そこそこの放送作家・堀田延が、そこそこ真面目に、そこそこ冗談を交えつつ、そこそこの頻度で記す、そこそこのブログ。
人生そこそこでいいじゃない



5月5日の子供の日。

何を隠そう子供の日は、20年前、僕がオトナになった記念日なのだ。
まぁ、そんな僕の甘酸っぱい青春の思い出なんて、皆さんには関係のないことなのだが。

本日は昼からずっと恵比寿近辺の制作会社でお仕事。
「ジャポニカロゴス」の定例会議→TBS特番の会議→「ラブ★ちぇん」のプレビュー2本分。

帰ってきてから、映画を1本見た。
いつか誰かがどこかで面白いと絶賛していたので、DVDを購入したものの、そのままずっと見ていなかった「サマータイムマシン・ブルース」だ。
なぜこの映画にしたかというと、なんだか今日は夏気分だったからだ。

サマータイムマシン・ブルース スタンダード・エディション (初回生産限定価格)

ポニーキャニオン


やられた!
素晴らしい!
ブラボー!

あの「バック・トゥ・ザ・フューチャー」以来、久々に美しいタイムマシンものを観た気がする。
タイムスリップの持つあの何とも言えないワクワク感とドキドキ感、過去と未来の様々な伏線が綺麗につながっていく爽快感が、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のアプローチとは全く違い、ひと夏の濃密でミニマムな出来事の中に、見事に凝縮されて描かれている。

日本人劇作家がこんなに面白い脚本を書いていることに、感動と嫉妬。
2005年の作品かぁ……
最近の日本映画はやっぱり元気だ。

しかし、この映画。
こんなに面白いのに、いったいどのぐらいヒットしたのだろう?
あまりヒットしたとは言えないんだろうなぁ。

監督は本広克行氏だ。
あの「踊る大捜査線 the Movie 2 ~レインボーブリッジを封鎖せよ」の監督さんだ。
日本実写映画の興行収入記録を持っている監督さんだ。
だが、あんなブランドムービーより、どう考えても、こっちの方が、中身は100倍素晴らしい。
映画のヒットって内容と関係ないのだ、つくづく。

オススメ。
星5つ。★★★★★

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5月4日の「みどりの日」
自宅からお台場→本土→お台場と移動していろいろお仕事。

基本的に祝日なんて関係ないテレビの仕事。
GWは道が空いていて嬉しいのだが、唯一お台場だけは別だ。
祝日にフジテレビで仕事があると、へこんでしまう。
何しろ、周囲が観光客でごった返しているからだ。

レインボーブリッジを渡るぐらいから早くも憂鬱になってくる。
道が混んでいるのだ。
平日はあまり見かけない「大宮」とか「山梨」とか「栃木」とか、中には「札幌」とか「鹿児島」とか「沖縄」とか、「どうやってここまで運転してきたんだ?」ってナンバーの車まで走っているのだ。

そして、島に渡るともう最悪だ。
フジテレビ前の交差点なんて、もうカップルや家族連れだらけなのだ。
信号待ちをしていると、カップルたちが、いちゃいちゃいちゃいちゃしながら、横断歩道を渡っていく。
家族連れが、キャッキャキャッキャしながら、ソフトクリームなんかを手にしてる。
それも、うじゃうじゃうじゃうじゃ、いるのだ。
あの交差点はただでさえ信号の待ち時間が長いのに、こんな日はいつもより長く感じる。
「こっちは仕事なのに~」とジェラってくる。
「ああ~出来ればオイラも休みてぇ」と思っちゃう。

で、フジテレビの地下駐車場に車で入ろうとすると「芸能人じゃないか?」と見ず知らずの人たちに車の中をのぞき込まれ、「なーんだ、知らんオッサンだ」みたいなガッカリ顔までされちゃうのだ。
悪かったよ、有名人じゃなくて!
ごめんなさい!
アッシが悪うござんした!

祝日のフジテレビでの仕事は、へこむ。
ひたすら、へこむ。
出来れば、行きたくない。

同じ観光地でも六本木ヒルズのテレビ朝日の場合は、祝日に仕事で出掛けてもあまりへこまない。
なぜだろう?
汐留の日テレも、赤坂のTBSももちろんへこまない。
神谷町のテレビ東京はいわずもがな、だ。

やはり、本土と島の差なのだ。
あの島は、本来遊びに行くところなのだ。
うん、絶対そうなのだ。

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5月3日の憲法記念日。
連休初日で、格段に都内の道は空いていた。
恵比寿→TBS→麻布と移動して、いろいろな会議。

途中、駒沢通りで唐沢寿明さんが運転する車とすれ違う。
赤いビンテージのオープンカー。
サングラス姿で、一瞬トム・クルーズかと思った。
めちゃくちゃカッコイイ!
残念ながら隣に山口智子さんの姿はなく、お一人だったが……

