そこそこの放送作家・堀田延が、そこそこ真面目に、そこそこ冗談を交えつつ、そこそこの頻度で記す、そこそこのブログ。
人生そこそこでいいじゃない



最近もう気になって気になって仕方ないのだ。
日本人の……それも若者たちの言葉、「のが」である。

例えば「あっちのがいい」と書いたりする。
正しくは「あっちがいい」か「あっちのほうがいい」だ。
なのにそう書かず「のがいい」ときたもんだ。
これが僕は気持ち悪くて仕方ない。
たまにナレーション原稿やテロップでこの「のが」に出会う場合がある。
そういう場合は全力で叩きつぶす。
「シュミレーション」を「シミュレーション」に直すのと同じぐらい、全力で叩きつぶす。
そのぐらい腹が立つ存在なのだ。
「あっちのがいい」とか「こっちのが悪い」とかが。

これ、勘違いしてもらっては困るのだが、「のが」が全てダメなわけではない。
「のが」を使う場合もある。
例えば古くは映画のタイトルで「お熱いのがお好き」がある。
この場合は、「お熱いの」が「お好き」であって、「お熱い」ほうが「お好き」ではないので、コレで正しい。
「熱い」などの形容詞には「の」をつけることで名詞化するという用法があるからだ。
つまり「熱いの」は「熱い」を名詞化したものだから、「熱いのが好き」で良いのである。
しかし、ここに「あっち」や「こっち」といった代名詞や、「犬」などの名詞がそもそも入った場合は、「の」をつけて名詞化する必要がそもそもないので、「あっちが好き」か「あっちのほうが好き」、「犬が好き」「犬のほうが好き」だけが正しく、「あっちのが好き」「犬のが好き」は成立しないのだ。
こんな単純な日本語の文法がなぜわからないのだろう。
ああ、書けば書くほど腹が立ってきた。

「寒いのが好き」は正しい。
「あっちのが好き」は間違い。
「夏が好き」「夏のほうが好き」は正しい。
「夏のが好き」は間違い。
「大げさなのが好き」は正しい。
「大げさのが好き」は間違い。

ふぅ。

この間違った「のが」用法を1日に二、三度は目にするのだから、たまったものじゃないのだ。

コメント ( 4 ) | Trackback ( )







コメント ( 0 ) | Trackback ( )




MICHAEL

ソニーミュージックジャパンインターナショナル


死んじゃったときはあんなに熱心に聞いていたのだが。
映画「This is it」も二度も映画館に観に行ったのだが。
すっかりマイケル熱が冷めていたころ、このアルバムが出ていた。
マイケルの未発表曲を集めたアルバム「マイケル」
これをふと思いついたように購入し、聞いて、ぶっ飛んだ。

9曲目だ。
「ビハインド・ザ・マスク」
まさかマイケルが日本のYMOをカバーしていたとは。
そんなことぜんぜん知らなかった。
ことの経緯はウィキペディアに詳しく書いてあるのでそちらを参照して欲しいが、この曲はアルバム「スリラー」に収録された可能性すらあったらしい。
すげぇな、YMO。



ちなみに「ライディーン」は確か小学校6年生の時に僕が生まれて初めて買ったレコードだ。
なつかしい。



コメント ( 0 ) | Trackback ( )




先日観た映画「オーケストラ!」
あのときも書いたが、とにかく映画前半~中盤の過度なコメディ展開が不要。
ああいったドタバタコメディ要素がなかったら、どれだけいい映画になったことかと、他人事ながら悔やむ昨今。
ラストの感動的なチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲演奏シーンだけ、何度も見直す日々が続いた。

ほぼ曲が持つパワーなのだ。
世界四大ヴァイオリン協奏曲ではメンデルスゾーンのものが一番有名だが、個人的にはこのチャイコフスキーも負けじと傑作だと思っている。
チャイコフスキーのマイブーム到来かな。




コメント ( 1 ) | Trackback ( )




ソルト ブルーレイ&DVD セット [Blu-ray]

ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント


トム・クルーズが「ナイト&デイ」に出演するため断った映画「ソルト」
結果、アンジェリーナ・ジョリーが主役に抜擢され、男スパイから女スパイに設定を変えて映画化。
そんな今作を鑑賞。
その感想。

なかなかいい。
さほどヒットしなかった映画だけど意外によく出来ている。
これがトム・クルーズだったらもっとハマっただろう。
……と、残念に思えるぐらい、なかなかよく出来た映画だった。
トム・クルーズで映画化していたら「ミッション・インポッシブル」シリーズとの差別化が難しかっただろうから、アンジェリーナ・ジョリーで正解だったのかも知れないが。

問題点をあげれば……
トム・クルーズの役をそのまま女に置き換えただけなので、いろいろと無理が出ている。
女なのに超人的に強いし、女なのに愛のために全てを捨てたりする。
女はここまで肉体的に強くないし、もっと愛には冷徹で現実的だろう。
つまり男→女への設定変更が原因でリアリティが若干欠けてしまったのだ。
さらに言うなら、男を女に単純に置き換えただけなので、せっかくのアンジェリーナ・ジョリーなのにお色気シーンゼロ。
もう少しセクシースパイ的な味付けをすればもっと楽しめたはずだ。
色仕掛けをもっと使えただろう、というシーンが多々出てくる。
なのに彼女は全てにとても男らしく対処していく。
そのへんの違和感が、もうひとつメガヒットにつながらなかった理由かな。

