぼっちじゃないか(笑)

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エターナル・サンシャイン DTSスペシャル・エディション

ハピネット・ピクチャーズ


買ったのに観ていないDVDを、僕はシアター部屋の一角に積んでいる。
もう2~30本ぐらいたまっているのだ。
早く処理しないといけないと、常々思っている。

ということで、台本を2本書き上げ、AD君にメールで送ったあと、真夜中に映画を観ることに。
観ていないDVDの山の中から選んだのは「エターナル・サンシャイン」
ジム・キャリー主演作で、2004年のアカデミー脚本賞を獲ったという。

「過去の記憶を消せたら?」というアイデアで構成されたラブストーリーだ。
時系列がバラバラに構成され、どんどん過去に遡っていく凝った脚本が、アカデミー脚本賞受賞の理由だろう。
とはいえ、分かりにくい映画ではない。

大恋愛の末に別れた男女が、互いに相手の記憶を消し去る話だ。
しかし、記憶を消した2人は、運命に導かれるように再び出会ってしまう。
そして、憎み合い、けなし合っていた、別れの直前の自分の感情に直面する。
また付き合っても、そうなることは分かっているのに、再び出会い、惹かれ合ってしまった。
「さて、どうする?」と、最後の最後に2人は問いかけられる。

ジム・キャリーの最後のセリフ「OK」がすべてを物語る。
エンドクレジットに流れる曲の歌詞が、テーマを明確に歌い上げていく。

なかなか、いい映画だった。
だが、観ている最中に、僕はあることに気が付いたのだ。

……この映画、前に一度観た。

僕の記憶も消えていたのだ。
観ていないDVDのところに、なぜかこの映画も混ぜてしまったらしい。
38歳にもなると、こんなことがあるから恐ろしいったらありゃしない。
一度観た映画を忘れているなんて……

というわけで、奇しくも2回も観ることになったこの秀作。
キャストはなかなか豪華だ。
大好きなジム・キャリーに加え、「タイタニック」のケイト・ウインスレット、さらに「ロード・オブ・ザ・リング」のフロド役イライジャ・ウッドと、「スパイダーマン」のメアリージェーン役のキルスティン・ダンストも出てくる(相変わらずブサイクだが)

まぁまぁオススメ。
星3つ ★★★

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ご多分にもれず、今週も日曜日ヒマなのだ。
デートしてくれる女の子が1人もいないからだ。
情けないことに、それが38歳バツイチ男の現実だ。

ヒマな男の道楽といえば「飲む、打つ、買う」と相場が決まっている。
酒、バクチ、女だ。
さて、どうしよう?

「飲む」は若い頃、結構やった。
1ヶ月間、六本木に毎晩通い続けたこともある。
でも、最近はまるで飲まなくなったので、ずいぶん酒に弱くなった。
なので「飲む」は却下なのだ。

「買う」も38歳にもなればひと通り経験している。
指折り数えるほどだけど。
だが、そもそもどうかと思うので、「買う」も却下だ。

となると「打つ」ことになる。
パチンコ、パチスロ、競馬、競艇、麻雀、宝くじ、etc、ひと通りバクチの経験はある。

オグリキャップ世代の僕はいっとき競馬にのめり込んだ。
「さんまのナンでもダービー」なんて番組を担当していたほどだ。
30万円の配当がついた馬券を1000円買っていて、300万円儲けたこともある。
しかし、電話投票の銀行口座に残高がないため、今日、競馬は出来ない。
わざわざ渋谷のWinsまで出掛けて馬券を買うなんて、さすがに面倒くさい。

