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ディズニーの話題作。
25年前の同名アニメ映画を、CGで実写化(変な説明だなこれw)。
その感想。
これはね、ダメ映画です。
いや、正確にいうとダメではない。
チャレンジというか、プロジェクトとしてのやる意義は分かる。
やりたかった気持ちも分かる。
25年前には出来なかった、動物のリアルな描写が今なら出来る。
CGで作ったリアルな動物たちがアフリカのサバンナで生き生きと動く。
そんな「ライオン・キング」を見てみたかったという気持ちは分かる。
だけど、結果的に失敗している。
星2つ。★★
この失敗、観れば分かると思うけど、「そりゃそうだろ」でしかないのよ。
だって、ミュージカルをリアルな動物で出来るわきゃないのよ。
リアルにCGで作った動物は当然無表情なの。
口を少し動かす程度。
笑ったり泣いたりしない。
そりゃそうだ。
リアルが売りのCG動物だから。
なのに、ミュージカルなのよこれ。
無表情に口を少しだけ動かして、エルトン・ジョン作曲のかつての名曲を歌うのよ。
そんなの違和感しかないよ。
つまり、動物CGはミュージカルには不向きだっていう(よく考えれば誰にでも分かる)自明の事実が映画が始まってすぐに突きつけられ、その結果として、なんと25年前のアニメ版「ライオン・キング」の方がむしろめっちゃ面白く感じられるようになるという逆説的な結論。
これを観たあと25年前の「ライオン・キング」を観ると、めっちゃ楽しめるの。
なにしろ、今回のオープニングなんて、25年前のアニメ版と全く同じ構図、同じ動物、同じカット割りでCGが作ってあるわけで、ここまで全く同じものをCGで作る必要あったのかって思えてきて、笑けてくるのよ。
ディズニーも焼きが回ったなぁって。
何でもかんでもCGでやりゃ良いってもんじゃないのよ。
教訓だよ。教訓。
「ライオン・キング」はアニメが至高。
今回のCG「ライオン・キング」は、確かに映像はすごいけど、なんかイマイチでした。
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