以前「おしゃれカンケイ」の構成をしていたとき、唐沢寿明さんとの打ち合わせに行った。
そのときもビンテージカーが趣味だと話されていて、日テレに車を持ってきてもらい、番組内で紹介してもらった。
当時は確か1950年代のシルバーのポルシェだったと思うが、今も車が趣味なのは変わらないらしい。
トークが抜群に面白い方なので、本当はもっとバラエティに出て欲しい。
だけど、オファーしてもほとんど無理。
まぁ、本業は役者さんなのだ。
仕方ない。

役者さんといえば、我が家の裏に、俳優のTさんと女優のOさん夫婦が住んでいる。
僕と同じ時期に、分譲された土地の一区画を買って家を建てたのだ。

数年前のある日、僕が新築の家の前で、洗車だか、草むしりだか、をしていたとき。
俳優Tさん、女優Oさんらが家族みんなで、自分たちが購入した土地を見にやってきた。
うちの前の私道をテクテク一家4人で歩いてきたのだ。
そこで僕は、隣人として普通に「こんにちは~」と言った。
そしたら、なんと、無視されたのだ。
シカトである。

こっちは洗車だか、草むしりだか、をしていたのだ。
どう見ても、ご近所さんだろう。
なのに、無視されたのだ。
住民ではなく、変質者だと思われたのだろうか?
車上荒らしだとか、空き巣だと思われたのか?
確かにヨレヨレのユニクロのジャージ姿だったけど。

あれ以来、個人的に俳優Tさんと女優Oさんが好きじゃない。
無視されたからだ。
無視の恨みは恐いのだ。

今もご近所さんなので、たま~に見かけるけど、あいさつはしてやらない。
だって、また無視されたら、それこそ僕は傷つくじゃないか?

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なんだか、このブログの読者が日々増えていくのだ。

すると、申し訳ない気持ちになってくる。
プレッシャーがかかってくる。
「なんか格好いいこと書いちゃってるぞ」と反省したり。
「ホントの自分はそんなにシャレてないぞ」と思ったり。
「もっと身を切って笑いを取らねば」という職業病が出たり。

僕のことを直接知らない皆さんまでもが、どうやら読んでくれているようなので、僕の実像を出来るだけ多面的にきちんと伝えなければ、なんだか申し訳ないような気持ちになってきちゃったのだ。
分かってもらえるだろうか?

というわけで……

今回は、読者を減らす覚悟で、アダルトビデオの話題だ。

結婚していた6年間、我が家は原則AV禁止だった。
非AV三原則「持たず 見ず 持ち込ませず」が存在していたのだ。
だが、時にはネットでこそこそと及川奈央やら何やらを見ているのが見つかり、夫婦喧嘩もした。
別に僕は独身時代そんなにAVが好きでもなく、家には青春時代の思い出である星野ひかるのDVDが2枚あっただけなのだが、禁止されると人間、途端に見たくなる。
そんなものだ。

で、離婚して、僕は解き放たれてしまった。
非AV三原則の撤廃だ。
6年間見ることが出来なかったAVが好きなように見られるとあって、そうとう見た。
というか、amazonでDVDをそうとう買っちまった。
そして、分かったことがある。
6年の間に、AVは驚くべき進歩を遂げていたのだ。

今、AVは購入すると大変なことになっている。
なんとレンタルと売り物で中身が違うのだ。
その大変なことの詳細はさすがに書かないが、まぁ、とにかく、大変なのだ。
あえていうなら「ハイパーギリギリモザイク」なのだ。
すごいぞ。
それに、女優さんが昔と違い、可愛いのだ。
まぁ、びっくりだ。

えーい、この際だ。
正直に書こう。

毎日毎日、見ていたぞ!
ああ、そうさ!
毎日さ!

このブログを始めた最初の方で「1日何度も風呂に入っちゃう」ということを告白したが、そこに「1日何度もAVを見ちゃう」という現象も同時進行で起こっていたのだ。
我ながら、ひどい有様だった。

で、さすがに飽きたのだ。
それに、AVソフトが自宅にたくさんある38歳バツイチもどうなのだろう、と目が覚めたのだ。
そこで、ソフトは先日、全部まとめてブックオフに引き取ってもらった。
自宅からAVソフトは一掃されたのだ。
なんだか、ほっとしているのである。

だが、問題はネットだ。
今の時代、ネット上にAVの動画がいっぱい落ちていて、思わず見てしまうのだ。

そこで、僕はあるシステムを取り入れることにした。
AV大好きな劇団ひとりくんが開発し、某番組でしゃべっていたシステム「AVOS」だ。
アヴォスと読む。
「Adult Video Only Sunday」の頭文字を取ったものだ。
つまり、日曜日のみアダルトビデオが見られる、という画期的なシステムである。

劇団ひとりくんは「AVOSシステムを採用することで、毎週日曜日が待ち遠しくなる。その分、月曜から土曜までの時間がとっても長く感じ、人生をも長く感じることが出来る」と力説していた。
この、ともすると光陰矢のごとしで流れ去っていく人生を、引き延ばすという、AVOSシステムのものすごい効果については、僕は全く実感がないのだが、とにかくAVOSシステムを採用することにしたのだ。

いや待て。
日曜日が本当にいいのだろうか。
月曜日だけ見られるAVOMシステム。
水曜日だけのAVOWシステム。
火曜日と木曜日、週に2回チャンスがあるAVOTシステムもあるぞ。
いや、そんなこといったらAVOSも、土曜日と日曜日、2日連チャンでOKか。

うーむ、困った。

皆さんは、どのシステムがいいと思いますか?