麻雀は学生時代、毎日打っていた。
早稲田大学近くの雀荘で。
だが、1人で出来るものではない。
フリー雀荘に1人で行く勇気もない。
なので、今日は無理。

そこで、久々にパチスロをすることに決めた。
自転車で246号沿いにあるパチスロ店に向かった。

結果は、案の定、惨敗。
まぁ、そんなもんだ。
最近のパチスロは、まるで勝てない。

店を出て帰ろうとしたとき、重大な事実に気がついた。
何と、自転車のカギを家に忘れてきたのだ。
ワイヤー式のカギは、掛けるときにはキーを使わない。
ガチャッとはめれば施錠されてしまう。
で、僕の自転車はワイヤーでガッチリ歩道の柵に固定され、カギがなければ移動できなくなってしまったのだ。

↓可哀想な僕の自転車



仕方ない。
家まで歩いて、カギを取ってくることにした。
強制的なウォーキングだ。
じっとり汗をかく。
健康のためにはいいのかも知れない。
駒沢公園の中を突っ切って、家へ戻って、カギを持って引き返した。
やや早足でも往復30分かかった。

↓日曜日の駒沢公園夕景


そんなこんなで、日が暮れようとしている。

また無意味にダラダラ日曜を過ごしてしまった。
えーい、この際だ!
飲んでやる!
飲んで、映画観て、1人で寝るのだ。

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手紙 スタンダード版

日活


毎週恒例の、週末1人ぼっちの映画鑑賞会。

ある女の子に「号泣した」と聞かされたので、今日はこの映画を鑑賞することに。
東野圭吾原作の「手紙」
小説は未読なので、映画が初となる。

なかなかの秀作だった。
犯罪者の家族に対する社会差別がテーマだ。

山田孝之演じる主人公は、たった1人の身内である兄が強盗殺人の罪で服役したため、その事実が周囲に知られるたびに不当な差別を受け、職を追われ、アパートを転々とし、夢や希望を無惨に奪われていく。
苦しみ抜き、社会を恨み、最後には兄との縁を切ろうとさえ考える主人公を、親しい人たちが支え、変えていく。
おおざっぱに書けば、そんな話だ。

で、おそらく映画より小説の方が、もっといいのだろうと予想する。

というのも、登場人物の一部が非常にプロトタイプだったりする上、主人公がお笑いを目指す若手という設定であるため、それらの舞台装置が映像化するとどうしてもチープに見えてしまうのだ。
そういう点で、少し損をしている映画かな、と思う。

東野圭吾さんの小説は、中心にえぐるテーマを、この現実世界に存在する(であろう)非常にシビアなものに設定し、そのテーマをきっちり伝えきろうとするため、周囲の人物造形や舞台装置を意識的にシンプルに、ベタに、描いている気がする。
周囲まで複雑にしてしまうと、テーマをズバリ伝えきれず、モヤモヤした小説になる可能性があるからだろう。
テーマをズシンと直球で描ききるからこそ、東野さんの小説は人気が高いのだ。

だけど、小説では文字の力と読者のイマジネーションによってリアルに描ききれる「お笑いを目指す若手」や「大金持ちとその令嬢」や「都合よく起きる展開」などの持つ「分かりやすさ」は、映像にするとたちまち「チープ」に見えてしまうという弱点を持つ。
映像にすると、「こんな奴ぁいねぇよ」になってしまう。
それこそ韓流ドラマみたいなことになってしまう。
だから、どちらかというとSFに振り切れた設定の小説や、それこそ時代小説など、今の現実とは関係ないものの方が、映像化はしやすいのかも知れない。
東野圭吾さんでいうと「秘密」などは、映像化に向いた作品だった。
あれは出発点がSFだ。
そもそもリアリズムが関係ない設定からスタートすれば、観客は、リアルを求めない。
しかし、この「手紙」の場合はリアルを求めてしまう。
だから「こんな分かりやすい金持ちいねぇよ」とか「こんなこと起きねぇよ」とか思っちゃうのだ。
そういう意味で難しいのだ、たぶん、小説が原作の映画って。

