そこそこの放送作家・堀田 延が、そこそこ真面目に、そこそこ冗談を交えつつ、そこそこの頻度で記す、そこそこの映画のブログ。
人生そこそこでいいじゃない



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M・ナイト・シャマラン監督の最新作。
多重人格ものスリラー。
その感想。

うーん、想像していたのと全然違うお話で、ある意味面白かった。
映画単体としてどうかといえばクソつまんない。
でもこの映画、M・ナイト・シャマラン監督のある過去作と密接に繋がっているので、そういう意味では面白い。
つまり、「ある過去作」を見ていないとまったく面白くない映画。
その辺はどうなんだろうと疑問に思う。
宣伝の時点で「○○○○(ある過去作)の続編」と宣伝したほうが良かったのではないだろうか?

僕はその「ある過去作」が実は好きで、結構評価が高い映画だったので、この映画も最後の最後で評価が上がった。
なるほど、「あれ(ある過去作)」の続きなのかと。
あれの続きなのだとしたら、なかなか興味深くはある。
だがいかんせん、映画単体として、あまりにもつまらない。
星2つ。★★

以下ネタバレ










この映画、15年前の映画「アンブレイカブル」の続編なのだ。
だからブルース・ウィリスがラストにワンカット登場する。
そして次回作は、ブルース・ウィリスとサミュエル・L・ジャクソンと、今作の主演ジェームズ・マカヴォイが共演する「The Glass」になるらしい。
この世に存在している不死で無敵のヒーローを演じる、ブルース・ウィリス。
その対極の存在であるザ・グラスを演じる、サミュエル・L・ジャクソン。
そして幼少期のトラウマが生んだ多重人格の1つ、ビーストを演じるジェームズ・マカヴォイ。
どんな映画になるか分からないが、M・ナイト・シャマランのシリーズものの今後に期待したい。

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キネ旬の2017年外国語映画ナンバーワンに選ばれた作品。
観ていなかったのでBlu-ray鑑賞。
その感想。

これはアカンやつ。
星4つ。★★★★
これはアカン。

スパッとシンプルに説明しちゃうと、「貧困」の話だ。
もう、映画というよりほぼドキュメントだ。
イギリスの貧困の現実と、それを救うはずのセーフティネットがいかにクソかを描いた映画。
これが本当にアカン話で、腹立つわ、可哀想だわ、救いがないわで、本当にアカン。
日本より先に斜陽した国イギリスの現実が、日本にオーバーラップして、日本にも近い将来、このような悲惨な貧困層が生まれ、このような悲惨な現実に直面するのではないかと恐怖する映画だった。
いや、近い将来の話ではなく、すでに起こっている現実なのかも知れない。
ここまでクソに描かれた役所は初めて観た。
イギリスの福祉制度の「ザ・お役所仕事ぶり」に怒りが沸騰し、あきらめに涙する映画だ。
これが現実だとしたらイギリスはもう終わっている。

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ゴールデングローブ賞を獲り、アカデミー賞最有力候補になっている作品。
どんなものかと公開直後に映画館にて観賞。
その感想。

これは相当な傑作。
星4つ。★★★★
感動できるいい映画、みたいなものでは全然ない。
どちらかと言えば、面白い、に近い。
笑える成分もかなり入っている。
中西部ミズーリ州の小さな町を舞台に、怒りが怒りを呼んでいき、悲しみが悲しみを招く「負の連鎖」を恐ろしく、ときに滑稽に描き、さらにその「負の連鎖」を理性と愛で押しとどめようとする人々の良心までをきちんと描きつつ、アメリカの田舎町に根深い人種差別の問題をがっつり織り交ぜ、アメリカの田舎町あるあると風刺とペーソスの効いた細部の遊び、そして意外性のあるパンチの効いたストーリーで描いていくという、なかなか妙味溢れる映画。
思わず上映中に「おおそうきたか」と唸ってしまった。
観客の想像しているようなベタなストーリーには全然ならないのがすごい。
最後の終わり方も秀逸。
うん、よく練られた脚本です。

これはアカデミー作品賞獲っても仕方ないな。
すっげー名作ではない(小粒といえば小粒な映画なの。だってFOXサーチライトだから)。
過去のアカデミー作品賞のどれに似ているか感覚的に言うと、「アメリカン・ビューティー」に近い。
でも「よくこんな脚本書いたなぁ」とは思うので、脚本賞受賞だけは間違いないだろう。
「シェイプ・オブ・ウォーター」との一騎打ち、どちらが獲ってもおかしくないと思う。

唯一の不満は、観客の誰もが抱く「あれへの答え」を一切提示せずに終わる点だと思う。
そこの答えをもし上手に用意できていたら(脚本的な妙味は失わずに、だ)、この映画は100%の名作になったかも知れない。
だが、答えがないからこそ名作になる映画もあるわけで。
でも僕は答えがある方が好きではある。
そこだけ。
うん、不満点はそこだけだな。

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昨年度アカデミー賞で、主演男優賞と脚本賞を受賞した本作。
なぜ作品賞に輝いたのか分からなかった「ムーンライト」に続いて観賞。
その感想。

はい、これは素晴らしかったです。
星4つ。★★★★
「ムーンライト」にはほぼ共感できなかったけど、こちらは共感できました。
ストーリーを云々解説するのは簡単だけど、言葉にすると陳腐になるだけ。
これは行間の心情を浴びるように感じる映画。
「ムーンライト」よりも100倍素晴らしいと思うのだけど、こちらが作品賞ではないというのは何か恣意的というか、結局マイノリティへの忖度が「ムーンライト」を押し上げただけで、映画としての本質的には脚本賞を獲ったこちらの方がいい映画なのではないかと思います。
とーーーーーーーーーってもいい映画でした。
ありがとうございました。

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ムーンライト スタンダード・エディション [Blu-ray]
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昨年度のアカデミー作品賞受賞作。
ずっとBlu-rayを寝かせていたのだが、ようやく観賞。
その感想。

想像していたのとだいぶ違った。
これが「ラ・ラ・ランド」を押しのけて作品賞受賞とは納得がいかない。
いや、だってさ、ぜーんぜん面白くないんだもん。
描きたいことは分かるし、映像は綺麗だし、いろいろ深いっちゃあ深いよ。
黒人の置かれた環境をリアルに切り取っていて、いろいろ考えさせられるよ。
でもさー、だとしてもあまりにもインディペンデントすぎるというか、雰囲気モノすぎねーか?
これが作品賞ってのは「ハートロッカー」とか「バードマン」のときより納得いかない。
「ラ・ラ・ランド」が実質昨年のアカデミー作品賞だな。
アカデミー賞はたまにこういうことが起きるからウザイ。
星は2つ。★★
まったく面白くもなんともないのだから。

明日、とても期待している「スリー・ビルボード」を観てくるのだが、大丈夫かな。
こういうインディペンデント系の映画って苦手なのよねー。
だってまったく面白くないんだもん。

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