そこそこの放送作家・堀田延が、そこそこ真面目に、そこそこ冗談を交えつつ、そこそこの頻度で記す、そこそこのブログ。
人生そこそこでいいじゃない





会議と会議の間の時間が開いたので観てきた。
ドラゴンクエストの映画化「ユア・ストーリー」。
ネットでの酷評も読んでいたし、友人から観た感想とラストのネタバレも聞いていた。
その状態で「まったく期待せず」に観賞。
その感想。

うん、普通に面白かった。
星2つ半。★★1/2
この映画はラストのあの大オチをどう受け止めるかが評価の分かれ目のようなのだが、先に「こんな酷いことが起こるよ」と聞いた上で観てみたら、そこまで酷いオチでもなかったし、ドラクエ好きが観てワクワクする要素は多分に含んでいるし、要するにどこまで前のめりにドラゴンクエストの映画化に期待していたか次第で受け止め方が違う映画なのだろう。
「どうせしょうもないんだろ」「最後にはそんな酷いオチもあるのか」と思って観に行った僕は、むしろメッチャ面白かったし、逆に普通の映画として期待して観に行った観客は落胆したのだろう(その気持ちはよく分かる)。

また観たいかと言われると別に観たくはないので、普通の映画だ。
ただし、ストーリーのベースとなっている「ドラゴンクエスト5」のゲームはまたプレイしてみたくなった。
そういう意味では、全くの駄作、というわけではないだろう。


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ディズニーの話題作。
25年前の同名アニメ映画を、CGで実写化(変な説明だなこれw)。
その感想。

これはね、ダメ映画です。
いや、正確にいうとダメではない。
チャレンジというか、プロジェクトとしてのやる意義は分かる。
やりたかった気持ちも分かる。
25年前には出来なかった、動物のリアルな描写が今なら出来る。
CGで作ったリアルな動物たちがアフリカのサバンナで生き生きと動く。
そんな「ライオン・キング」を見てみたかったという気持ちは分かる。
だけど、結果的に失敗している。
星2つ。★★
この失敗、観れば分かると思うけど、「そりゃそうだろ」でしかないのよ。
だって、ミュージカルをリアルな動物で出来るわきゃないのよ。

リアルにCGで作った動物は当然無表情なの。
口を少し動かす程度。
笑ったり泣いたりしない。
そりゃそうだ。
リアルが売りのCG動物だから。
なのに、ミュージカルなのよこれ。
無表情に口を少しだけ動かして、エルトン・ジョン作曲のかつての名曲を歌うのよ。
そんなの違和感しかないよ。
つまり、動物CGはミュージカルには不向きだっていう(よく考えれば誰にでも分かる)自明の事実が映画が始まってすぐに突きつけられ、その結果として、なんと25年前のアニメ版「ライオン・キング」の方がむしろめっちゃ面白く感じられるようになるという逆説的な結論。
これを観たあと25年前の「ライオン・キング」を観ると、めっちゃ楽しめるの。
なにしろ、今回のオープニングなんて、25年前のアニメ版と全く同じ構図、同じ動物、同じカット割りでCGが作ってあるわけで、ここまで全く同じものをCGで作る必要あったのかって思えてきて、笑けてくるのよ。
ディズニーも焼きが回ったなぁって。
何でもかんでもCGでやりゃ良いってもんじゃないのよ。
教訓だよ。教訓。
「ライオン・キング」はアニメが至高。
今回のCG「ライオン・キング」は、確かに映像はすごいけど、なんかイマイチでした。

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