……などと難癖を付けてみたが、テーマはズシンと直球で描かれるのだ。
僕も、劇中何度か涙がにじんだ。

「号泣した」にも納得。
山田孝之、沢尻エリカ、玉山鉄二ら、俳優たちの演技は見応えがある。
とくに、沢尻エリカ。
なんだろう、この存在感は……と思ったら、声がいいのだな、この女優さんは、と気付いた。

オススメです。
星4つ ★★★★

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今夜19時から「ジャポニカロゴス」のスペシャルが放送される。
例によって、今朝、富岡八幡宮に「番組ヒット祈願」に行ってきた。

三軒茶屋から首都高に乗ると大渋滞。
しかし、首都高を使った方が結果的には早いのだ。
ジャクソン5のCDを聞きながら、タラタラと進む。



新木場出口からすぐの富岡八幡宮に到着。
控え室にはすでに番組スタッフたちが集合し、祈祷が始まるのを待っていた。



しかし、何名か主要スタッフが遅刻。
祈祷の時間が30分後ろに繰り下がったので、ヒマになった僕は境内をブラブラ。
こんなものを発見した。



この富岡八幡宮、実は「相撲発祥の地」なのだ。
境内の裏手には、巨大なこの「横綱力士碑」があり、歴代横綱の名前が刻まれている。
僕のよく知る、北の湖、千代の富士、貴乃花、若乃花、の時代。



最新の武蔵丸と朝青龍まで。



さらに、境内の中にこんなものも発見。
巨人力士身長碑。
歴代力士の中で一番大きかった人は、2メートル25センチあったらしい。
この石柱は、その高さ2メートル25センチの高さ。



ちなみに、富岡八幡宮は、伊能忠敬が日本測量の旅に出発した地でもあるという。
境内の一角には、伊能忠敬の銅像もあった。



参道にはちょっとしたお土産物屋や、甘味処もあり、10円まんじゅうなども売っている。
富岡八幡宮、なかなか風情があって、面白い神社なのだ。

その後、「番組ヒット祈願」も無事終了。
いよいよ番組の放送時間が迫っている。

しかし、今日はいい天気。
自分の番組が放送される日は、出来れば雨が降って欲しい。
天気がいいと、みんな外に遊びに出掛け、在宅率が低くなるため、視聴率も低くなるのだ。

さて、どんな視聴率が出ることやら。

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昨日書いた「暴走自転車」のブログにコメントを寄せてくれた人がいた。
「自転車は法律上『車両』なので、車道を走るのは当たり前だ」と。
僕は仕事先でこの書き込みを見て、コメント欄に携帯電話からすぐさま反論しておいたのだけど、それでも、なんだかモヤモヤが残った。
今日一日中、モヤモヤした。

なので、ここでもう一度、モラルとマナーと法律について書こうと思う。
真面目な話になっちゃうけど。

法律ってなんだ?

法律で禁じられているから、人殺しはしちゃいけないのか?
法律で禁じられているから、人の物を盗んじゃいけないのか?
そんなことないはずだ。
逆に言えば、法律で禁じられていなかったら、人を殺してもいいのか?
法律で禁じられていなかったら、人の物を盗んでいいのか?
法律で禁じられていなかったら、自転車でどんな走り方をしてもいいのか?
そんなことないはずなのだ。
……ポイントはここにある。

自転車は日本の法律ではたしかに「車両」だ。
だから、車道を走るのだと主張するのなら、歩道を走るのは逆に法律上ダメということになる。
歩道を走っている自転車を全部交通違反で取り締まれと言うのだろうか?
そんなバカなことを唱える人はいない。

法律以前に、モラルやマナーが存在するのだ。
人として美しいか美しくないか、という感覚だ。

道路の端に沿って、無茶をせず、ゆっくり走る自転車は、問題ないのだ。
しかし、車道の真ん中を走ったり、車を外から追い越したり、右折車線から車と一緒に右折したりするのは、法律以前に、人として美しくないと思う。
モラルやマナーがなっていないと思う。
だって、車を運転している人はみんな、そんな自転車の暴走行為にドキッとするのだ。
つまり、見ず知らずの人に迷惑をかけているのだ。
それってどうなの、という話だ。