で、ふと気付いた。
憲法記念日にいったい僕は何を書いてるんだ?

非核三原則は大事です。

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一応平日だが、都内はまだまだ空いていた火曜日。

早朝から自宅でいろいろ原稿書き。

その後、原宿の制作会社で「桜塚ヤンキース」の定例会議。
くだらないゲーム企画をみんなで出し合ってワイワイ。
帰り道、明治通りのhiromichi nakanoとpaul smithでシャツを5枚、適当に買い込む。

品川の編集所で「あいのり」のナレーション打ち合わせ。
担当ディレクターが昨日から39℃の高熱でダウンしているとのこと。
ゴールデンウィークだというのに気の毒に。

編集済みのテープをADくんが探してくれる。
10分ほど探してようやく目的のテープを発見。
オンエア3週分の旅の様子が入っている。



オフライン室に積まれた山のような収録済みテープ。
男女7人の海外恋愛旅行を、複数のカメラで連日撮影してきた膨大なテープの中から、ディレクターはこの部屋で、必要な部分だけを抽出し、凝縮して、オンエアにのせていく。
放送される映像は、収録した全ての映像の1%もない。



抽出と凝縮。
毎日テレビで当たり前のように放送されるいろんな番組。
その細かなワンカットワンカットの全てが、ディレクターたちの手作業による「抽出と凝縮」で作られている。
たった1秒、3秒、10秒のカットも、全て吟味され抽出されたものだ。
たった5分の番組でも、膨大な映像をギュッと凝縮したものだ。

それでも、番組は一度放送されたらそれきりの命。
使い捨てられ、消えていく、はかなさの美学……

わりと早い帰宅。
死んだように寝て、夜中にハッと目覚める。

元妻からメールが届いていた。
このブログを発見したとのこと。
問題のある部分を削除し、文章を修正。

今、水曜日の朝5時。
消えていく、残らないものを作るため、また長い1日が始まる。

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振り替え休日の月曜日。
昼過ぎ、車で仕事に出掛ける。

今日はいい陽気だった。
前後を走る車、すれ違う車、多くが家族連れやカップルだ。
とくに駒沢公園の周辺は、幸せな笑顔にあふれている。
平日の都内と違い、みんなゆっくりのんびり走っている。
東京都以外のナンバーの車も多い。
休日の道が空いていて嬉しいのは、いつものこと。

最近、オープンカーが本当に増えた気がする。
ルーフを開けて走っている車も、今日は目立った。
たいてい男1人の運転だ。
たまにカップルもいる。

そういう僕も1台オープンカーを持っている。
メルセデスベンツのSLK350だ。

↓TBS地下駐車場にて撮影


以前、某Lディレクターから売ってもらった緑のSLK230に乗っていたのだが(ちなみにこの緑のSLKは映画「スペーストラベラーズ」の撮影に貸したので劇中に一瞬出てくる)、家を建てるとき、資金不足におちいり、泣く泣くガリバーに売ってしまったのだ。
しかし、ずっとSLKに未練があった僕は、離婚で駐車場が一台空いたので、年末にディーラー認定中古で見つけたこの車を買った。
以来5ヶ月。
数度しかルーフは開けてない。

購入直後、一度オープンにして仕事に出掛けたことがあった。
駒沢通りを走り、恵比寿を抜け、局に向かった。
だが、その様子を北本かつらに見られていたことが、後日判明したのだ。
「颯爽と風切って走ってましたね~、ホリタさん」と、会議ネタにされたのだ。
まったく、かつらめ。
恵比寿の漫画喫茶にばかり入り浸っているのだ、ヤツは。

で、このようにオープンカーで走っているところを知人に見つかるのって、とても恥ずかしいのだ。
まるでバブリーオヤジみたいじゃないか?
なので、それ以来、都内で開けるのは極力避けている。
夜中にコソコソ開けるぐらいだ。

昼間、オープンカーをオープンして堂々と走っている男を見ると、ちょっと羨ましい。
サングラスなんか掛けちゃって、格好いいではないか?
僕はメガネが必須なので、サングラスが掛けられないのだ。
コンタクトにするか、度入りのサングラスでも作れば、話は別なのだが。
さらに、隣に可愛い女の子を乗せて走っている男を見ると、歯ぎしりするほど羨ましい。
僕には隣に乗せる女の子がいないのだ。
誰か乗ってくれ!
募集する。

こういうのを「宝の持ち腐れ」という。

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