そこそこの放送作家・堀田延が、そこそこ真面目に、そこそこ冗談を交えつつ、そこそこの頻度で記す、そこそこのブログ。
人生そこそこでいいじゃない






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エンディングノート [DVD]
砂田麻美
バンダイビジュアル


評判になっていたドキュメント映画。
絶対泣くと分かっているのに、映画館にわざわざ泣きに行くのは僕は嫌いなので、DVDが出るまで待っていた。
で、DVDでようやく少し前に観たのだが、その感想。

そりゃね、泣きますよ。
人が1人死ぬんだから。
しかもノンフィクション。
そりゃ、泣くに決まっている。
でも、僕はあまり好きではないなこの映画が。
だって、そりゃそうだもん。
そりゃ泣くさ。

なんか、どうなんだろうね、この映画。
映画にして、お金を取って、公開するものなのかい?
星1つ。★

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ハンガー・ゲーム (2枚組)初回限定仕様: スペシャル・アウターケース付き [Blu-ray]
ジェニファー・ローレンス
角川書店


昨年、アメリカで「アベンジャーズ」「ダークナイト・ライジング」に次ぐ3番目にヒットした映画「ハンガー・ゲーム」
全米歴代興行収入ランキングでも13位に食い込んでいるこの映画を、Blu-ray鑑賞。

なんなんだろう?
この雑な感じ。
面白いか面白くないかでいうと、面白い気もする。
だが、決して突き抜けはしない。
バッサリひとことで片付けるなら「少々面白いが雑なSF」
とにかく要所要所が雑で、気になって仕方ないのだ。
世界観の構築が緻密なようで緻密じゃなく、ところどころ超未来的であれば超アナログだったりして、そのへんがとても雑。
「なんじゃそりゃ?」っていう新要素が突然出てくることが多く、ついついスクリーンに向かってつっこんでしまう。
主人公も頭がいいように描かれている一方、突然バカっぽい行動を取る場面もあり、キャラが一貫しない。
24人の少年少女たちが殺し合う「バトル・ロワイヤル」のパクリ的な内容なのだが、残酷描写がほとんどない点だけは個人的な好みとして評価したい。
僕は残酷描写が苦手なので。

で、調べたら、そもそも原作小説がかなりヒットしたらしい。
だからアメリカではこんなに映画もヒットしたのだろう。
小説の時点から「バトル・ロワイヤル」のパクリではないかという議論が巻き起こってたが、作者は「そんな作品聞いたこともない」とパクリを否定しているらしい。
小説内の設定が、映画の短時間内に急ぎ足で描かれる分、原作を知らない初見の観客には少々説明不足だったり唐突に見える場面が出てくるのだろう。
その点は「ハリー・ポッター」と同じ感じか。
小説を映像化すると「そんなことねーよ」感が出ることが多いが、これもそうだろう。
ようやくこの「雑さ」の正体が理解出来た。

ま、どっちにせよ「雑なSF」には変わりない。
星2つ半。★★1/2

なんと今年には続編映画、さらにその先には2作に分けた完結編と、このあとシリーズ映画3本が公開されるらしい。
そうなのか。
どうでもいいが。

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かのこちゃんとマドレーヌ夫人 (ちくまプリマー新書)
万城目学
筑摩書房


僕が『いつか直木賞を取る』とつねづね断言してはばからない作家、万城目学氏。
彼の書き下ろし小説がいつの間にか出ていたので、慌ててAmazonで購入して、読む。
突然こんな“ちくまプリマー新書”なんていうよく分からんところから出版するとは。
油断していたよ。

この人、『鴨川ホルモー』『鹿男あをによし』『プリンセス・トヨトミ』までは素晴らしかったのだが、前作『偉大なるしゅららぼん』でちょっとアレ?と思い、そして今回のこの『かのこちゃんとマドレーヌ夫人』を読んでますますアレレレ?って首を捻っちゃったわけなのだけれど、それでも僕は個人的にはこの人の小説がやっぱり好きだ。
なんというか、根底に流れる温かさというか、人の良さというか、誠実さに於いて、村上春樹氏と共通のものを感じるのだ。
なんというか、そこそこ売れたからといって傲らず真摯に小説を書いている感じがとても良い。
なんか売れちゃうと偉そうになる作家とか説教臭くなる作家って意外と世の中に多いものだが、この人はそういうところが感じられない。
だから好きなのだなぁ。

小説としてはなんというか小品ではある。
でも、ところどころにとても素晴らしい着想とアイデアと表現が詰まっている。
微笑ましく、そしてクスリとさせられる。
そんな感じの小粋な一冊。
うむ。
好き。

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プロメテウス 2枚組ブルーレイ&DVD&デジタルコピー (初回生産限定) [Blu-ray]
リドリー・スコット
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン (FOXDP)


リドリー・スコット監督の『プロメテウス』をBlu-rayにて自宅鑑賞。

観終わって思ったことは、どーでもいいわ、というひとこと。
ひたすら、しょうもない。
それに尽きる。
とにかくどーでもいいのだ。
ここまでどーでもいい映画は久々に観た。
リドリー・スコットも焼きが回ったものだ。

星は1つ半。★1/2
次回作もあるらしいが、どーでもいい。
一応『エイリアン』につながっているのだが、このままこの『プロメテウス』シリーズを作り続けると、『エイリアン』のほうまでどーでも良くなる可能性が高いので、これ以上深追いするのはやめたほうがいいのではないかと思う。
『エイリアン』は『エイリアン』で素晴らしいシリーズだったので、無理にその起源を描く必要なかろう。
某SF映画のエピソード123なんちゃらと同じように、前日譚なんて作らなくていいものは作らなくていいのだ。

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