「国家の品格」の中で著者が述べている例えに、こんなものがある。

一週間なにも食べておらず、死にそうになっている男が、街角のパン屋から思わずパンを奪い、食べて逃げた。
法律上は間違いなく窃盗罪になる。
だから、ある人は、この男を捕まえて窃盗罪で警察に引き渡そうと考える。
しかし、ある人は、死にそうになっているほど可哀想な男なんだから、見て見ぬふりをしてあげようと考える。
果たして、どちらが人として美しい考え方なのか?
たったパン1個なのだ。
窃盗はよくないことだなんて僕にも分かっている。
しかし、しかしなのだ。

数年前、ホリエモンがフジテレビを買収しようとした。
フジテレビ側は拒否していたので、敵対的企業買収となる。
しかし、企業を買うことは法律上、問題ない。
事実、あの当時、一般人にアンケートを取ったところ、ホリエモンによるフジテレビの買収を「問題ない」と答えた日本人が全体の7割以上いたという。
でも、よく考えたら「金があるなら何してもいいのか?」というモラルの観点が抜け落ちている。
「金があるならイヤがっている相手を力づくでねじ伏せても良い」と、日本人の7割以上が答えたと言うことだ。
「それって、人として美しいことなの?」
「人として、やっていいことなの?」
「なんか、いやらしくないかい?」
「そういうの卑怯だよなぁ~」
そういう感覚が失われつつある。
それがモラルであり、マナーだ。
法律上認められていても、モラルやマナーが許さないことがあってしかるべきなのだ。

「国家の品格」は、こういうモラルやマナーを「武士道」と位置づけ、日本人が忘れてはならない美徳だと説いているのだけど。

法律は役人が作ったものだ。
時代と共に変わっていくし、そもそも決め方は多数決だ。
そんなもの、絶対ではない。
それに対し、モラルやマナーは人々の生活の中から育まれたものだ。
人として美しくあれ、という感覚には、絶対があると思う。

だから、僕はモラルを無視して車道を暴走する自転車に腹が立つのだ。

そもそも、父が暴走自転車にひかれているのだから。

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最近、自転車のマナーがムチャクチャなのだ。

なにしろ車道の真ん中を走っているのだ。
車を外から追い抜いていくのだ。
右折車線で車と一緒に右折していくのだ。

昔、自転車で暴走するのは、悪ガキと相場が決まっていた。
中学生の「自転車暴走族」とか、いた。
それが、今、いい大人が暴走してやがる。
全く、日本人のモラルの低下は、歯止めがきかないね。

こういうマナーの悪いヤツは、たいてい3通り。

1/ロードレーサータイプの自転車にまたがり、全身ツールドフランスみたいな衣装でビシッと決めて、頭に流線型のヘルメットをかぶっちゃってる、勘違いした自転車バカ。
……田舎道でやれ、田舎道で!

2/自転車便のあんちゃん。
……仕事なんだから交通法規を守れ!

3/外国人。
……日本の交通法規を守れ!

僕の父は10年ぐらい前、家の前の横断歩道で自転車にひかれ、脳挫傷の重傷を負った。
脳の一部を損傷したため、今でも、味覚の一部が戻らない。
ビールはビールの味がせず、日本酒は日本酒の味がしない。
それでも酒好きだから、飲んでるけど。

今日、警視庁が、都内で悪質自転車の一斉取り締まりをするらしい。

頑張れ、おまわりさん!

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今日、24歳のある女の子と、こんな会話になった。

彼女「ホリタさんのブログの写真、イメージ違いますね」
僕 「そう? 本人の方がイイ男でしょ?」
彼女「いやいや、そういうことではなくて」
僕 「…………」
彼女「なんか、あの写真、レイプ魔みたいですよね」
僕 「へ!?」

本当はもっと長い会話の流れの中で僕はレイプ魔になったわけだが、かなり途中を端折って書いた。
しかし、要約すれば、結局のところ僕が「レイプ魔みたい」と言われた事実に、違いはない。

そうかな?
そんなにレイプ魔みたいかな?



