そこそこの放送作家・堀田延が、そこそこ真面目に、そこそこ冗談を交えつつ、そこそこの頻度で記す、そこそこのブログ。
人生そこそこでいいじゃない






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LIFE!/ライフ 2枚組ブルーレイ&DVD (初回生産限定) [Blu-ray]
ベン・スティラー
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン


ベン・スティラー主演&監督作。
なんと説明すれば分からない映画だが、その感想。

なんかジワジワくる。
なんかジワジワくる、としか言いようがない。
どうやらちょっとした短篇小説が原作になっているようだが、まさにその通り短篇小説を2時間かけて描いたような不思議な薄味不可思議映画になっている。
こりゃヒットしないな、という感じ。
でも、なんかジワジワくる。
星2つ半。★★1/2

見終えたら、また山に登りに行ってみようかなぁ、と思った。

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フジテレビの「テラスハウス」が9月で終わります。

僕はその昔フジテレビの「あいのり」やTBSの「未来日記」といった恋愛バラエティに携わり、その延長なのか「テラスハウス」にもアドバイザー的な立場として関わらせていただきました。
「テラスハウス」を始めるに当たって僕をスタッフとして呼び寄せてくれた制作会社イーストの皆さんにまずは感謝です。
そして、このような特異な企画を自分自身の強い理念だけで実現させてくれたフジテレビの太田亮氏にも感謝です。
もちろん2年間にわたってスポンサードして下さったトヨタ自動車さん、今期になってスポンサードして下さったコカコーラさんにも感謝です。
テラスハウスで寝起きし、生活の全てをカメラに晒すというリスクを背負ってくれた出演者の皆さんに感謝です。
とくに2年間もテラスハウスに住み続けてくれた菅谷哲也くん、お疲れさまでした。

後にも先にも、こんな形態の番組はなかったと思います。
海外のリアリティショーとはまったく違う、独自の方程式で作られた、スタッフのこだわりが色濃い番組でした。
テーマ曲が大ヒットし、ムック本やサントラがバカ売れし、イベントは大入り満員。
テラスハウスに住んだ出演者の多くが、芸能人として、各所で活躍しています。
そんなテレビ番組は、今のテレビ業界にあまり存在しません。
ファンの皆さん、ありがとうございます。

終わる理由はよく分かりません。
フジテレビの編成が決めたことです。
確かに視聴率はイマイチでしたし、Twitterをはじめとする各種SNSではヤラセだという妄想的な批判や、写真週刊誌によるいい加減なバッシング記事など、良い面でも悪い面でもれいろいろと話題の多い番組でした。
逆に言うと近年ここまで話題に上った番組はないと言えるぐらい、賛否両論が激しく世間を賑わせた番組でした。
ですから、スタッフたちは手応えを感じていました。
視聴率なんていう、ビデオリサーチという1社独占企業が弾き出す真偽の程が正直よく分からないデータだけで自らを計ってきたテレビ業界に「視聴率だけでなくネットでの反響や若者たちの間での話題性を加味せざるを得ないのでは?」という潮流を作り出したのは、この「テラスハウス」という特異な番組のひとつの功績だと思います。

「あいのり」が終わるときにも感じた憤りを、感じてます。
強烈にその番組を好きなファンが少なくとも何十万という単位で存在する番組を切り捨て、ながら見の視聴者メインでその番組があろうがなかろうがそんなことどうでもいい大衆にふんわり見られている番組を守る……それが本当に企業として正しい判断なのか、それは、10年後、20年後に歴史が判断してくれるでしょう。

僕は放送作家の仕事を25年以上続けてきました。
いつの時代も常にテレビは若者のものであるべきだと思い、いかに斬新なことをやるかに力を入れるあまり、ほとんどの番組が低視聴率で打ち切られてきました(笑)。
それでも、たまになかなか面白いものが生まれ、世間の話題になることもありました。
テレビって、そういうものじゃないかと思います。

ここ数年がテレビ業界にとっての分水嶺になるという気がしています。
どこも同じようなタレントを使い、同じようなグルメや旅の情報を扱い、タレントをわっと集めてトークしているようでは、テレビはそのうち死にます。
でも、テレビが死なないようになんとか新しい事を生み出して行こうと、僕のまわりのテレビマンたちの多くが、日々頑張っています。
しかしながら、視聴率至上主義のテレビ局の意向を前に、どうしてもやれることには限界があり、視聴率が取れない斬新な企画が次々と終わらせられていくのが現実です。

分水嶺。
今、本当に新しい事を生み出すために、苦しいときにその苦しみに耐えられるかどうかが、テレビ業界の未来を左右すると思います。
……本当に難しいです。
食っていくためには、仕事を無くすことは出来ません。
だから、作り手はある程度視聴率が計算できる安牌な番組を作り、視聴者はそんなものにどんどん飽きていき、負のスパイラルに陥っています。

「テラスハウス」
こういったオンリーワンソフトを、テレビ業界がどのように考えていくか。
たとえ視聴率が低いとしても、そこに10年後20年後の視聴者をテレビの前につなぎ止めていくInvisible Powerを感じとれるか?

テレビは今、試されています。

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オール・ユー・ニード・イズ・キル ブルーレイ&DVDセット(初回限定生産/2枚組/デジタルコピー付) [Blu-ray]
トム・クルーズ
ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント


日本のSF小説が原作のハリウッド映画。
トム・クルーズ主演。
平和島にオープンした関東初の4DX映画館で鑑賞。

やはり原作がちゃんとしている分、映画も大きく外しはしないんだろう。
僕はとてもこの映画が楽しめた。
死んでも死んでも前の日に戻るというループ設定の面白さはもちろん、最後の決着の付け方のB級っぷりも面白い。
やはり地球に侵略してくるような宇宙人に非力な人類が勝つには、ああいうご都合主義が必要なのだ。
それはそれで、仕方ない。
昔からどんな映画もそうしてきた。
星2つ半。★★1/2

4DXについて。
映画に合わせて座席が動いたり、振動したり、水しぶきや煙がかかったりするのだが、最初は戸惑うけど慣れてしまえば面白い。
ただし、果たして2800円の価値があるのかどうかは疑問。
ただでさえ高い日本の映画料金。
そこに1000円プラスの4DXは、なかなか浸透しなさそう。
せめて、通常映画料金を800円にして、プラス1000円の1800円で4DXとかに値段設定しないと、わざわざ4DXて観に行くこと自体を躊躇するかなぁ。

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スタジオジブリ最新作。
米林宏昌監督の「借りぐらしのアリエッティ」以来の監督作。

僕はこの作品、好き。
アニメーションは宮崎駿の巧さには遠く及ばないけど、話の中身がいい。
「借りぐらしのアリエッティ」のときに比べれば、格段に小技も効いている。
これはこれで、こういうアニメーション監督がいてもいいかも、という感じ。
「思い出のマーニー」って、こんなお話だったんだなぁ。
とにかく、お話がいい。
それって原作がいいってことか。
星3つ。★★★

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永遠の0 Blu-ray通常版
クリエーター情報なし
アミューズソフトエンタテインメント

大ヒット作。
Blu-rayで観賞。
どうせしょぼいジャパンクオリティのCGを見させられるんだろうと予想していたが、予想を裏切ってCGが十分素晴らしい出来。
三浦春馬と吹石一恵が中心の現代部分が確かにかったるいのだが、それでも岡田准一演じる零戦乗りの迫力で乗りきれる。
星3つ。★★★

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