星3つ。★★★

ウラのウラのウラをかいてくるような脚本は好きだし、よく出来ていると思う。
うん、なかなかです。

コメント ( 2 ) | Trackback ( )




オーケストラ! [Blu-ray]

Happinet(SB)(D)


仲の良いディレクターが大絶賛していたので、2009年のフランス映画「オーケストラ!」を観る。
その感想。

……
……
うーむ。
惜しい!
非常に惜しい!
こんなに惜しい映画はない。

もっと正当派の映画としてまっすぐ作れば良かったのだ。
それなのに要らないドタバタが前半~中盤にかけて多すぎて、ウザイ。
正直言って途中で観るのをやめて早送りしようかと思ったぐらい、ウザイ。
もう、とにかくウザイ。
本筋と関係ないところがウザイ。
というか、僕はフランス映画特有のこの手のドタバタがきらいなのだ。
だからリュック・ベッソンの映画ですら、観ていられない。
「レオン」とか「ニキータ」とか「グラン・ブルー」とかはまだいい。
あの「TAXI」シリーズとか「フィフス・エレメント」あたりのワケの分からないドタバタぶりだけは許せない。
ああいうおフランスのエスプリギャグが、この「オーケストラ!」でも足を引っ張る。
あ~、もったいない。
実に惜しい。
普通のドラマとして作っていれば超いい映画なのに。

とはいっても、ラストは感涙ものだ。
映画として泣けるというより、チャイコフスキーのNo.35ヴァイオリン協奏曲が素晴らしすぎて泣けるという、よく分からない理屈で最後は感動に持って行かれるのだが、だからこそドタバタが邪魔。
もっと普通のストレートなサクセスストーリーにすれば良かったのに。
実にもったいない。

途中、早送りしないまま何とか僕を引き留めたのは、ただ1つ、女優さんの美しさだった。
ヴァイオリニストを演じているメラニー・ロランという女優さん。
どこかで観た美人だなぁ~と思っていたら「イングロリアス・バスターズ」の美人だった。
なるほど。
あの映画も彼女の存在感だけで何とか最後まで僕は飽きずに観たのだ。
メラニー・ロラン。
写真をのっけておこう。

星3つ半。★★★1/2
惜しいっ!



コメント ( 0 ) | Trackback ( )




2011年になった。
21世紀に入って早くも10年が経った。
平成天皇の代になって23年。
時代は変わり、日本を取り巻く状況も大きく変わりつつある。
年初にあたり、たまには真面目なことを書かせてもらおうと思う。

僕は平成維新に期待する。
なぜなら今のままでは日本はもう無理だからだ。
このまま進めば、すぐに日本には崩壊がやってくる。
それもおそらく10年、20年以内だろう。
だからこそ、維新なのだ。
維新……これまでの体制を根本から変える革命的な社会変革……を断行する以外に、日本の国体は存続し得ない。
だから、明治維新を成し遂げた志士たちのように、平成維新を成し遂げる志士たちに現れて欲しいのだ。
のちの歴史の教科書に名を記される偉人たちの登場を待つ。
それが今すでに名のある人物なのか、今はまだ無名の人物なのかは、僕には分からない。
だが、とにかく志士たちが日本を変えるしかない。
機は熟し始めている。
と、思う。

明治維新の時、それまで幕府側にいた人々の多くは、その地位や仕事、家を失った。
権力と税金の上にあぐらをかいていた人々は、その後一から生活を立て直すことを余儀なくされた。
それと同じことが、また起こるだろう。
国家公務員や地方公務員の皆さんには泣いてもらわねばなるまい。
終身雇用制に守られた大企業のサラリーマンの皆さんにも泣いてもらわねばなるまい。
彼らの抵抗は激甚だろう。
だからこそ、それら抵抗勢力の反対を押し切る突破力が維新の志士には必要だ。
保身勢力から既得権を奪う……それが維新だ。

日本に再び夜明けは来るか?

コメント ( 1 ) | Trackback ( )




ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い Blu-ray & DVDセット(初回限定生産)

ワーナー・ホーム・ビデオ


タイトルの「ハングオーバー」は二日酔いという意味。
一昨年アメリカで大ヒットし、続編も製作されていてまもなく公開。
ゴールデングローブ賞ではコメディ部門の作品賞受賞作。
そんな世界的には結構な話題になったこの作品。
というわけで、観てみることに。
その感想。

なんだか猥雑な映画だった。
なんかもう全体的に僕の嫌いなアメリカが前面に出ている。
こういう猥雑なアメリカが僕は嫌いなのだ。
要するにノリについていけるかどうかだけの映画。
僕はついていけなかった。
日本人だからだ。
でもヒットした理由はよく分かるし、これを面白いと思う日本人がいることも理解出来る。

星2つ。★★
下ネタ、ドラッグ、人種差別、悪ふざけ。
アメリカの猥雑な全てが詰まっている。

コメント ( 0 ) | Trackback ( )







コメント ( 2 ) | Trackback ( )






コメント ( 2 ) | Trackback ( )