そこそこの放送作家・堀田延が、そこそこ真面目に、そこそこ冗談を交えつつ、そこそこの頻度で記す、そこそこのブログ。
人生そこそこでいいじゃない



エターナル・サンシャイン DTSスペシャル・エディション

ハピネット・ピクチャーズ


買ったのに観ていないDVDを、僕はシアター部屋の一角に積んでいる。
もう2~30本ぐらいたまっているのだ。
早く処理しないといけないと、常々思っている。

ということで、台本を2本書き上げ、AD君にメールで送ったあと、真夜中に映画を観ることに。
観ていないDVDの山の中から選んだのは「エターナル・サンシャイン」
ジム・キャリー主演作で、2004年のアカデミー脚本賞を獲ったという。

「過去の記憶を消せたら?」というアイデアで構成されたラブストーリーだ。
時系列がバラバラに構成され、どんどん過去に遡っていく凝った脚本が、アカデミー脚本賞受賞の理由だろう。
とはいえ、分かりにくい映画ではない。

大恋愛の末に別れた男女が、互いに相手の記憶を消し去る話だ。
しかし、記憶を消した2人は、運命に導かれるように再び出会ってしまう。
そして、憎み合い、けなし合っていた、別れの直前の自分の感情に直面する。
また付き合っても、そうなることは分かっているのに、再び出会い、惹かれ合ってしまった。
「さて、どうする?」と、最後の最後に2人は問いかけられる。

ジム・キャリーの最後のセリフ「OK」がすべてを物語る。
エンドクレジットに流れる曲の歌詞が、テーマを明確に歌い上げていく。

なかなか、いい映画だった。
だが、観ている最中に、僕はあることに気が付いたのだ。

……この映画、前に一度観た。

僕の記憶も消えていたのだ。
観ていないDVDのところに、なぜかこの映画も混ぜてしまったらしい。
38歳にもなると、こんなことがあるから恐ろしいったらありゃしない。
一度観た映画を忘れているなんて……

というわけで、奇しくも2回も観ることになったこの秀作。
キャストはなかなか豪華だ。
大好きなジム・キャリーに加え、「タイタニック」のケイト・ウインスレット、さらに「ロード・オブ・ザ・リング」のフロド役イライジャ・ウッドと、「スパイダーマン」のメアリージェーン役のキルスティン・ダンストも出てくる(相変わらずブサイクだが)

まぁまぁオススメ。
星3つ ★★★

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