うーむ、たしかにそんな気もしてきた。
このイヤらしい顔つき……
この物欲しげな目つき……
そうだ、どう見ても、ヤツはレイプ魔だ。
間違いない!
おまわりさ~ん!
連続レイプ犯がここにいま~す!!
女の敵です、女の敵~!
早く逮捕して~!!
キャアァァァァ~ッ!!!




しかし、僕がこの写真を選んだのには、理由があるのだ。
なんか「作家っぽい」からだ。
作家っぽい写真を選んだら、コレになったのだ。





だって、芥川龍之介はこうだ!







太宰治だってこうだぞ!






ほーら、僕の写真も作家っぽいはずだ!






オイオイ、なんで僕の写真だけ、こんなにデカいんだ!!
小さくしよう。








ほら、これでどうだ!
芥川龍之介、太宰治、そして堀田延。
並べてみると、みんな作家っぽいだろ?






え?
3人ともレイプ魔っぽい?

うーむ。
それは、うーむだ。

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朝、地下に降りる階段に、ハサミムシがいた。
どこの隙間から家に侵入したんだろう?
クレジットカードですくい上げて、外に放り出した。

駐車場に停めてある車に乗ったら、テントウムシがいた。
いつの間に車内に迷い込んだのだろう?
指に伝わせて、窓から外に放り出したら、飛んでいった。

帰ってきたら、玄関に小さなクモがいた。
なぜ家の中でたまにクモを見かけるのだろう?
手ですくい上げて、外に放り出した。

僕には虫が憑いているのだろうか?

プライベートには、悪い虫でもいいので、早いところついて欲しいのだが。

つく気配はない。

むろん、いい虫の方がいいんだけどね。

それにしてもこのブログ、愚痴ばかりだな。
末期症状だ。

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家日和

集英社


「奥田英朗って作家の『家日和』って本の中に『家においでよ』という短篇があるんですけど、これ読んでたら、ホリタさんって、今こんな感じなのかなぁ~って思いましたよ」

土曜日、『ラブ★ちぇん」のプロデューサーTくんにそう言われたのだ。

奥田英朗さんという作家さんには、おこがましいのだが、以前から何か近しいものを感じていた。
文体や、文章の長さや、目線や、波長が、どうも僕とピタリ合うのである。
コピーライターから作家になった方で、岐阜県出身。
放送作家で、岐阜で幼少期を過ごした僕は、そんなところにも親近感を感じる。
年齢は奥田さんの方が9歳上だ。
しかも、直木賞作家だ。
社会的地位には雲泥の差がある。

たしか最初に読んだのは、直木賞を取った「空中ブランコ」だった。
その後「イン・ザ・プール」「ガール」「最悪」「ララピポ」「サウスバウンド」「町長選挙」etc、ほぼ全作品を読んでいる。
長編よりは短編集の方が、僕は面白いと感じる。
何気ない日常に生きる人物の切り取り方、そのややクールな視線、ユーモア、非常に近いものを感じる。
直木賞作家を相手に何を言っているのか……実に、おこがましいのだが。

で、最新刊である『家日和』を読んでみた。
3篇目の「家においでよ」は、バツイチ独身男(実際にはまだ判を押してない別居)の生活を描いたものだ。
しかも、ズバリ小説の主人公は僕と同じ38歳だ。
聴いている音楽、好きな映画、趣味、いろんなものが、たしかに僕に近い上に、主人公はこっそりアダルトビデオまで買い込んでいるのだ。
さすが、奥田英朗さんだ。
僕のような38歳バツイチ男を正確に描いている。

