そこそこの放送作家・堀田延が、そこそこ真面目に、そこそこ冗談を交えつつ、そこそこの頻度で記す、そこそこのブログ。
人生そこそこでいいじゃない



ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q EVANGELION:3.33 YOU CAN (NOT) REDO.(初回限定版)(オリジナル・サウンドトラック付き) [Blu-ray]
クリエーター情報なし
キングレコード


Blu-rayが発売されたので、映画館で一度観て以来、自宅で久々に再度鑑賞。

何度見ても、わけが分からないものはわけが分からない。
何度見ても、意味不明なものは意味不明なままだ。
こりゃ、ひどい。
映画館で観たときよりも印象は悪くなった。
もう少しちゃんと説明してくれないものだろうか。
ここまで来るとさすがに難解すぎると思う。
不親切の極。

星1つ半。★1/2

次回作に一応、3%ぐらい、ちゃんと分かりやすく説明してくれるという淡い期待をしておく。
まぁ、まずそんなことはなく、最後まで難解なままだと思うが。

コメント ( 0 ) | Trackback ( )




色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年
村上春樹
文藝春秋


村上春樹、フィーバーの新刊。
やっと読破した。
購入し、読み始め、最初の数十ページは読み進みにくかったのだが、中盤から俄然おもしろくなり、一気に読みおえた。
その感想、というか、読みおえたときの印象。

内容について僕は批評できるような立場ではないと思うし、そもそもファンなので公正な批評ができるとも思えない。
どうしてもひいき目で見てしまう(少女時代のすべてを素晴らしく思うのとおそらく同じ原理だ)。
なので、内容についてはひとまず置いておく。
だが、ひとことだけ言っておくなら「とてもおもしろかった」になる。

これまでの村上春樹の小説のイメージは、風呂敷を広げるだけ広げておいてどうも着地点がぼんやりしていて、それでいてなんとなくおもしろい、そういうイメージだった(あくまで個人的なイメージだが)。
どこが好きだったのかといえば、ずばり文体だった。
文体が好きで、だから一冊残らずすべての作品を読んできた。
今回も終盤まで、どうせぼんやり終わるんだろうなぁと覚悟していた。
だが、この小説はついにきれいに着地した(気がした)。
それが、静かな感動を呼んだ。
初めて村上春樹が、僕にとって普遍的なものを書いてくれた気がする。
ファンタジーではない、なにか普遍的なものを。
答えをきっちりと。
いろいろ批判のある本作だが、村上春樹の小説の中では今までで実はいちばん分かりやすく、この現実世界との乖離が少ない作品かも知れない。
そのせいか、昔つきあっていたある女の子のことを思い出した。
思い出したのでさっきその女の子に2年ぶりとかでメールを送った。
その子とはいろいろ話し合える親友なのだ。

そういう小説でした。

万人には決してお勧めしませんが。

コメント ( 2 ) | Trackback ( )







また当たるんじゃないかな。
ふざけ具合が思い切っていて、ある意味清々しい。

コメント ( 0 ) | Trackback ( )




最強のふたりコレクターズエディション(初回限定仕様) [Blu-ray]
クリエーター情報なし
アミューズソフトエンタテインメント


なかなかの傑作だと聞いていた『最強のふたり』
果たしてどんなモノか?
映画を見るとき、期待しすぎて失敗することが最近多いので、あまり過度な期待をしないように注意して鑑賞。

なかなか良かった。
しかも、実話がベースだとは知らなかった。
映画の冒頭で「実話を元にした物語」とスーパーされるので、それだけでもう感動の下地は出来てしまう。
なんというかフランス映画にありがちなふざけ過ぎな感じとか、行きすぎたギャグとかがたまに鼻につくし、それでいて行間を読んでね的な脚本もあまり好きではない。
それでもそこそこいい映画に感じられるということは、この話をもしがっつりハリウッドスタイルで映画化されたら、もっと感動したことだろう。
フランス映画特有のドライ感が、この映画をそこまでお涙頂戴モノにしていなくて、その絶妙なバランスがむしろいいのかな。
なんにせよ、なかなかいい映画だった。
星3つ。★★★

まぁ、同じフランス映画なら僕は『オーケストラ』の方が好きだが。

コメント ( 0 ) | Trackback ( )




007/スカイフォール 2枚組ブルーレイ&DVD (初回生産限定) [Blu-ray]
クリエーター情報なし
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン


ジェームズ・ボンド50周年記念の本作。
昨年公開され、たいへん評判が良かったので期待していた。
Blu-rayにて鑑賞したのだが、その感想。

うーむ。
普通じゃないか。
普通に面白いただの007ではないか。
目線が上がっていたからかも知れないが、それ程よくはない。
普通だ、いたって普通。
星は2つ半ぐらい。★★1/2
たいした映画ではない。
冒頭狙撃されたボンドがなぜ生きているのか分からないし。
悪役の動機も実はよく分からない。
天才なのか間抜けなのだかよく分からない悪役の設定に『?』マークが終始点灯しっぱなし。

この程度の映画で『凄く面白い』という評判が立つのはいかがなものか?
ジェームズ・ボンドは常にこのぐらい面白いはずなのだ。

コメント ( 0 ) | Trackback ( )







コメント ( 0 ) | Trackback ( )