そこそこの放送作家・堀田延が、そこそこ真面目に、そこそこ冗談を交えつつ、そこそこの頻度で記す、そこそこのブログ。
人生そこそこでいいじゃない



先週土曜日に放送した「ジャポニカロゴスSP」の視聴率が、21.3%だった。

これは、そうとう優秀な視聴率。
朝、ADくんからのメールで視聴率を知らされ、びっくり。
そのあと、フジテレビ編成のTさんから電話があって、恐縮。
朝から少し気分がいい。

昼前から仕事に出発。
15時ごろ「ジャポニカロゴス」を作っている恵比寿の某制作会社に行くと、スタッフたちはいつもとまったく変わらぬ様子なので、拍子抜け。

そう、視聴率が良かろうと良くなかろうと、番組作りの日々の業務に変わりはない。
来週の収録に向けて、ADくんやADちゃんたちは、せっせと激務をこなしていた。
視聴率が良かったら一週間休みになるとか、給料上がるとか、そんなことは何もない。
少し気分がいいだけだ。

それにしても……
担当番組が20%を越えるなんて久々だなぁ~。
もしかして「おしゃれカンケイ」以来じゃないか?
いや「フードバトルクラブ」以来か?
な~んて考えていたら、おととし、TBSの特番「DOORS」で20%越えをしていたことを思い出した。
昨年の「DOORS2006」は15%だったけど。

今度20%獲るのはいつになるか分からない。
もしかしたら一生もう二度と獲れないかも知れない。
というわけで、今日は僕にとって、数年に一度あるかないかの、めでたい日なのだ。
だから、誰か祝ってくれ!
今、家で独りぼっちじゃないか(笑)

コメント ( 2 ) | Trackback ( )




エターナル・サンシャイン DTSスペシャル・エディション

ハピネット・ピクチャーズ


買ったのに観ていないDVDを、僕はシアター部屋の一角に積んでいる。
もう2~30本ぐらいたまっているのだ。
早く処理しないといけないと、常々思っている。

ということで、台本を2本書き上げ、AD君にメールで送ったあと、真夜中に映画を観ることに。
観ていないDVDの山の中から選んだのは「エターナル・サンシャイン」
ジム・キャリー主演作で、2004年のアカデミー脚本賞を獲ったという。

「過去の記憶を消せたら?」というアイデアで構成されたラブストーリーだ。
時系列がバラバラに構成され、どんどん過去に遡っていく凝った脚本が、アカデミー脚本賞受賞の理由だろう。
とはいえ、分かりにくい映画ではない。

大恋愛の末に別れた男女が、互いに相手の記憶を消し去る話だ。
しかし、記憶を消した2人は、運命に導かれるように再び出会ってしまう。
そして、憎み合い、けなし合っていた、別れの直前の自分の感情に直面する。
また付き合っても、そうなることは分かっているのに、再び出会い、惹かれ合ってしまった。
「さて、どうする?」と、最後の最後に2人は問いかけられる。

ジム・キャリーの最後のセリフ「OK」がすべてを物語る。
エンドクレジットに流れる曲の歌詞が、テーマを明確に歌い上げていく。

なかなか、いい映画だった。
だが、観ている最中に、僕はあることに気が付いたのだ。

……この映画、前に一度観た。

僕の記憶も消えていたのだ。
観ていないDVDのところに、なぜかこの映画も混ぜてしまったらしい。
38歳にもなると、こんなことがあるから恐ろしいったらありゃしない。
一度観た映画を忘れているなんて……

というわけで、奇しくも2回も観ることになったこの秀作。
キャストはなかなか豪華だ。
大好きなジム・キャリーに加え、「タイタニック」のケイト・ウインスレット、さらに「ロード・オブ・ザ・リング」のフロド役イライジャ・ウッドと、「スパイダーマン」のメアリージェーン役のキルスティン・ダンストも出てくる(相変わらずブサイクだが)

まぁまぁオススメ。
星3つ ★★★

コメント ( 0 ) | Trackback ( )