最後の短篇「妻と玄米御飯」の主人公は、奥田英朗さん本人(設定は微妙に違うが)だ。
そして、そこで描かれる奥田さんの冷めた目線が、これまた僕に近いのだ。
ロハスブームや自然食品ブームなどに向けたクールな視線。
オシャレぶるエセインテリ階層に向けたクールな視線。
6つ入っている短篇の中で、僕はこの最後の「妻と玄米御飯」が一番気に入った。
さすが、奥田英朗さんだ。
僕の気持ちを代弁してくれている……実におこがましいのだがね、何度も繰り返すけど。

女性が主人公の短篇も半分入っている。
30代~40代前半の主婦が読んだら、おそらく、激しく共感するはずだ。

非常に読みやすく、面白い本です。
2時間ぐらいであっという間に読める。
オススメ。
ほかの作品も全部。

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ブログって、すごいのだ。

何がすごいって、その数だ。
毎日毎日、ブログが日本中に大増殖しているのだ。

例えば、僕が使っている、このgooブログ。
登録されているブログの数がいくつあるかというと……

5月1日は、77万195。
5月2日は、77万751。
5月3日は、77万1323。
5月4日は、77万1867。
5月5日は、77万2480。

何と1日500~600ずつコンスタントに総数が増えている。
このgooを利用してブログを新規に始める人が、1日500~600人いるわけだ。
このペース、僕がブログを始めた2ヶ月ぐらい前から、ずっと変わらない。
yahooやらlivedoorやらmixiやらその他のブログを合わせたら、1日に増えるブログの数は数千に上るだろう。

今、みんな日記を書いてるのだ。
日本人何百万人が、ブログを書いているのだ。
その労力、エネルギー、全部合わせたら、相当なものだろう。
ブログを書いている日本人が一斉にブログをやめて、その時間、パソコンの電源を落とせば、原子力発電所が一基ぐらい要らなくなるのではないか?
その時間、畑でも耕せば、たぶん、日本の食糧自給率は上がるのではないか?
その時間、自転車でもこがせて発電させれば、4~50年後にやってくる人類壊滅的な温暖化も少し先延ばし出来るかも知れない。

そんなことを書きつつ、自分はやめる気がない。

そして、結局みんな日記をせっせと書き続けるのだ。

goo、ドえらく儲かってると見た。

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せっかく休みの日曜日。
でも、こうも雨が降っていると、どこにも出掛ける気がしない。

洗濯をすることに。
とはいえ、バツイチ男の一人暮らしなので、Tシャツと下着と靴下とタオルぐらい。
ブラジャーやパンティなんて最近見た覚えがない。
洗濯機を回している間に風呂に入る。
洗い終わったもののうち、Tシャツ以外は乾燥機へ。
Tシャツは、風呂場の衣類乾燥で乾かす。
雨の日でも干せて便利。
↓こんな感じ。



Abercrombie & FitchのTシャツはとても優秀。
普通、Tシャツって首周りがデロンデロンに伸びてしまうものだ。
でもアバクロのTシャツの一部は、首周りの内側に補強材のようなものが縫いつけられているので、伸びにくいのだ。
重宝するが、国内のショップで買うと高い。
僕はたまに、この↓アバクロ本社の通販で直接アメリカからまとめ買いする。
http://www.abercrombie.com/
最近円安なので、日本で買うのと値段はあまり変わらないのかな?
でも、ニセモノの心配だけはない。

本を読みながら、ジャズを聴くことに。
ジョン・コルトレーンの「ブルートレイン」をチョイス。
久々に聞くが、コルトレーンは、やはり良い。

そうこうしているうちに、もう15時だ。
日曜日が半分以上終わってしまった。

結局今日も、何も楽しいことが起こらないうちに、せっかくの休日が終わりそうだ。
今夜もたぶん、1人で映画鑑賞。
そのあと、月曜日に向けて仕事を少々。

リハビリにはまだまだ時間がかかりそうだ。

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