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ターミネーターの最新作。
ターミネーター1、2のあと、3、4、ジェニシスが作られ、今回は数えて6本目の映画。
ただし3と4とジェニシスはもはやなかったことにされ、今回の映画が「2の正当な続編」だと謳っている。
製作総指揮でジェームズ・キャメロンがシリーズ復帰。
ということで期待は大。
ただし海外ではどうやら大コケの様子。
期待値を思い切り下げて観に行ってきた。
その感想。
うーーーーん。
結局ターミネーターの続編って誰が作ってもこうなるんだよね、という感想。
1と2がよく出来すぎていて(実質的には1だけだけどw)、その続きってもう不要なのよね。
キャメロンを持ってしてもそうなっちゃうかという残念な結果だった。
まぁ娯楽映画としては普通に楽しめるので、星は2つ半。★★1/2
平均点ではあるけど、2の続きがこんなことかよ、って言う意味での落胆は大きい。
だって……
何も新しいことがないんだもの。
そういう意味では「ジェニシス」の方がよほど目新しいし、攻めてたとも思う(アレの続きの三部作が見たかった)。
映画が始まって最初の30分ぐらい(かな)は、メチャクチャ面白い。
これぞターミネーターという大アクションと、どこまでも追いかけてくるターミネーターとの戦いが描かれ、大興奮する。
だが、そこまでだった。
いよいよ物語の本質が明かされてくると「えっ?それだけのこと?」となり、「いやいやそんな設定はさ、3とか4とかジェニシスでも同じようなことしてたじゃん」となり、とどのつまり「誰が頑張って考えても結局ターミネーターのお話は袋小路に入っていく」感がものすごくて、だんだん醒めていき、映画が終わるときには「ハイハイ、いつもの感じねー」となるという残念ぶり。
キャメロンでも「1」と「2」で完成している完璧な円環構造を打ち破るほどのタイムパラドックスへの答えは用意出来ないのだ。
つまり、誰もが思うことだが、ターミネーターはやはり最初の2作で終わっているのだ。
ということを強く考えさせられる映画だった。
シュワちゃん、ほぼ不要だし。
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